横須賀海斗は気に食わない   作:しょかつかく

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修学旅行、難しいです。
よろしければどうぞ!


横須賀海斗はわからない

ー京都府内ー

 

「ヒッキー!こっちこっち!」

 

「あぁ…ってか服ひっぱんな、破れちゃうだろうが!」

 

なんか聞いたことあるセリフだな…なにとは言わないけど。ってかみんな普通に楽しんじゃってますね。はい。優美子は隼人と、一番大事な戸部もなんだかんだ姫菜と楽しくやってるみたいだ。ただ、姫菜の目があんまり笑ってないような気がするけど気のせいかな〜

 

…ってかみんな、ちょっと俺のことも気にしようよ。うん。

 

「ちょっとあんた早く来なよ、おいてくよ。ったく…なんであたしがこんなのと一緒に回らなきゃいけないのか…(本当は比企谷と回りたいのに…)」

 

「えっ?川崎さんなんかいった?」

 

「なんも言ってない!早く来ないなら先行くからね」

 

「ちょっとまって!おいてかないでよ川崎さーん」

 

俺は難聴系主人公ではないので、もちろん聞こえていた。川崎さんも比企谷なのか…結衣といい雪ノ下さんといい川崎さんといい、なんでなんや…でもまぁ、なんとなくはわかる気がするんだけどね

 

ー修学旅行の夜ー

 

「っはぁ〜やっぱり温泉ってさっぱりするわぁ〜まじ自然の神秘だわぁ〜」

 

戸部がウザイ。明日には告白するからわかるんだけどね。うん。ちょっとウザイよ戸部くん。

 

ガララ

 

「あっ八幡!どこいってたの?ちょっと遅かったね?」

 

「あぁ、まぁアレがアレでちょっとアレだったんだ…」

 

何一つわからないんだけど…

 

「あー横須賀?ちょっといいか?」

 

比企谷が外に出ろとのジェスチャーをする。なんだ?姫菜がいたら喜びそうなシュチュエーションだな

 

「おぉう…とりま外出るか」

 

外に出るとき、隼人が諦めにも似た表情をしていたのが気になった

 

「横須賀、お前戸部の告白うまくいくと思うか?」

 

「いやー五分五分くらいじゃないかなーあははー」

 

ごまかす俺。結果なんて言わずもがな見えてるに決まってる

 

「いやまぁ、ここまできたら誤魔化さなくてもいいんだが…おまえの本心を聞きたい。改めて聞くが、戸部の告白はうまくいくと本気で思ってるか?」

 

「正直…可能性はゼロだと思う…どう考えても姫菜は戸部のことを特別に思ってるとは思えないな…」

 

心が抉られる。まがりなりにも友達なのだ。その友達が振られて傷つく様なんて見たくないに決まってる

 

「だろうな…」

 

比企谷の表情からは、何も読み取れない。

 

「比企谷、お前はどうするつもりなんだ?戸部が告白に失敗したら…確実にグループは崩壊すると思うんだよ…」

 

俺は卑怯だ。一応自分の所属してるグループのことなのに、何の関係もない比企谷に責任を押し付けている…

 

「まぁ…全てが上手くいく方法があることにはある、けどな…」

 

苦虫を噛み締めたような顔をしないでくれ…お前の解決方法って、なんなんだ?文化祭の時の真相は、結衣から聞いた。こいつは自分を犠牲にして他人を救う優しいやつだ。今回も自分を犠牲にするんだろ?なぁ?比企谷…

 

「そっ、そうか。そこで俺は、何ができる?」

 

思ってることが口にできない。口にしてしまったら、俺は…もうあのグループにはいられなくなる気がした。

 

「いや、今の所お前にできることはないな。急に呼び出して悪かった。部屋に戻ろうぜ」

 

そう言う比企谷の背中は、とてつもなく寂しそうで、そして何かの決意を秘めているような…そんな感じにみえた。

 

「なんか寝付けないな…飲み物でも買いに行くか…」

 

下に降りると、雪ノ下さんがコーヒーを飲んでいた。うわぁ、コーヒー飲んでるのも様になってる!やっぱり美少女は違うね!

 

「あら?腐れ外道犯罪者さんじゃない。どうかしたの?」

 

「雪ノ下さん、相変わらずひどいね!」

 

クスクス笑う雪ノ下さん。前に比べたら、若干優しくなっている、ということにしておこう。

とか考えていたら、雪ノ下さんが不意に口を開く

 

「ねぇ?戸部くんの告白、上手くいくと思う?」

 

またか…俺はもう、誤魔化さないことにした

 

「いや、多分無理だな。どう考えても姫菜が断る未来しか見えない」

 

「やはりそうよね…私は何をしたらいいのかしら?なんだか、とてもやな予感がするの。また、彼が傷ついてしまうんじゃないかと思って…」

 

顔を赤らめながら、それでいて儚い顔をする雪ノ下さんは、とても綺麗だった。

 

「比企谷は方法はあるといってたよ。俺は、比企谷がいたから変われた。だから、今はあいつを信じたい」

 

クソッ…なんで俺はこんなことしか…もっとあるだろ?なんであいつに押し付けることしか考えられないんだよ…

 

「そうね。彼は今まで、私たちが思いつきもしないような方法で色んなことを解決してきたわ。だから、私も彼を信じてみようかしら?」

 

「それがいいよ!まぁ、なんかヤバそうになったら俺もなんかアクション起こしてみるからさ!雪ノ下さんは、ドーンと構えててよ!」

 

「あなたに言われると、なんだか不安ね(笑)」

 

「ちょっとひどくない!?」

 

雪ノ下さんは、部屋に戻っていった。まぁ明日は早いからな。

 

1人になって色々考えた。戸部のこと、姫菜のこと、俺たちグループのこと、そして…奉仕部のことを…

俺は、俺にはなにが出来るだろうか。全てを助けるには何が…なにをどうしたらいいんだ。教えてくれ、比企谷…

 

横須賀海斗はわからない。わからないからこそ、もがき苦しむ。

ー運命の告白まで、もう少し、彼ら彼女らはどうなるのであろうかー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




こんな感じになりました。
やっぱり、自分のグループを守りたい!っていう思いが強いと、思考は葉山的になるんですかね…
さて?これから彼ら彼女らはどうなるのか?書いてて若干楽しみな自分がいます。
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