東方星海録   作:紅いボッチ

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はい、ちょいっと早めの宙君登場です。

実際は咲夜さんと出そうと思ったんですが、いかんせん場面を考えるのが難しくて…いやはや…困ったもんです。

それでは、宙君の根性、見ていきましょう!


十六話「儚き光は刹那に」

カツッ、カツッ、と廊下を歩く音が屋敷内に響く。霊夢と魔理沙は、どこにこの異変の主犯がいるか探索中であった。

 

「ったく、どこに居るんだ?主犯のヤロウ。魔力にも限界があるんだぞ…早めに終わらせたいってのに…」

 

魔理沙がぼやくのを霊夢は聞き流し、静かに探索を続ける。いつ来るか分からない敵襲にも十分に気を巡らせながら…。

 

そして、それはゆっくりと歩み寄ってきた。

 

「いらっしゃいませ、博麗の巫女、博麗霊夢様。そして、白黒魔法使い様。」

 

暗がりから聞こえた声はだんだんと近付いてくる。霊夢がお祓い棒を構える横で魔理沙は呑気にその声にこう話しかけていた。

 

「白黒ってなんだい。私には、霧雨魔理沙っていう名前があるぜ?」

 

「おや、そうでしたか。これは失礼いたしました。霧雨魔理沙様。」

 

その声の主が暗がりから姿を現す。その瞬間霊夢は驚愕した。その男は一度、自分の妖怪退治に協力した、あの青年。

 

「あんた!?宙!?どうして!」

 

珍しく声を荒げる霊夢に魔理沙は動揺した。

 

「お、おい霊夢?知り合いなのか?」

 

宙は終始にっこりと笑みを浮かべ、話しかけてくる。

 

「はい、その宙でございます。おっと、自己紹介が遅れましたね。私の名前は末星 宙。この紅魔館で執事をやらせていただいております。」

 

宙は深々と頭を下げ、霊夢たちに一礼した。

 

「…はん、まぁ良いわ。相手が誰であろうと、邪魔するなら叩き伏せて押し通るまで!」

 

「?何が何だかだが…まぁ良い!乙女らしくは無いが、押し通る!」

 

霊夢がお祓い棒、魔理沙が八卦炉を構えたところで、宙は右手を出し、チッチッチと動かす。

 

「お客様、マナーがなっておりませんね…、私はただ、貴女方を丁重にお出迎えしろと、お嬢様に言われてきただけなんですから…」

 

魔理沙が眉を顰め、聞き返す。

 

「丁重な、お出迎えぇ?そりゃぁ、ありがたいがねぇ?」

 

皮肉気に返す魔理沙。だが、宙もにっこりとした笑顔を崩さないまま、返す。

 

「それはありがとうございますね。私共もおもてなしのし甲斐がありますよ…」

 

宙はそう呟くと、体の周りに黒いモヤのような気体を発生させる。更に、その上に光の弾幕がふわふわと浮かんでくる。

 

「さぁ、お客様。おもてなしされる準備はできたでしょうか?」

 

霊夢と魔理沙に向け、にっこりと、裏のある笑顔を見せ、宙は戦闘態勢に入った。

 

「……上等。あんたみたいな三下以下は直ぐにおねんねさせてあげるわ…」

 

「っは、その言葉。そっくりそのまま覚えとけよ?逆に客人様が執事様をおもてなしてやるぜ…」

 

今、宙との対決が始まる。




オーーーーわり!あ^~疲れたんじゃー。すぐ終わったけど。

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