では、どうぞ!
「はぁ~‥‥‥やっぱ良いよなぁ~‥‥♪」
やぁ、皆元気してるか?俺は四ノ宮 鋼(しのみや はがね)18歳。
来年卒業となる、仮面ライダーとプリキュアが好きなごく普通の高三男子だ。
周りは就活やら大学受験で忙しく、まぁ、俺も本来ならその中の一人ではあるのだが。
どぅぁあが、しっかーーーーーし!!
今の俺には!!
就活よりも!?
大学受験よりも!?
そんな事が道端に落ちている石ころ並みにどーーでもいい程の重要な事がある!!
それはズバリ‥‥‥‥‥‥‥‥『恋』だ!!
俺は今、ある一人の少女に恋をしている!!
あの娘のことを考えるだけで、その笑顔は頭から離れず!胸の鼓動は高鳴り!顔は熱くなる!!
これを『恋』と呼ばずして何と呼ぼうか!?
そう‥‥!!これは『恋』としか呼べない!!恋愛万歳!!
「うへへへっ‥‥♪やっぱ何度見ても可愛いよなぁ~‥‥♪」
うへへ──
「キショいわ、ど阿呆!!」
ドガッ!
「へぶっ!?」
誰かがいきなり、背後から俺の後頭部を強打してきやがった。
イテェなチクショー!おかげで顔面を机にぶつけたじゃねぇかよ!?
「くぅ~~っ!?何すんだよ、誰だコノヤロー!?」
「俺だ、バカ!」
背後に立っていたのは俺の幼馴染み、名を薬部 左門(くすりべ さもん)。
保・幼・小・中・高と同じで最早、腐れ縁と言っても過言ではない『俺の人生を変えてくれた』男だ。
「朝から教室でキショい顔すんな!周りを見てみろよ!?皆、ドン引きしてるぞ?!」
ふむ。確かに左門の言う通りの状況になっているが‥‥‥‥‥だから何なんだ?んなの、俺に何も関係ないだろ?
周りが俺をそういう目で見てるならそいつらは所詮、その程度でしか物事を見れないんだ。そんなの、ほっときゃあいいんだよ。
「はぁ~‥‥‥お前さぁ、それなりにイケメンなんだから少しは自重しろ。今のお前、何て呼ばれてるか知ってるか?」
えっと‥‥確か『顔だけ詐欺師』だっけ?
「そう!『顔だけ詐欺師』!イケメンなのに、蓋を開けたら中身(性格)は残念っつー‥‥!」
「いやいや。そんなの、周りが勝手に言ってることだろ?俺自身が何か言った訳じゃないから知らんがな」
「はぁ~‥‥‥‥‥‥で?朝からキショい顔してた理由は?」
左門はコンビニで買ったであろう紙パックの野菜ジュースにストローを刺し、それを飲み始める。
「おぉ、そうだ聞いてくれ!!俺、好きな娘が出来た!!」
「ぶーーーーーーーっ!?!?げほっげほっ‥‥‥マ、マジか?!えっ?!ちょっ!?本当に?!」
「おうっ、マジマジ!左門、お前のお陰だ♪」
「そうかそうか。お前もやっと──(‥‥‥‥‥ん?俺、最近、鋼に女の子紹介したっけか?)。それで?どうなんよ?」
「もう、これがまたたまんなく可愛くてさぁ~~‥‥!年下だろうと──」
「(年下‥‥?‥‥‥こいつ、誰のこと言ってるんだ?俺、年下紹介した覚えないぞ?)‥‥‥な、なぁ、鋼。相手の写真とか見せてもらえるか?」
左門が妙なことを言い出す。
何言ってんだ、左門の奴。自分から紹介しといて‥‥‥まさか顔を忘れたとか言うんじゃないだろうな?‥‥まぁ、いいや。俺のお気に入りベストショットを見せてやるとするか。
俺はスマホを操作し、ギャラリーを写真を出す。
「ほら、この娘だ♪」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥はっ?」
スマホの写真を見て左門、(゜ロ゜)?な顔をする。
で、一言。
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥何、これ??」
「はっ?お前が見せろって言うから見せたんじゃないか」
「‥‥‥いやいや。俺はお前が好きになった娘の写真が見たいのであって」
「だから!今、それを見せてんじゃんか」
「‥‥えっ?マジ?それ‥‥‥本気で言ってんの‥‥?」
「おう!」
すると左門、何故か俯き、体をプルプルと震わせている。
左門、どうした?
あっ‥‥ひょっとして。‥‥‥そうかそうか、自分のことのように喜んでくれるか‥‥!
「‥‥‥‥‥おい、鋼‥‥」
「ん?」
「この娘‥‥‥」
「どうしたよ?」
「‥‥‥お~~~ま~~~え~~~は~~~‥‥‥‥‥アホかーーーー!?!」
左門、何故か爆発。
「この娘!どこをどー見たって!『ドキドキプリキュア』の!『相田 マナ』じゃねーーかよーーー!?!」
うん、そうだけど‥‥‥だからって、何で爆発してんだよ?怒る意味が理解できん。
「お・れ・はっ!?お前が好きになった娘を見せろっつったの!!」
「だから見せてんじゃん。俺が好きになったのはこの娘、『相田 マナ』ちゃんだ♪」
「この娘は二次元だボケーーーッッ!!」
さて。舞台となるプリキュア世界、分かってもらえたかと思います。
そう!この物語、舞台はドギドキプリキュアの世界へ!
仮面ライダーの登場人物も何人か出そうかと考えているので、お楽しみに。