紅魔館全員の思いを書いていきますよ?
あ、勿論フランもね?べ、別に忘れてたとかそんなのじゃないんだから!
はいどうぞー
コツッコツッ、と誰もいない月明かりが照らす廊下をゆっくりと歩くレミリア。
「さぁ、いよいよ明日、紅霧異変が始まるわ……。フフッ、緊張するなんて、一体何百年振りでしょうねぇ…」
見事な満月が夜の空を彩る。その満月にレミリアは手を伸ばした。
勿論、届きはしない。
「……ふふ、私ったら、いつの間にこんなロマンチストになってたのかしらねぇ……」
その手の中に納まった満月をグッと握りしめ、決意を固める。
「この異変は必ず成功させて見せるわ…あの子の自由の為にも。そして、こんな我儘に付き合ってくれている、館の皆の為にも、ね」
そう呟いた後、レミリアはバッと身を翻し、廊下の奥へとコツッコツッ、と足音を静かに鳴らしながら消えていった。
静かな図書館で最終調整を終えた小悪魔とパチュリー。
「やっと終わりましたね!パチュリー様!後は、明日になるのを待つだけです!」
うきうきしている小悪魔を他所に、パチュリーはゆっくりと図書館を見渡した。
「……小悪魔、少し一人にしてくれないかしら。考えたいことがあるの」
「?はい、分かりました……」
小悪魔は首をかしげながらも、ふわふわと図書館を後にした。
「……はぁ、初めてね…明日に大きな異変を起こすのに……楽しみ、だなんて…自分にこんな感情があったことに驚きだわ」
ゆっくりと椅子に腰かけ、机の上にある既に冷め切った紅茶を啜る。
「さぁ、レミィの面白い我儘、成功させてやろうじゃない!来なさい、博麗の巫女。私たちに勝てるなら!」
パチュリーは自分以外誰も居ない図書館で一人静かに明日を待ちわびるのだった。
静かに門の前に立つ美鈴、いつになく真面目に仕事に取り組んでいる。
「……私は必要なんでしょうかね、この紅魔館に」
門番という、紅魔館からちょっと離れた仕事。
これが、今彼女を不安にさせていた。
自分はいらない、だから邪魔にならない仕事に着かされた…のではないかと。
「必要だから、そこにいるんでしょう?」
凛とした声が美鈴の声に響いた。
「……咲夜さん。夜分遅くどうしました?」
美鈴の後ろには、いつも通りの咲夜が立っていた。
「あなた、まさか青臭い事考えてたんじゃないの?」
「……貴女にしては青臭い事かもしれません。けど、私は大真面目に考えてるんです!貴女には関係無いでしょう!?」
いつも温和な美鈴が声を荒げた事に流石の咲夜もたじろいだが、すぐに立て直し、こう返す。
「関係あるに決まってるでしょ!私たちの家族のような貴女の問題なんだから!」
「……え?」
少し涙が滲んだ目のまま、美鈴はきょとんとした表情になった。
「私たちは、何時も貴女の事を大切に思ってる!お嬢様も、パチュリー様も、小悪魔も、妹様も、宙も、勿論私も!貴女しか、この紅魔館の門は守れないから、貴女にこの仕事をお嬢様は与えたのよ!その仕事にもっと自信を持ちなさい!」
美鈴は数秒ぐすっぐすっ、と泣いていたがすぐに立ち上がり、涙を拭い、咲夜に敬礼した。
「はい!この紅 美鈴、命を懸けてこの館を守ります!!!」
咲夜はフッと微笑み、紅魔館へと戻っていった。
「さー!頑張りますかぁ!!!」
その後ろで、美鈴の声が高らかに上がった。
「……私も、気を引き締めていかないと…」
咲夜も、軽く不安だった。この異変は成功できるのだろうか、と。
「何悩んでるんですか?咲夜さんらしくもない」
後ろから、いつも聞いてて安心する声が聞こえてきた。
「あら、宙じゃない。まだ寝てなかったのね」
「ええ、明日の準備をしてましたから」
へへ、と宙が笑った。それに咲夜も笑いながらで質問する。
「貴方、不安はあるかしら?今回の異変で」
「はい、もろ有りです」
あっさりな回答に思わずこけそうになる咲夜。
「随分さっぱりしてるわね…」
「ええ、でも結果が吉に転んでも凶に転んでも、今までの苦労は無駄にならないって信じてますしね」
こんなポジティブ発言に咲夜も気が緩んだ。
「ええ、そうね。成るように成るさ、てね」
「そうそう、それくらい気楽にいきましょう」
二人はゆっくりと決意を固め、明日に備えた。
地下では、破壊音が鳴り響く。
「いつもいつも一人ぼっち!!!!!なんで、どうして!?」
フランドール・スカーレットは人形を引き裂きながら、叫ぶように言葉をつなぐ。
「壊せ、壊せ壊せ壊せ壊せ壊せ!!!はははははは!壊しちゃえ!!!」
狂ったような、悲痛な声が地下に響く。
それぞれの想いが交差し、遂に異変の幕が上がる。
その結末は神のみぞ知るだろう…
おわったぁぁぁぁぁぁ!!!!!
つっかれたあああああ!!!!
あざっしたあああああああああああああ!!!!!!!