それにしても、お菓子の家って、ちょっと住んでみたいですよね。
まあ、食べるのも食べられるのも勘弁ですが。。
子どもにとっては、夢のような話ですよね。
美味しいお菓子の家に住めたら、お菓子食べ放題っぽいですしww
では、第一章 迷い込んだのは
どうぞお楽しみください。。
森の奥深くにある、お菓子のお家。
そこには、人食い魔女が住んでいるという噂があった・・・。
「・・・すみません、誰かいませんか」
ポルボロンは、目の前にあるクッキーで出来た扉を叩き、声をかける。
ポルは森の中で迷ってしまい、もう二日も森をさ迷っていた。
体力・気力ともに限界になっていたポルの前に現れたのが、このお菓子の家だった。
助かった。
そう思い、彼はその扉を開いてしまった。
・・・そこが、人食い魔女の住む家だとも知らずに。。
ギィィィィィ
重々しい音とともに、扉が開かれる。
まるでなにかに導かれているかのように、ポルは家の中へと入っていく。
そこにいたのは、四人の子ども達だった・・・。
「・・あんた、迷子?」
一番手前に座っていた少年が、ポルに声をかけてきた。
少し生意気なその言い方に、ポルは口を閉ざして抵抗を試みる。
が、それではあまりに大人げないと考え直して、ポルは彼の問いかけに答えることにした。
「・・・ああ、まあそんな感じだ」
「お兄さん、お名前は?私、ガレット・デ・ロア」
ガレット・デ・ロアと名乗った少女は、「長いから、ガレットでいいよ」と言い、愛らしく笑った。
「わ、私はボーロ・レイ。レイでいいです。よ、よろしく……」
ボーロ・レイと名乗った少女は、おどおどしながらペコッと頭を下げた。
「僕はティラミス!あ、僕っていってるけど、女の子だからね?」
ティラミスと名乗った少女が、笑いながらそう注意を入れる。
「・・・で、この子がスコーン。私達の中では、一番年上」
ガレットがそう言うと、スコーンと呼ばれた先程の少年は、ふいっと横を向いた。
ポルはそれを見て、苦笑を漏らした。
「俺は、ポルボロンだ。ポルでいい。・・・ずいぶん嫌われたようだな、俺は」
ポルがそう言うと、ガレットは慌ててスコーンに声をかけた。
「もう!スコーン仲良くしてよ!・・・ごめんなさい、ポル。。本当は、優しいいい子なんだけど。。」
ガレットが、スコーンの代わりにペコリと頭を下げる。
それを見たスコーンは、気に入らないとでも言いたげな顔で、ガレットに言った。
「おいガレット。こんなやつに謝らなくていいって。大人の癖に、森で迷ってるようなやつだぞ?」
「スコーンてば、酷いこと言い過ぎ!!僕はポルのこと、好きだよ?格好いいし、賢そう♪」
ティラミスがスコーンの頭を軽く叩き、そのあとでポルの方を見て、笑いかけてきた。
レイもまた、ティラミスの言葉に頷き、スコーンの頭に軽く手をおいた。
「わ、私も。。ポル、頼りになりそうだし、優しそうだから・・・好き」
またおどおどしながら、レイはそう言った。
序盤の序盤ですが、主人公であるポルさんが、子ども達と出会いました。
これから、どうなっていくんでしょうかね?
それにしても、最近暑くなってきましたので、熱中症や食べ過ぎ飲み過ぎに気を付けてくださいね!