前回倒れてしまったポルは、目覚めるのでしょうか?
ガレット達は、四人でなんとかポルを持ち上げ、近くにあった部屋のなかに身を隠した。
何度か起こそうと試みたが、ポルが目覚める気配はない。
ガレット達はスコーンの提案で、部屋のなかにあった机などを使い、窓を封鎖した。
そして四人でポルを囲むようにして座り込むと、これからどうするかを話始めた。
「どうするもこうするもないよ!僕達、ポルが居なくちゃ何にも出来ないんだから!!すぐに捕まって、食べられるに決まってるよ!!!」
ティラミスが、はんばやけになったように喚く。
「落ち着いて、ティラミス。大丈夫、私達は食べられたりなんてしないから」
ガレットが慌ててティラミスを慰めようとするが、彼女は頭を振って喚き散らす。
「大丈夫!?何を根拠にそう言うのさ!ポルが起きなかったら、僕らは殺されちゃうんだ!!」
「やだ。。私、まだ死にたくないよお……」
ティラミスの言葉で不安に刈られたレイが、そう言って泣き出す。
ガレットとスコーンがなんとか二人を慰めようとするが、二人は全く言うことを聞いてくれない。
「きっと、一人ずつ弱い子から殺されちゃうんだ。。
だって、その方が捕まえやすいんだから」
ティラミスがそう言うと、レイが悲鳴をあげてしゃがみこんだ。
この中で一番弱いのは自分だと言うことを、レイは知っていた。
だからこそ、ティラミスの言葉に真っ先に反応したのだ。
「落ち着けって!!俺達は食べられないし、殺されもしねぇ!ポルがいるし、俺もいるだろ!!」
スコーンがそう叫ぶと、ティラミスは逆上したのか、言い返してきた。
「ふざけないで!さっき、吐いてたじゃんか!!護れる勇気もないくせに、無責任なこと言わないでよ!!」
「ティラミス!!どうしてそんな酷いこと言うの!?スコーンは、私達を励まそうとしてくれてるのにっ」
ティラミスの言葉に、ガレットがキレる。
その言葉にティラミスが言い返し、またガレットも言い返し……と、悪循環が続いていく。
スコーンはなんとか止めようと試みたが、何も言うことが出来なかった。
ティラミスの言う通り、自分には何もできない。
その証拠に、まだ体の震えが止まっていなかった。
ティラミスとガレットは未だに言い合いを続けており、レイは泣きじゃくったまま顔をあげようとすらしない。
唯一現状を打破できる力を持っているはずのポルも、意識を失ったまま身じろぎひとつしない。
スコーンは、目覚めないポルに小さく声をかける。
「・・・ポル。俺、どうしたらいーんだろ。。レイは泣いてるし、ガレットとティラミスは喧嘩してるし。。俺、何もできない。・・・助けて。。」
泣きそうになりながら、スコーンがそう弱音を漏らした時。
ガンッ ガンッ ガンガンガンガンガン!!!!!
ポルが目覚めないことで、子ども達の精神状態は限界寸前となってしまいました。
ムードメイカーだったティラミスと、必死に冷静さを保とうとしていたガレットの間では、喧嘩が勃発。
元々怖がりのレイに至っては、泣いたまま動こうとしない。。
スコーンまでもが、弱音を吐く始末。。。
しかし、そんな子ども達に、更なる恐怖が・・・?