お菓子のお家   作:深緑の古龍

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こんにちは
大型台風、明日上陸しますね~。
そのせいで、明日のテストが振り替えになりました。
正直、嬉しいです。

今回から、二章に入ります。
ここからどんどんR15要素が出てきますので、グロテスクな表現・又はホラーが苦手な方は、お気をつけ下さい。。


二章 問いかけ

「・・・止んだ、か。。」

地震が収まったのを確認し、ポルは立ち上がる。

「っくっっ」

が、右足に鋭い痛みが走り、そのまま座り込んでしまう。

とその時。

目を覚ましたガレットが、起き上がった。

「・・・ポル。。ここは・・?」

目の前に広がっている光景は、先程居たところとは似ても似つかないものだった。

「ひいっ・・・!」

同じように目を覚まし、起き上がるスコーン達。

その中で、レイが小さい引きつった悲鳴をあげた。

・・・悲鳴をあげるのも、無理はなかった。

そこに広がっている光景は、子どもが見るには衝撃的すぎた。

 

血に染まった部屋。

部屋の中で蠢く、数人の子ども達。。

その子ども達もまた、部屋と同じように血で汚れている。

 

「っっう、うぇぇ!」

悲惨すぎるその光景と、鼻を突き刺すような強い鉄の臭いにたまらず吐き出したのは、スコーンだった。

・・・無理もない。

強がっていても、彼もまだまだ幼い子どもなのだ。

涙を浮かべながら吐き続けるスコーンの背中を、ポルは優しく擦ってやった。

それと同時に、同じように気分が悪くなった子がいないかと、ポルはガレット達にも気を配った。

まだ吐いて震えているスコーンを、ポルは優しく抱き締める。

自分の服が汚れるのを気に求めず、ポルは言う。

「…大丈夫だ、お前達は俺が護る。だから、もう強がらなくていい。俺を、頼ってくれ」

何度も何度も、ポルはそう言って、慰め続ける。

やがて、スコーンは少しだけ落ち着いたらしい。

すがるようにポルは服をつかみ、弱々しく声を発する。

「…ごめ。。服、汚した……」

ポルはその言葉に「気にするな」とだけ返して、スコーンの頭を優しく撫でてやる。

ガレット達が心配そうに、スコーンを見る。

と、その時。

「・・・どうした、レイ。怖いのか」

ギュッて服の裾を握りしめてきたレイに向かって、ポルは優しく尋ねる。

レイは何も言わなかったが、涙目になりながら小さく頷いた。

ポルはレイを自分の膝にのせ、スコーンと一緒に抱き締めてやった。

安心したのか、レイが小さく息を漏らしたのが聞こえる。

ポルはガレットとティラミスの方を見て、優しく尋ねる。

「お前達は大丈夫か?…おいで」

優しい声にホッとしたのか、今まで堪えていたガレットとティラミスは、ぎゅうっとポルにしがみついた。

そんな四人を、ポルは順々に撫でてやった。。

 

しばらくして、やっと四人は落ち着きを取り戻した。

スコーンは「ばっっは、離せよ!!!」と言い、慌ててポルの手を払い除けて立ち上がった。

真っ赤になりながらそっぽを向くスコーンを、ティラミスが自分のことは棚にあげ、からかい始める。




今回はここまでです。
やっと、ホラー要素が出てきました。

今回はスコーンのキャラを崩壊させてみました。
強がっていても、彼もまだまだ子ども。
グロテスクな物に嫌悪感を抱かないはずがありません。
そして、ポルのお兄さん体質がやっと発揮されました。
これから、どんどん発揮されていくでしょう。
では、また近いうちに更新したいと思います。
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