仮面ライダーマッハ!‥‥‥じゃないの?!   作:帆金 焔

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DXルパンガンナーを手に入れた!仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武MOVIE大戦フルスロットルのレンタルDVDを見た!だから書きたくなりました!
いつもその瞬間の思いつきで書いているので出来の方は‥‥‥良いかもしれないし悪いかもしれない!その辺の判断は皆さんにお任せします!



退屈少女と大怪盗

 ここに一人の少女が居る。

 名は野々瀬崎 明日那(ののせざき あすな)、所謂『天才』という部類に入る人間だ。

 中学生でありながら頭脳は東大生レベルを誇り、スポーツについても男子相手多対一方式の試合をしようが余裕で勝ち、テレビゲームを含めどんなオモチャであろうとほんの一・二分見聞きしただけで遊びこなしてしまう。

 いかなる事であろうと完全完璧にこなしてしまう。

 だからだろう、野々瀬崎 明日那は思う。

 

 

 

 つまらない。

 

 

 

 全てを完璧にこなしてしまうが故に、野々瀬崎 明日那はいつしか『楽しむ』ということを忘れてしまった。

 何の刺激もない、色で例えるなら『灰色』になってしまった世界。

 野々瀬崎 明日那に友達は居ない。

 

『天才』であるが故に疎まれ、

 

『天才』であるが故に誰もが離れていき、

 

 野々瀬崎 明日那は『孤独』だった。

 しかし、今まで苦だと思ったことは一度もない。

 そういった感情すら、野々瀬崎 明日那を刺激するには至らないのだから。

 

 野々瀬崎 明日那は求める。

 

 空虚になってしまった私の世界を満たしてほしいと。

 退屈でしかない世界に誰か、刺激を与えてほしいと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ならばしばらく、私に付き合ってみる気はないかい?お嬢さん』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 男性の声だ。

 だが、声は確かに聞こえたはずなのに姿が見えない。

 一瞬幻聴を疑ったが、自分の脳は聞こえた声をハッキリと記憶している。

 辺りをもう一度、注意深く見てみるがやはり誰も居ない。

 

『お嬢さんお嬢さん、どこを見ているんだい?私はこっちだ』

 

 こっちってどっちのことだ?野々瀬崎 明日那は若干の苛立ちを覚えたが、声をよくよく思い出してみると、自分の左側から聞こえたような気がする。

 

『そうそう、こっちだこっち。そして目線を下に向けようか?』

 

 下に?言われた通りにしてみると、そこには一台のミニカーがあった。

 まさか‥‥。野々瀬崎 明日那はそう思ったが、その『まさか』が起きる。

 

『初めまして、お嬢さん』

 

 自分の目の前で今、『ミニカーが喋った』。

 

『私はゾ「‥‥近所の子供にあげたら喜ぶかしらね」‥‥‥おいおい、縁起でもないことを言わないでくれたまえ』

 

 咳払いをするミニカー。

 

『では改めて‥‥。初めまして、お嬢さん。私はゾルーク東条』

「ゾルーク‥‥東条‥‥?」

 

 その名前には聞き覚えがあった。というかそもそも、目の前のミニカーにでさえ見覚えがある。

 

「ゾルーク東条って‥‥‥『アルティメットルパン』のゾルーク東条‥‥?」

『おや?私の事を知っているとは、光栄だね』

 

 野々瀬崎 明日那は『その映画』を一度だけしか観ていないが覚えていた。

 

『アルティメットルパン』と呼ばれた怪盗、ゾルーク東条。

 

 映画・『仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武MOVIE大戦フルスロットル』に出てくる劇場版オリジナルライダー。

 劇中では仮面ライダードライブ・泊 進之介と戦い、一度は勝利と『仮面ライダー』の名を得る。

 再び戦い、その戦いにて敗れるも映画の最後では、いつの間にかバイラルコア、つまりロイミュードの体を得ていた。

 野々瀬崎 明日那はゾルーク東条に関しての知識を思い出していて、ある大きな疑問にぶち当たる。

 

 

 何故、ゾルーク東条が存在している?

 

 

 全ては『映画の中のお話、現実には存在し得ない』はずだ。

 

『ふむ‥‥‥。『この世界』ではそういうことになっているようだね?』

 

 ゾルーク東条の言い回しに、野々瀬崎 明日那は一つの可能性を思い浮かべる。

 

「『平行世界』‥‥‥」

 

 人間体の姿で現れていればきっと、ゾルーク東条は野々瀬崎 明日那の言葉にニヤッと笑みを浮かべるのが見られただろう。

 ゾルーク東条は言う。

 

『察しが良いね。そう、私は君達が創り出した仮面ライダーの世界が『現実に存在する世界』から来たのさ』

 

 まさか平行世界の存在と出会うことになろうとは。

 野々瀬崎 明日那は問う、何故私を選んだのかと。

 

『何、ほんの気まぐれさ。それでどうだろうか?私と一緒に来れば、まずこの世界では味わえない刺激を体験できるとお約束しよう』

 

 野々瀬崎 明日那に家族は居ない。

 母親は一年ほど前に病気で他界、父親はさらにその一年前に別の女を作って消えた。

 両親は元々、駆け落ち同然の結婚らしく、野々瀬崎 明日那は両親以外の身内の存在を知らない。

 故に天涯孤独の身であり、故に決断するのも早かった。

 

「‥‥‥私の世界を面白くしてくれるなら、その誘い、乗らせてもらうわ」

『フッ‥‥では決まりだね』

 

 野々瀬崎 明日那の手に現れるは『ルパンガンナー』。

 

『それを君に進呈しよう』

 

 玩具ではなく『本物』のルパンガンナーだ。

 銃口を左手に押しつけ、野々瀬崎 明日那は『あの言葉』を叫ぶ。

 

「‥‥‥変身!!」

 

 

 

 

 

《ルパーン!》

 

 

 

 

 

 高々とルパンガンナーを掲げ、銃口から撒き散らされる輝く宝石達。

 それが野々瀬崎 明日那を包み込み、その姿を『仮面ライダー』へと変えた。

 

「‥‥‥私はルパン。『仮面ライダールパン』‥‥!」

 

 

 

 しばらく先の事だが。

 仮面ライダールパンこと野々瀬崎 明日那は後に、とある少年と出会うことになる。

 

 

 

 

 

 




アンケート締め切りまで我慢するつもりだったけど、結局一つ書いてしまった!
後悔は‥‥‥するかもしれないし、しないかもしれない!
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