ソードアート・オンライン~深緑の剣士と絶剣~ 作:アレックスΩ
やっとここまで来れた…、ここが一番書きたかったところですw
それでは、どうぞ!
「倒した…んだよね…?」
「ああ…倒した…」
僕たちは疲れ果ててその場にしゃがみ込んだ。
「や…やったぞ…!」
「そ…そうだ…やったんだ…!」
「「「おぉぉぉぉぉ!!!」」」
周りのプレイヤーはとても喜んでいた。
「お疲れ様」
「リーフ、お疲れ!」
「ユウキもアスナもお疲れ様」
ユウキたちの言葉に僕が返していると、エギルが近寄ってきた。
「見事な剣技だった、Congratulations。この勝利はあんたらのものだ」
「いや、そんな…」
「そういえばリーフ、LAってどうなった?」
「僕の方に入ったみたい」
「いや、それがな…なぜか俺の方にも入っているんだよ」
僕はそれを聞いてびっくりした。まさかLAが二人とも出るなんて思わなかった。
「もしかして、とどめが同時だったから…とか?バグかな」
「その可能性もあるかもな」
僕とキリトがそう話していると、キバオウが大声をあげて叫んだ。
「なんでや!!」
この声に僕とキリトはキバオウがいる方向に顔を向けた。
「なんでディアベルはんを見殺しにしたんや!」
「見殺し…?」
僕がそういうと、キバオウは怒りの表情で言ってきた。
「そうやろが!お前はボスの使う技知っとったやないかい。最初からあの情報伝えとったら、ディアベルはんは死なずにすんだんや!」
その言葉を聞いたプレイヤーたちはざわざわとし始めた。その時、一人のプレイヤーがぼく
「きっとあいつ、元βテスターだ!だからボスの攻撃パターンも全部知ってたんだ、知ってて隠してたんだ!」
「ほかにもいるんだろう。βテスターども、出て来いよ!」
この状況はやばい、このままじゃ僕だけじゃなくキリトやほかの元βテスターにも被害が及ぶ…。いま考え付いたこと、これしか方法はないのか…。
「ちょっと、あなたねぇ」
「お…お前なぁ」
アスナたちが止めようとしている。キリトの方を見ると、僕と同じ考えが出ているのか、どうするか悩んでいた。
「…キリト」
僕は小声でキリトに話しかけた。
「…何だ、リーフ」
「…ここは僕がやるから」
僕がそういうと、きりとは…
「まさか…お前も…!?」
「ユウキのこと…頼んだよ」
僕はそういって立ち上がった。
「元βテスター、だって?」
僕がそう言ったので、ここにいる全プレイヤーは僕の方を見た。
「僕をあんな素人さんたちと一緒にしないでよ」
「な…なんやと!」
キバオウが言うがそのまま続ける。
「SAOのβテストに当選した1000人のうちのほとんどは、レベリングのやり方も知らない初心者だった…。今の君たちの方がまだマシだよ。でも僕はあんな人たちとは違う…。僕はβテスト中に他の誰も到達できなかった層まで上った。ボスの刀スキルを知っていたのは、ずっと上の層で刀を使うモンスターと散々戦ったからだよ。ほかにもいろいろ知っているよ…。情報屋たちなんて、問題にならないくらいね」
「な…なんやそれ…。そんなん、βテスターどころやないやんか…。もうチートやチーターやろそんなん!」
「そうだそうだ!」
「チーターだ!」
「ベータにチーター…、だから”ビーター”だ!」
「ビーター…、いい呼び名だね、それ。…そう、僕はビーター。これからは元テスターさんと一緒にしないでね」
僕はそう言いながら、LAボーナスで入手した装備、”コート・オブ・ヴェルデネーロ”を装備した。
まず僕は、キリトのもとに行き、言葉を発した。
「これで新規プレイヤーの怒りは僕に向くはず。だからキリトたちが今後元テスターだってばれても、あまり敵意を向けられないはずだよ」
「リーフ…お前…」
「僕はパーティーから抜ける。さっきも言ったけど、ユウキのこと…頼むよ」
僕はキリトにこういうとメニューを開き、パーティーから抜けた。
「じゃあ、またね。キリト」
僕はこういって第二層へと続く階段があるところまで歩き始めた。
「あ…」
僕が歩いていた先に、ユウキがうつむいて立っていた。
「…ごめんね」
僕は、ユウキとすれ違う時にこう言葉を発して、第二層に向かった。
~キリトside~
くそ…どうすればいいんだ…。このままじゃ、ユウキが…。
俺がユウキのいる方に顔を向けると、ユウキはうつむいたまま佇んでいた。
「ユウキ…」
ユウキに声をかけると、ユウキが顔を上げた。
「キリト…ボクは…これからどうすればいいの…」
「ユウキ…。ユウキは、どうしたいんだ」
「ボクは…」
俺がそう聞くとユウキは、
「ボクは、リーフについていきたい。だって…ボクは、リーフが好きだから…」
「なら、行ってやれ。リーフにはお前を頼むって言われたけど、ユウキが一緒についていきたければ、その気持ちをちゃんとリーフに伝えてやれ」
「キリト…ありがとう」
ユウキはそういって、リーフを追っていった。
「これでよかったの?」
アスナが聞いてきた。
「ああ。ユウキなら、リーフの光になるだろう」
「それなら、大丈夫かもね…」
俺がそういうと、アスナも納得してくれたようだ。
「とりあえず、パーティーは解散するけどいいよな?」
「ええ、別に問題はないわ」
アスナもこういうので、俺はパーティーを解散させた。
「とりあえず、いったん街に戻るか」
「そうね」
俺とアスナは、トールバーナの街に戻って行った。
~ユウキside~
ボクは、リーフを追うために第二層へ続く階段を上っていた。
「…見つけた!」
第二層のフィールドに抜けたあたりでリーフを見つけた。
「リーフ!!」
~sideout~
僕は急に名前を呼ばれたので振り返ってみると、そこにいたのは…ユウキだった。
「ユウキ、なんで来たの…?」
「ボクは…、リーフと一緒に行きたい!」
なぜビーターになった僕と行きたいのか、僕はそれを聞いた。
「なんで…。なんでビーターになった僕と行きたいの?」
それに対してユウキから帰ってきた返事は…
「それは…。ボクは…リーフのことが、好きだから」
「……え?」
どういうこと、ユウキが僕のことを好き?
「う…うそ」
「嘘じゃない、ボクはリーフのことが好き!…だから、一緒に連れて行ってよ…。ボクをおいて行かないでよ…」
ユウキは泣きそうになりながら僕に抱き付いてきた。僕は…
「僕も…ユウキのことが、好き…だ」
僕がそういうと、ユウキが顔を上げた。顔を赤くしながら。
「そっか、ボクたち…両想いだったんだね…」
「そうだね…。でも、いいの?本当に僕についてきても」
「いいの、ボクはリーフと一緒にいたい。これから、どんなことがあっても」
「…分かった。一緒に、行こう」
僕はそう言い、ユウキを抱き返した。
「これからもよろしくね、ユウキ」
「リーフもよろしくね」
「じゃあ、第二層のアクティベートをしに行こうか」
「うん!」
そうして僕たちは歩き出した、大切な人とともに…。
どうでしたか?
ユウキの気持ちがリーフに届きましたw
リーフが装備したコート・オブ・ヴェルデネーロは、
イタリア語でヴェルデ=緑 ネーロ=黒ですw
黒っぽい緑を表現しようとした結果、こうなりましたw
もしここがな…なんていうところがありましたらご指摘をお願いします!
ちなみにリーフは、キバオウとの会話の時、嫌味っぽく言っています。
では、また次回にお会いしましょう!