お菓子のお家   作:深緑の古龍

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早速、更新です。
結構、早く更新していけるかもですね~~♪
え、そんなことどうでもいいから、早く書け?
デスヨネ~。。
では、序章をお楽しみください。。。


序章 ヘンゼルとグレーテル

昔々、ヘンゼルとグレーテルという可愛らしい兄妹がいました。

ヘンゼルとグレーテルは、優しいお父さんとお母さんの元で、幸せに暮らしていました。

そんな、ある日のことです。

お母さんが、三人目の子供を産みました。

可愛らしい、男の子です。

けれど、その男の子の髪は茶色でした。

お父さんは「俺の子どもじゃない!!!」と言い、酷く怒りました。

そして、お母さんと三人目に生まれた男の子を、家から追い出してしまいました。

・・・その赤ん坊は、確かにお父さんの子どもではありませんでした。

森の奥に住む、人食い魔法使いとの間に出来た子どもだったのです。

お母さんは、森の奥の屋敷へ行き、魔法使いと暮らすことになりました。

ある日のことです。

ヘンゼルとグレーテルは、森の中で一組の兄妹に出会いました。

ヘンゼルとグレーテルは、すぐその兄妹と仲良くなりました。

けれど、彼らはあのお母さんと魔法使いとの間に生まれた、子どもだったのです。

始めのうちは、四人は仲良く遊んでいました。

まるで、本当の兄妹のように、仲良く仲良く。。

そんなある日、いつものように四人で仲良く遊んでいると、少年が急にこういい出しました。

「ねえ、今から僕らの家に遊びにおいでよ。お母さんに君達のこと話したら、是非おいでって!」

「そうそう!一緒にお家で、ケーキを食べよう?」

妹もまた、嬉しそうな笑顔でヘンゼルとグレーテルを誘います。

ヘンゼルとグレーテルは少し迷いましたが、結局ケーキの誘惑に負け、二人の家に遊びに行くことにしました。

家につくと、黒いフードを被った女性が、四人を出迎えてくれました。

「・・・いらっしゃい。さあ、中へどうぞ。。ケーキを作ったのよ、食べて頂戴」

そう言われ、二人はヘンゼルとグレーテルをリビングに連れていきました。

・・・リビングだという部屋に連れてこられたヘンゼルとグレーテルは、不思議そうに辺りを見回しました。

しかし、どこを見てもケーキはありません。

そこで、ヘンゼルが少年に尋ねてみると、少年は言いました。

「もう少し待って。今、お父さんが持ってきてくれるから」

そう言われて、ヘンゼルとグレーテルはワクワクしながらケーキが運ばれるのを待ちました。

十分、二十分・・・。

どんなに待っても、ケーキは運ばれてきません。

グレーテルが尋ねると、今度は妹が言いました。

「もう少し待って?今、切り分けてるところだと思うから。。すぐ、持ってきてくれるよ」

そう言われて、ヘンゼルとグレーテルはまた暫く待ちました。

どんなに待っても、ケーキが運ばれてくる気配も、人が来る気配も、ありません。

少年は立ち上がり、二人に言いました。

「僕、ちょっと見てくるよ。待っていて?すぐ持ってくるから」

少年が部屋を出ていき、ヘンゼルとグレーテルは残された妹と、いろんな話をしました。

暫くして、少年が戻ってきました。

けれど、ケーキは見当たりません。

ヘンゼルが尋ねると、少年は隠し持っていた大きな包丁を取り出し、言いました。

「・・・あのね、お母さんはいつも君達の話ばかりするんだ。君達がどんなに可愛いか、どんなにいい子か、どんなに会いたいかって」

「お母さん、私達よりあなた達の方が好きなんだって。・・・許せない。私達だって、お母さんの子どもなのに」

そう言って、二人はヘンゼルとグレーテルの元へと、一歩一歩近づいてきます。

けれど、いくら泣き叫んでも、助けを呼んでも、誰も助けには来ません。

その時、ヘンゼルとグレーテルはやっと二人に騙されたことに気付きました。

「無駄だよ?ここ、お父さんの秘密の作業場なんだ。だから、誰も来ないんだ」

少年は、クスクス笑いながら、そう言いました。

「私達、あなた達が憎いんだ。憎くて憎くて、たまらない。・・だって、お母さんに愛されてるんだもん」

妹は、無表情で言いました。

「「だから、君達が居なくなったら。お母さんは僕(私)を、愛してくれるよね・・・?」」

そう言って、二人はヘンゼルとグレーテルに向かって、包丁を振り落としました・・・。

・・暫くして、お母さんが二人の元にやって来ました。

「ねえ、坊や達。私の可愛い子ども達が、まだ来ないのよ」

お母さんがそう言うと、二人に言いました。

「「あのね?お父さんが心配するから、もう帰るって」」

二人がそう答えると、お母さんは悲しそうな顔をしました。

「そう。。」

「ねえお母さん、今日は僕らが夕飯を作ってあげるよ」

「そうそう。だから、元気だして?」

二人がそう言うと、お母さんは「ありがとう」と言って笑いました。

その日の晩、テーブルの上には美味しそうな肉料理が並びました。

こんがり焼かれた肉の丸焼きに、スープにステーキ。

お母さんも魔法使いも、美味しい美味しいと言って、料理を食べました。

その時、魔法使いが食べる手を止めました。

魔法使いは二人を見て、尋ねました。

「これは、いったいなんの肉だい?」

魔法使いの言葉に、お母さんも頷きました。

「そうね。。とても美味しいお肉だけれど、鳥ではなさそうね。。牛とも言いがたいし・・・いったい、なんのお肉なの?」

二人は顔を見合わせて、微笑みました。

「えへへ、二人で捕まえた動物の肉だよ」

「まだ子どもだったから、私達だけでも、捕まえられたの」

嬉しそうに笑う二人に、お母さんと魔法使いは微笑みました。

((・・・なんのお肉かは、秘密だけどね・・))

二人は、静かに微笑みました。

・・・それから数日後、ヘンゼルとグレーテルが居なくなったという噂が、村に広がりました。

お父さんがどれだけ探しても見つからず、お父さんは嘆き悲しみました。

噂は、お母さん達の元にも届きました。

お母さんは、酷く悲しみました。

二人はそんなお母さんを慰め、支えました。

ある日のこと、二人は魔法使いに呼ばれ、秘密の作業場にやって来ました。

「・・・お前達。あの時の肉は、本当は。。」

魔法使いがそう言うと、二人はクスクス笑いました。

「・・・ダメだよ、お父さん。知らない方がいいことも、あるんだよ」

「そうだよ、おとうさん。あの子達は、【オオカミ】に食べられちゃったんだよ」

 

ーだから

お母さんには

内緒だよ

・・・?ー




ふう、やっと序章書けた。。
ヘンゼルとグレーテル、全然違う話になってしまいましたね。。

次からはやっと本編に入ります。
宜しくお願いします。
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