巻き込まれた図書委員   作:名前はまだ無い♪

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本編は約一ヶ月ぶりの投稿!


episode.18「ちゃんと来たのね」

 絢瀬さんが帰ってから暫く。誰もいない図書室にいるのは私と遥さんのみ。

 

「遥さん」

「なんだい?」

「突然だけれど、「はるかっか」とお呼びしても良いですか?」

「本当に突然だな! まぁ良いけど」

「嘘ですよ、冗談です。今まで通り「遥さん」と呼びますよ」

「冗談だったんかい。ま、そんなこったろーと思ったけど」

「一応理由をお聞きしてもよろしいですか?」

「だって友実が誰かを呼び捨てにしてるの聞いた事ないし」

「あら、これでも妹は呼び捨てですよ?」

「妹って、友香ちゃんだっけ?」

「はい。よくご存知ですね」

「前に友実のアドレス帳見たからね」

「勝手に人のを覗いたらダメですよ…………勝手に覗かないで下さいよ!!」

「ふむ。今の反応の遅さからして、友実は今眠いとみた」

「そんな考察よろしいですから、勝手に見ないで下さいよ」

「あぁアドレス帳ね。あれ嘘」

「……本当ですか?」

「さぁね?」

「もし、本当に覗いたと言うのなら」

「言うなら……?」

「私の友達が一人消え去ります」

「本当に冗談ですすいませんでした。友香ちゃんの名前はこの前チラッと見えた友実のスケジュール帳に書いてあったのでカマかけてみただけでず」

「それなら良いんですよ」

「それで君達はいつまで残るつもりなんだい?」

「あ、松田先生お疲れ様です」

「まっちゃん聞いてよ〜。友実が虐めてくる〜」

「遥さん、虐めているのではなく、正確には常識を説いてるんですよ」

「そんなバカな!?」

「あ、すいません。もっと細かく言うなら弄りながら遊んでました」

「さっきの全然正確じゃないじゃん!」

「どうもありがとうございました」

「あら、漫才してたの?」

「漫才してた覚えはないからね!?」

「そんな……私がツッコミで遥さんがボケねって話はどうなったんですか!」

「友実がボケてる時点で破綻してるよ!」

「二人とも? ふざけてるのなら早く帰って勉強したら?」

「あ、私いつもノー勉なので」

「勉強しないでトップ10に常駐してるとか、遥さんって頭良いんですよね〜」

「おっとそれは普段の私の言動がバカみたいだと?」

「そう思われたくないのなら、もう少し委員長の仕事を」

「さ、早く帰るよ友実!」

「あ、待ってください遥さん! それでは松田先生お疲れ様です」

「はいお疲れ様でした。テスト頑張ってね」

 

 笑顔で手を振る松田先生にお辞儀をして、私は逃げるように出て行った遥さんを追う。図書室の鍵は松田先生が掛けるから放置で大丈夫。

 

 

 

「た、ただいま〜」

「お姉ちゃんおかえり〜って、なんか疲れてない?」

「うん、ちょっとね」

 

 あれから三十分くらいかな? 遥さんとの全力疾走の鬼ごっこが繰り広げられ、捕まえたあとちょいと説教、それからの帰宅だからね。普通に疲れたし、多分勉強する体力ない。遥さんめ……

 

「あのさ、疲れてる所悪いんだけど」

 

 あ、嫌な予感……

 

「英語教えてくれ」

「ごめん友香。私これから自分の勉強するあるから! 意味を口に出しながら単語を書いてれば覚えるよ!」

「え、ちょ、お姉ちゃん!?」

 

 あはは。不思議だね。さっきまでの倦怠感は嘘のように勉強したくなってきたよ!

 

☆☆☆

 

遥さんとの校内鬼ごっこから早一週間。テストも終わり、あとは結果を待つだけの学生にとっては苦の時期。私は一人のんびりと生徒会室でテスト前にボッシュートされた本を読んでます。しかし幸福な時間はそう長く続かないもんだね。

 

「友実っち。ちょっとええかな」

「……はい、なんでしょう」

「今からウチとえりちは理事長の所に行くんやけど」

「分かりました。またここで待ってますね」

 

 この前と違って今の時期は特に忙しくないから、のんびり本でも読んで待っていますか。

 

「そうやなくて、友実っちにもついて来てもらいたいんよ」

 

 なん、だと。前回はいなくても問題なかったのになんで今回は私もなんだ。

 

「理事長からあなたも一緒に来るように言われたのよ」

「……分かりました。理事長直々の指名なら行かない訳にはいきませんね」

 

それにしても彩さんは私に何のようなんだろう? なんか怒られるような事したっけ? 取り敢えず話してる間に来た会計の子に留守を任せ理事長室へ

 

という訳で来ちゃいました理事長室。

う〜この重そうな扉っていつ来ても慣れないんだよね。まぁ中にいるのが彩さんだって分かってるからそんなに緊張はしてないけど。

 

「失礼します」

 

 絢瀬さんがノックをし、扉を開ける。

 

「ちゃんと来たみたいね」

「まぁ来るように言われましたので……」

 

 素っ気なく答えてるのは別に彩さんが嫌いとかじゃなくて、この空間? が苦手なんだよね。あとシリアスな空気?

 

「それで理事長。私まで呼んだ理由はなんですか?」

「……実はね」

 

 それから彩さんは机に肘を着くと真剣な表情になる。

 

「音ノ木坂学院は来年より生徒募集をやめ、廃校とします」

「そんな! 説明してください!」

「ごめんなさい。でもこれは決定事項なの」

 

 まぁ学期始めにも言ってたから別段驚きはしない。ただちょっと

 

「ちょっと早くないです」

「今の話、本当ですか! 本当に廃校になっちゃうんですか!?」

「ちょ、穂……高坂さん落ち着いて下さい」

 

 て言うかなんで穂乃果達がここにいるんだよ。あぁそういえばにこから、愚痴がてら彩さんに「ラブライブ!」出場を直訴したって聞かされたな。それが原因か。

 私が考え事をしていると穂乃果が二日で何とかしてみせると言い出した。いや、無理だろ。

 

「いいから高坂さん落ち着いて下さい。まだ理事長のお話は終わってないみたいですし。ですよね?」

「えぇ。廃校にするというのは「今度のオープンキャンパスの結果が悪かったら」と言う話よ」

「オープン、キャンパス……?」

 

 まさかこの娘オーキャン……オープンキャンパスを知らないとか言い出しはしない、よね?

 

「そこで見学に来た中学生にアンケートを取って、その結果が芳しくなかったら廃校。そう決まったのよ」

 

 なるほど。て事はまだ望みはあるのか。しかしオーキャンって何かしら心に残るものがないとダメなんだよね。今度のオーキャンって確か二週間後の日曜日か。それまでに何か打開策を……東條さん?

 ふと東條さんの方を見ると何やら不敵な笑みを浮かべていた。一体何を企んでるのやら

 

「理事長。オープンキャンパスのイベント内容は生徒会で提案させて頂きます」

 

 絢瀬さんの真剣な眼差しに彩さんも仕方ない、といった様子で許可を下す。あーこりゃ読書時間がまた削られるわ。

 

「失礼します。さ、行きましょ」

「え、あ、はい」

 

 取り敢えず絢瀬さんに続いて理事長室を出る。これから会議かな。

 

 

 生徒会室に戻ってくるやいなや早速会議が始まる。

 

「これより生徒会は独自に動きます。何とかして廃校を食い止めましょう」

「……」

「何かあるん?」

 

 あのーいきなり私に振るのやめてもらってもいいですかね。ほらそこにも一生懸命考えてる子がいるじゃないですか……だぁー! そんなジッと見ないでよ! 分かったよ。案を出せばいいんだろ!

 

「う~ん……」

 

 まぁ息込んだのは良いけどそんなあっさり妙案が出る訳も……あ

 

「高坂さん達、アイドル研究部と協力体制を取るっていうのは」

「……他には」

 

 あれ? お気に召さなかった感じ?

 

「え、えーと他には……あ、そういえば友香が音ノ木坂の制服が可愛いと言ってましたよ」

「へぇ~。友香ちゃんも来年ここ受けるん?」

「この間聞いたんですが、はぐらかされてしまいまして。どうやら母は知ってるみたいなんですが」

 

 あれ? 話逸れてないか、これ。まぁそこから四人で話し合い、この学校の楽しい所や飼育している動物(アルパカ)の紹介などをする事に決まった。μ'sの件は一旦保留になったけどね。

 

 

 

 

 

 余談だが、アルパカを生徒会で愛でに行った時に絢瀬さんがアルパカに唾をかけられる事件が発生したが、まぁご愁傷様としか言えない。確かアルパカって威嚇目的で唾を吐くって聞いた事があるな……

 ちなみに絢瀬さんはすぐにシャワールームに行って激臭を落としたから、二次災害とかは起こってないと思う。

 

 




【妹ラジオ】
友「ヤッホー久し振りの【妹ラジオ】! 張り切って行くよー!」
雪「お、おー?」
亜「おー!」
友「さて約一ヶ月ぶりの【妹ラジオ】。何かと積もる話もあると思うけど、何から話す?」
亜「作者が最近ポケットなモンスターにハマった事とか?」
雪「え、今の時期的に狩る方じゃないの?」
友「そういう話はこれが終わったらやろう? それより本編、本編」
亜「お姉ちゃん達テスト頑張ってたね!」
雪「テストと言えば、二人とも結果どうだったの?」
友「私は前回とあまり変化なし」
亜「ふっふーん。私は少し上がったよ!」
雪「むむ。これは亜里沙に負ける日が来るかも……」
友「そういえばさ、そろそろオーキャンの時期だけど、二人はどこ行くの?」
亜「私は音ノ木坂に行くよ! 雪穂も友香も一緒に行こうよー!」
雪「と、言う訳で私も亜里沙の付き添いで音ノ木かな。友香も一緒に来る?」
友「うーん。まだ考え中、かな?」
雪「そっか。あ、もう時間みたい」
亜「前から思ってたんだけど、その時間ってどうやって決めてるの?」
友「主に文字数とネタが尽きるまでのどっちかみたいね」
雪「友香、メタいよ」
亜「それじゃあ終わりにしよっか。せーの」

『バイバーイ』

友「あ、次回は私のスピンオフ第二弾らしいよ!」
雪「なんで思い出したように今言ったの……」
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