バレット・レイン   作:秋桜霞

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どうも、秋桜です。
このお話は、進むにつれタグが増えたりするかもしれないという
なんとも不安定な小説です(((

それでもいい、という心優しい方はどうぞ読み進めてください。
尚、改善点等も受け付けていますので是非感想欄に書いていってください。

それではどうぞ。


Prologue ~スクーター少女

とある雨の日、青年と少女が森の洞穴にいた。

 

少女は銃に撃たれたのだろうか、ひどい傷を負っている

 

青年は、少女に語り掛けるように言った

 

 

「なあ、ユカ...まだやりたいことは沢山あるんだろ...?」

 

 

少女は地に伏したまま寝たように動かない

 

 

「...ユカ、起きてくれよ。...聴こえていないのか?」

 

 

少しずつ青年の目に涙が浮かぶ

 

 

「...ユカっ!!」

 

 

青年は少女を抱いて泣いた

 

まるで赤子の様に、大きな声を張り上げて終り無く泣き続けた

 

 

その少女に、意識は無かった

 

ただ、眠るように、眠るように目を閉じていた

 

 

 

 

 

その日、青年の心から何かが消えた

自身の心を支える、大切な何かが

 

 

____________________________________

 

風が心地良い。

スクーターに乗っていた私はそう感じた。

周りは一面草木や樹木が生い茂り、鳥や蝶が元気よく飛んでいる。

こんな素晴らしい森林浴は感じたことがない、心が安らいでいく。

 

...ここが砂利道じゃなかったなら。

 

「あっ、またエンジンが止まったー!」

余りのガタガタの連続でただでさえ古くボロのスクーターは止まってしまった。

修理出来ない訳じゃないがはっきりいって面倒くさいのだ。

ああ、これのせいでまた目的地に着くのが遅れる。

ため息をついたあと、私は来た道を向いて思いっきり叫んだ。

「...おじさんのばかやろーッ!!」

 

____________________________________

 

私は学生時代、成績があまり良くなかった。

友達との関係も納得出来るほどはできず、結局何一つ出来ず学校を卒業してしまった。

私が出たのは魔術系学校、本当なら出来る仕事は沢山あった。

ただ、どれも納得がいかず推薦されていた機械整備士もパスしてしまった。

得意なことはあるけど、役にたつわけでもなく楽しい訳でもなかった。

 

 

人生十六回目の夏、私が縁側でひなたぼっこをしていると、おじさんが封筒を差し出してきた。

「きっと為になる、行ってこい」

そう言い残して縁側から素早く去っていった。

 

その封筒の中身はとある場所を示した地図のようだった。

ただ、その地図には示した場所の位置表示しかなく何をしている等の説明は無かった。

 

私は不思議に思いながらもその日は何も質問せず寝ることにした。

どこか嫌な予感がしたが眠りに落ちるとそんなことはどうでもよくなっていた。

 

 

次の日、気分が良かったのか日が出る前に起きてしまった。

早起きにも程があったが取り敢えず寝間着姿を止めようとタンスを開くと...

...服が全て無くなっていた。

 

「誰か泥棒でも入ったのかな...、おじさんに伝えなきゃ!」

 

そう思い階段を駆け降りると、聞いたことの無いエンジン音が縁側から聞こえた。

何事かと縁側に行くと、私の着替えが置いてあった。

 

「おお、起きたか。準備は出来ているぞ」

 

私がその状況を把握するのに三秒もいらなかった。

つまりは「旅支度はしておいた、早く行け」という意味なのだろう。

 

よくよく思い出してみればおじさんは元写真家だ。

色々な世界を旅し写真に収める、その為なら命も惜しまない人だった。

 

「おじさん、言ってくれれば自分で準備したよ!」

 

着替えながらも私は腹を立てた。

おじさんは私を見てニヤッと笑っている。

 

「はは、悪かったなぁ。こうでもしないと外に出ないだろう?」

 

「わ、私だって外くらいでるわよ!」

 

「そうか?そのわりには縁側でおばーちゃんみたいにお茶飲んでほっこりしててさぁ...」

 

「個人の趣味くらい良いじゃない!」

 

「そう怒るなよ、可愛い顔が台無しだ」

 

「おじさんに言われても嬉しくないよー!」

 

私はそう言ってプイとそっぽを向いた。

着替えが終わり、改めてそのスクーターを見てみた。

 

所々錆び付いてしまっているが壊れてはいないようだった。

ただ、デザインは私からしたら「ダサい」としか言い様の無い物だった。

 

「どうだ、格好いいだろう?俺がまだ若かった頃に“中古”で買った奴だ」

 

後ろの方からおじさんが聞き捨てなら無い言葉を言ってきた。

 

「私からしたら格好悪いし、何よ中古って!?」

 

「中古は中古だよ、早く鞄の中身とか揃えて出な」

 

ざっくりと言葉を切られ、しぶしぶ準備を始めることにした。

ヘアバンド、ノートと筆記用具、そして...魔術の専門書。

全てをリュックに詰めてスクーターの横に縛り付けた。

そして私は大切なものを思い出した。

 

「おじさん、私の服は?」

 

おじさんは一瞬ビクッとすると、

 

「そこのカバンに全部綺麗に詰めておいたよ」

 

と、机の上のカバンを指差して教えてくれた。

中にはコートや下着、ズボンやスカートが綺麗に敷き詰められていた。

 

「おじさん、私だって女の子なのに...」

 

そうぶつぶつ言っていると、ほんの少しの異変に気がついた。

 

「おじさん」

 

私がおじさんの名を呼ぶと、スクーターの整備をしていたおじさんが飛んできた。

 

「どうした?何か変なものでも入っていたか?」

 

「いや...それより、このカバンには私の服が全部詰められているんだよね?」

 

そう聞くと、おじさんは当たり前だ、とでも言うように、

 

「勿論、タンスの中身を全部入れたよ。タンスが小さいから全部入ったさ」

 

と、答えた。

 

「じゃあおじさん、ひとつ聞くよ。嘘なしで答えてね」

 

「ああ、いいよ。なんだい?」

 

「私の下着が数枚無くなっているんだけど、まさか盗んでないよね?」

 

「...あは、あはははは」

 

「盗んでないよねっ?」

 

「この俺が、君の下着を?まさか、いくら可愛いったって盗むわけないじゃないか」

 

「両手を上げてジャンプしてみてよ」

 

「あ、ああ、いいとも」

 

おじさんがその場でジャンプをすると、白い下着が何枚も服のしたから落ちてきた。

勿論、女の子の下着が。

 

「...おじさん?」

 

「な、なんだい?そんな怖い顔してさ、近づいてきてどうしたの、ねえ?」

 

「この変態ーっ!!」

 

私は思いっきりおじさんの鳩尾を殴った。

 

「ぐ...ちょ...まって...」

 

もがき苦しむおじさんを無視して私はスクーターに荷物をつんでエンジンをかけた。

 

「じゃあね、私は行ってくるわ!元気にしててよねおじさん!」

 

そう言って私は家を出ていった。

____________________________________

 

そして今に至ります。

 

なんとかスクーターを直すことは出来たけど、二十分も時間を食ってしまった。

砂利道が終わった所で私はギアを全開にしてスクーターを走らせました。

畦道なので多少泥がとぶけど、そこまで苦じゃない。

 

数十分すると、何やら研究所みたいな建物が見えた。

 

「へぇ...こんなところに建物があったんだ」

 

私はその建物を目指してスクーターを走らせました。

 

...この先起こることなど全く知らずに




変態おじさん、よく少女はそんな人と住んでいられましたね。
でも心優しい紳士()な点もあるみたいですよ?

勿論、まだ死んでません(笑)


読んで下さった方、是非とも感想をお願いします。
まだまだ初心者なので文法などが多々間違っていると思います。
そういう点を指摘していただくだけでも構いません。お願いします。

感想を書いてくださると投稿が早くなるかもしれませんよ?
次の投稿は7月20日を目標にします。

それではまた次回お会いしましょう、秋桜でした。
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