横須賀海斗は気に食わない   作:しょかつかく

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修学旅行の電車内です。
原作の由比ヶ浜の位置に、横須賀くんを持ってきました。
改変って結構難しいですね。
よろしければどうぞ!


横須賀海斗は傷つけられる

ー修学旅行当日ー

 

「っべーわぁ〜 めっちゃ緊張するっしょ〜 隼人く〜ん、おれどうしたらいいん?」

 

戸部が異様にテンションが高い。そりゃそうか、なんてったってこの修学旅行で勝負決めるつもりなんだもんな

 

「まあまあ、落ち着けよ。とりあえず、座席は姫菜の正面って感じにするからさ。なんとか俺も頑張ってみるから、戸部は肩の力抜け(笑)」

 

「はやとく〜ん(泣)」

 

戸部がうざい。

 

ちなみに俺は、結衣の代わりに結衣のいるはずだった席に座る予定。それを聞いた優美子が「はぁ?なんで結衣じゃなくて海斗なんだし!」

とかいって怒っていたが、気にしない気にしない。これも奉仕部のお仕事のためなんだ。でもやっぱり、きずつくけどね!(泣)

 

ー少し時間は戻って昨日の奉仕部ー

 

「で、具体的に戸部と姫菜くっつけるためにどーするん?」

 

なんやかんや入部が認められた俺は、比企谷の正面の席に陣取っていた。

なんでかって?そりゃ男としては雪ノ下さんとか結衣の近くに行きたいが、なんかこの2人怖いんだよな〜 さっき結衣の近くに行こうとしたら結衣には逃げられ、雪ノ下さんからは「あら、腐れ外道は遂に強姦魔になるのかしら?」とか言われたしな。

 

「そうねぇ…申し訳ないのだけれど、私はこういう話に疎いから…由比ヶ浜さんどうかしら?」

 

「ゆきのんにたよられた!う〜ん、でもあたしもそういうの経験ないしな〜 ヒッキーは?」

結衣って経験ないのか…意外だな。まぁ、クラスの男子からの誘いをバッタバッタと断っているのは見てたから、なんとなくそんな気はしていたが…でも、比企谷にはそんな素振り見せないよな…(むしろ積極的なような…比企谷羨ましいぜ(泣)

あ、ちなみに俺は結衣に手を出したりしていない。それは勿論、グループが崩れるのが嫌だからに尽きる。結衣は魅力的な女の子だが、それがグループを凌駕することは絶対にない。だから、今回の戸部の告白は、関係を崩しかねない爆弾みたいなもんだ。ってことに、戸部は気づいてないんだろうか?

 

とか考えていると、比企谷が口を開いた

 

「ばっかお前、そんなもん俺に聞いてわかるわけないだろうが。俺なら前日からドキドキしてシュチュエーション練って告白して振られて小町に慰められるまで見えるわ!」

 

「振られちゃうんだ〜」

 

「振られてしまうのね」

 

雪ノ下さんと結衣が頭を抱える。

 

「そもそも、戸部の告白はうまくいきそうなのか?俺が教室で見る限り、とてもうまくいきそうには見えなかったが…」

 

おぉ〜い。比企谷さん?それ核心ついちゃってますよ?それは一応近くにいる俺も思ってることですよ?

 

「どうなの?由比ヶ浜さん、横須賀くん?」

 

「えっ!?あ〜えっーとぉ…いい人?だとは思ってると思うけどぉ…」

 

「由比ヶ浜、もうそれ答え出てるよな? いっそのこと、戸部を楽にしてやったらどうだ?」

 

比企谷が突っ込む。ちなみに、戸部とは友達って手前、人に戸部の恋路がデスロードなんて言うつもりはないのだ!

 

「なるほど…可能性は限りなく低いという訳ね」

 

いっちゃったよ〜雪ノ下さんいっちゃったよ〜

 

「まぁ、なんだ、あれだ。とりあえず、電車の中で近くに座ってもらうってことでどうだ?なんかしらきっかけが掴めるかもしれんし」

 

比企谷が真っ当なことをいう

 

「あら?あなたにしては正論ね」

 

雪ノ下さん、棘ぱないな…多分、比企谷が正解を言ったのがちょっと癪に障ったんだな…雪ノ下さんって負けず嫌いなのか…

 

ー時はもどり、少し進んで電車内ー

 

……なんでこんなことに?……

 

状況がよくわからない君たちに説明しよう!なんと、戸部は隣にいる川崎さん?にビビりすぎて、さっきから一言も発していないのである!おいおい、なんてこったよ…それに、隼人の隣を陣取っている優美子はそっちしか見てないし、挙げ句の果てに姫菜は「はやはち!はやはち!」とかいって川崎さん?の介護を受けている。戸部ェ…

 

「な、なぁ?姫菜は京都に行ったら何見たいんだ?」

 

苦し紛れの質問。我ながらふつうすぎるっ!

 

「うーんとねぇ、やっぱ男と男のまぐあいが見たいかな〜」

 

何言ってるのこの娘?だめだよ。僕ノーマルなんだよ?ほら?川崎さん?も引いちゃってるよ?

 

「じゃ、じゃあさ。川崎さん?はさ、なんか行きたいとことかあるの?俺的には金閣とか言ってみたいかな〜」

 

我ながら天才だと思った。戸部が川崎さん?が怖くて話せないのなら、川崎さん?の注意をこちらに向けてしまえばいいのだ。さすれば、戸部は姫菜と話すことができる!

 

「みたいとこ?特にない。っていうか、あんたあたしの名前ちゃんと言えないの?ぶつよ?」

 

怖いよ。この人。助けて、ヒキエモーん!

しかし負けじと話しかける。今俺がここで諦めたら、戸部は全く話せなくなってしまう。それだけは避けなければ…

 

「ご、ごめんね。ほら俺ってさ、人の名前覚えるの苦手じゃん?でも、もう覚えた!美人で可愛い川崎さんね」

 

「あんたが人の名前覚えるの苦手とか知らないし、あと褒めてもなんもでないよ?むしろ気持ち悪いからやめてほしいんだけど」

 

あっれー?今この人なんて言った?気持ち悪いとか言われたよ?今日はじめて話したのに…怖い怖い怖い怖い…

でも、負けられない戦いが、そこにはある!

 

「あはははは。川崎さん、なかなかユーモラスなこと言うね(笑)それよりも向こうに着いたらさ、俺とどっか回らない?みたいとこ特にないなら、いいよね?」

 

そうだ、俺にはこのミッションがあるんや…この電車内の感じが続けば、残念ながら戸部に未来はない。ので、俺が人柱になってやるうううう。

 

「は?なんであたしがあんたと回らなきゃいけないの?あんたはこいつと回りなよ、お似合いだから(冷笑)」

 

戸部を指差しながら、「ふっ」とアイロニーに笑う川崎さん。ちょっと可愛いけど、怖すぎるよぉ〜さっきから精神攻撃ばっかり受けてるよ〜。結衣か比企谷、かわってくれよぉ〜

 

しかし、俺が人身御供になったお陰か、戸部は姫菜とぎこちないながらも会話ができていた。あぁ、とりあえず良かった…第1段階は突破したんやな、俺は。

 

その後、ちょっと席を立って比企谷と結衣の席に行った時、

 

「ヒッキー!富士山だよ!富士山!」

 

結衣は比企谷の肩に手を置いて身を乗り出す。

 

「ばっかお前、重いっつーの!」

 

「重いとかいうなし!」

 

はぁ〜こいつらマジなにイチャイチャしてんだよ……ぬっ◯してやろうか!

と一瞬思ったのは、別の話

 

横須賀海斗は傷つけられた。しかし、この旅で本当に傷つく者はー?

 

ー運命の告白まで、あと数日ー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがでしたでしょうか?
横須賀くん、傷つきまくりです。(笑)
ただ、ヘタレの彼にしては頑張ったかなぁ…とおもいます
感想やご意見などございましたら、是非お願いいたします!
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