スペルカードバトルは少々お粗末な部分が有りますが、暖かい目で見てやってくださると幸いです。
それでは、どうぞ。
((こちら宙!本部、応答願う応答願う!先ほど、霧の湖の近くを歩いているときに、高笑いをしながらこちらに近づく妖精らしき人物を発見しました!
話を聞いてみると、その妖精はチルノと名乗りました。
色々話を伺い、スペルカードの話に差し掛かると、急ににやりと笑いだし、「やって覚えた方が早い!!」と、いきなり氷の粒を飛ばしてきました!
本部へ!交戦許可を・・・ってこんなことやってる場合じゃない!!))
頭の中でどこぞの軍人のやり取りを再現していた宙。
「逃げてばかりじゃ、練習にならないぞ!ニンゲン!!」
チルノは無邪気に、しかし容赦なく氷の弾幕の雨を降らせてくる。
「逃げるしか無いじゃな…あ、そういや…」
宙はポケットの中から、紫にもらったスペルカードの元を1枚引っ張り出した。
それを、宙は祈りながら握りしめた。
(この状況を打破するスペルを!)
そのとき、カードが光り、ある模様をカードに映し出す。
スペルカードには、恨符『死者の宴』と記されていた。それの他にスペルカードにはおどろおどろしい絵が描かれていた。
内心、絵が気持ち悪いと思ったが今はそんなこと気にしてられない。宙は必死になってスペルカードを唱えた。
「いけ!!恨符『死者の宴』!!」
スペルカードを唱えた瞬間、カードから髑髏や怨念のような霊が出現し、それぞれが螺旋を描きながら、チルノに向かって行く。
「わわわわ!!?」
どうやら、こちらがスペルカードを持ってないだろうと思っていたのか、完全に不意を突かれたチルノは宙の弾幕に直撃する。
「はは!すげぇ!!やった!」
宙が初めて出したスペルカードに歓喜していると、後ろから、とてつもない冷気が流れ始めた。
「いたた…。も~あたい許さない!手加減してやってたのに!」
チルノは少し服に焦げがついてることも気にせずに、スペルカードをポケットから取り出した。
「行きな!凍符『パーフェクトフリーズ』!!」
周りに氷が散らばる、と同時に小さな弾がふよふよ飛んでいる
「おおっと!?アブねぇ!」
目の前に来る氷の球を避け、ふよふよと浮かぶ弾を意識する。
「さー、凍れぇ!!」
そのチルノの言葉一つでふよふよと浮かぶ弾がかちりと凍ったではないか。
「やべぇ…これ、加速しそう。やばいやばい。」
そのまま離れ、宙もスペルの準備をする。
「いっけぇぇ!!」
チルノの声と同時に弾がゆっくりと動き出す。
「こなくそお!!スペルカード恨符『死者の宴』!」
反射的に唱えたスペルが奇跡を起こした。
棒立ちだった宙に急速に加速する弾幕達。
反射的に取り出したスペルを取り出し、唱える。
もし、スペルカードが無かったら、おそらく、宙はくたばっていただろう。
チルノと宙のスペルは均衡しながら火花を散らしていた。
だが、宙のスペルカードが徐々に押してきている。
「な、何?このあたいが!負ける!?」
「いっけぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
最終的には宙のスペルがチルノのスペルに押しかち、チルノは湖の奥の方に逃げて行った。
「は、はは。やべぇ、すげぇよこれ。」
呆然と立ちながら宙はつぶやいた。
その様子を高みの見物をしていた者達がいる。
「あら、あのニンゲンなかなかやるじゃない……」
「まぐれよ、まぐれ…けほっ」
「いかがいたしましょう、あの男をここに連れてきましょうか?」
メイド服の女性が明らかに十代にも届いていないであろう少女に問いかける。
その少女は尖りきった牙をにやりとした笑いとともに出しながらこう言った。
「ええ、連れてきなさい。どうせ、遊び道具か…血液タンクにしかならないでしょうけどね。」
そう言い、紅魔館の主、レミリア・スカーレットは紅い紅茶をすすった。
「……ところで、咲夜。」
「はい、何でしょうか、お嬢様。」
「…………今日の紅茶にはどんな奇想天外な物を入れたのかしら……?物凄く渋くて飲めるに飲めないんだけど……」
「ああ、今日は紅茶の葉と一緒に緑茶の葉、そして福寿草を入れてみましたわ。お味はいかがでしょうか?」
咲夜と呼ばれたメイドがニコニコと笑うなか、レミリアは…。
「……明日は普通の紅茶をお願いね…口の中がごちゃごちゃになるから……」
と苦笑いをしながらハンカチで口を拭っていた。
終わった終わった第四話。
書いてる途中で寝落ちしそうになったのはべつの話。
ではではー…