ソードアート・オンライン~深緑の剣士と絶剣~ 作:アレックスΩ
第二話ではユウキは出てきません、タイトル詐欺をお許しくださいw
では、どうぞ!
「…ログアウトボタンがねぇよ」
「…え?」
僕はクラインの言葉を疑った。なぜなら、どんなオンラインゲームにも終了するためのログアウトボタンは存在するのだから。
「ありえない、そんなことはないはずだ」
キリトがそんな言葉を発しながらメニュー画面をひらいた。
「…本当だ、無い」
キリトもこんなことを言うので、僕もメニュー画面をひらいた。が、確かにログアウトボタンは存在しなかった。
「ログアウトボタンが…消失してる…」
僕がショックを受けていると、クラインがこんなことを呟いた。
「まあ正式サービス初日だし、こんなバグもあるだろ。今頃運営は半泣きだろうな」
「それはおかしいよ」
クラインの呟きに僕は言い返していた。
「なんでだ、バグなんだからしかたないだろ」
「もしもそれが本当にバグだとしたら今頃僕たちは運営の手で強制ログアウトされるはずだよ」
「GMコールはしたのか?」
「ああ、さっきからしてるんだけどよ、全然反応ねぇんだよ」
僕たちがそんなことを話していると、急に大音響で鐘が鳴り響いた。そしてその直後に僕たちの体は青い光に包まれた。
~始まりの街中央広場~
目を開けると、そこはフィールドではなく始まりの街の広場だった。
「…強制転移」
「…みたいだな」
僕とキリトがそう話していると、
「リーフにキリト、上を見てみろ!」
クラインに言われ上を見てみると、〈WARNING〉と書かれたウィンドウとともに中身のないフードのアバターが現れた。
「プレイヤーの諸君、私の世界へようこそ」
フードのアバターから聞こえてきた声の主は…茅場晶彦だった。
「私の世界…?」
「どういう…こと…?」
「君らはすでにメニュー画面からログアウトボタンが消滅していることに気が付いていると思う。だが、これはバグではない。くりかえす、これはバグではなくソードアート・オンライン”本来の仕様”である」
「さらに、外部からナーヴギアを外そうと試みた場合、諸君らの脳は高出力マイクロウェーブにより破壊され、また、自分のHPがゼロになった場合も同様、マイクロウェーブにより、脳が破壊される」
「嘘…だろ…」
「そんな…」
様々なプレイヤーが同じことを呟いていた。
「このゲームから脱出する方法はただ一つ、このゲームをクリアすればいい」
「最後に私から些細なプレゼントを贈る、受け取りたまえ」
「プレゼント…?」
僕はそう呟きながらメニューのアイテム欄をひらいた。すると、見たことのないアイテムが入っていた。
「手鏡…?」
僕はオブジェクトした手鏡を覗き込んだ。
鏡には僕のアバターが写っている。
「うわっ!」
「キリトっ!?って、うわっ!!」
キリトが光に包まれたので、びっくりして声をあげた直後に、僕も光に包まれた。
光が収まって目を開けてみると、目の前に黒髪の少年が立っていた。
「キ…リト…?」
「お前…リーフ、か…?」
目の前の少年はキリトだった。
「っ!」
僕は嫌な予感がしたので、手に持っている手鏡をもう一度覗き込んだ。
そこに映っていたのは大人びたアバターの姿ではなく、童顔で髪も肩まで伸びていて少し女の子みたいな見た目な”木葉綠”そのものだった。
「リーフお前、女のk「違う!!」」
反論しつつクラインの方を向くと、さわやかな印象のプレイヤーではなく、山賊のような見た目のプレイヤーが立っていた。
「お前…クライン、だよな?」
「そうだ、そういうお前はキリトでいいんだよな?」
「ああ、そうだ」
僕たちが三人の顔を認識しあっていると、茅場が最後の言葉を発した。
「これでソードアート・オンライン正式サービスのチュートリアルを終了する。君たちの健闘を祈る」
そう言い、フードのアバターは消えていった。
~キリトside~
たくさんのプレイヤーがパニックになっている、とりあえずリーフたちに今後のことを相談するか…。
「リーフにクライン、ちょっと来い」
俺はリーフとクラインを連れて路地裏に移動した。
「いいか、よく聞け。茅場の言う通りなら自分を強化しなくちゃならない。おそらくこの街の外にいるモンスターはすぐに狩りつくされるだろう。俺はすぐに次の街へ向かう、リーフ、クライン、一緒に来い」
「すまん、俺は行けない。実はほかのMMOで知り合ったダチがいてな、今頃あの広場で不安に駆られているはずだ。俺はそいつらと合流しなければならないんだ、だから行けない」
「分かった。で、リーフはどうする」
「僕はついていくよ」
「分かった。じゃあクライン、先に行って待ってるからな」
「おう!…キリトにリーフよ!」
「二人とも、案外かわいい顔してるんだな。結構好みだぜ!」
「お前もその野武士面の方が10倍にあってるよ!」
「クラインはそっちの方がかっこいいよ!」
そう言い合い、クラインは俺らと別れた。
「ねぇキリト、とりあえずホルンカに行くんでしょ?」
「ああ、とりあえずアニールブレードを手に入れないとな」
「了解だよ」
「よし、行くぞ!」
二人はうなずきあい、フィールドへの門をくぐりホルンカへと向かって走り出した。
どうでしたか?何度か操作ミスなどで第二話が消えてしまって、やっと完成しましたw
感想や意見などよろしくお願いします!
では、また次回にお会いしましょう!