東方星海録   作:紅いボッチ

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そろそろ話を進ませようか…。
いつまでもタグの紅魔館暮らしを長引かせるわけにはいかないし…
ましてや、それほどガンダムネタも出ていない…
さらにはまだ、Rー15すら出ていない状況…
というわけで第五話スタート



五話「瀟洒なメイドさん」

チルノを撃退した後に、俺は紅魔館の門の前に来ていた。

 

「近くで見るとますますでかいよなー…さすが、吸血鬼。格が違うのかな…」

 

そう呟きながら、俺はゆっくりと真横を見る。

 

そこには、中華な服を着る、門番のような女性が…………ぐぅぐぅと寝息をたてている。

 

口の端からは涎が出ており、折角の綺麗な顔が台無しになっている。

 

それに、この女性中々グラマラスである。俺の世界だと普通にモテてるな。

 

取り敢えず、女性を起こすことに決めた。

 

「あの……あなた、ここの屋敷の門番さんですか?」

 

起きない。

 

「……あの、起きてください!」

 

まったく起きない。

 

「動けこのポンコツが!動けってんだよぉ!!」

 

「むにゅむにゅ……油淋鶏だぁ…」

 

まったく起きてくれない……。

 

なんとかして起きないかと模索していたところ、ナイフが現れた。

 

飛んできたのではない。現れたのだ。

 

銀に輝くナイフは直線的に門番の体に向かって飛んでいく。

 

「あぎゃあぁぁぁぁああああ!!!」

 

湖にまで悲鳴が響き渡った。

 

「な……なな?!何が!?」

 

「まったく……寝るのはともかく、来客に迷惑をかけるとは、万死に値しますね?美鈴」

 

俺の背後で凛とした声が上がった。

 

俺はその声の主が発している軽い殺意に鳥肌を立てながら、後ろを振り返る。

 

そこには、声だけでなく、顔の方も凛としたメイド服に身を包んだ女性がピシッと立っていた。

 

「さ、咲夜さん!違うんですこれは……!」

 

「言い訳無用。仕事もろくにできないくせに」

 

今度はナイフではなく、言葉のナイフが美鈴という門番さんに突き刺さる。

 

改めて思った。言葉って刃物よりつよいんだなって。

 

実際、咲夜と言われたメイドさんのナイフをくらってもぴんぴんしていた美鈴という人が言葉のナイフで一発KOなのだから。

 

まったく場の空気についていけない俺を察したのか、咲夜さんがにこりと笑いながら話しかけてきた。

 

はっきり言おう。その笑顔は反則ですよ咲夜さん……萌え死にます……。

 

「あら、これは失礼しましたわ。私はここ紅魔館のメイド長、十六夜咲夜と申します。お嬢様の命で貴方様を連れてくるように命じられました。あ、あとついでに門番の……中国です」

 

「ちょちょ?!私の名前は紅美鈴です!!」

 

「あ……俺は末星 宙といいます、よろしくです。」

 

咲夜さんはまたあの殺人スマイルで俺に微笑みながら…

 

「宙様ですね。これからよろしくですね」

 

と、言ってくれた。ついでに門番の方も、「これからよろしくですー」、とにこやかに握手をした。

 

何ここ、女しかいないの??

 

「それでは、宙様。こちらへどうぞ。お嬢様の部屋へ案内させてもらいますわ」

 

「はい、よろしくお願いします」

 

俺は、ドキドキしながら紅魔館前の門をくぐり、扉から紅魔館へと足を踏み入れた。

 

第一印象、紅い。全体、なにもかもが朱に染まったような世界観だ。

 

「これは私情ですが、なぜ宙様はこちらへ?」

 

「ああ……俺は向こうの世界では、俺はバケモノ扱いされてきてな、向こうの世界では息する事すら、面倒くさいと思ってたんだ、その目の前に、助けの隙間が出てきた。そのそいつの問いに答えたら、この世界…幻想郷に連れて行ってくれると来た。それに乗ったってわけだよ」

 

「ありがとうございます、色々分かりました。さて、話はこれまでにして、お嬢様の部屋に到着です。くれぐれも無礼のないように」

 

「分かりました」

 

ついにここの主人と対面ができる。

 

不安と期待を胸に膨らませ、部屋に入る。

 

そこには、主人とは思えないほど小さな女の子といえる少女が自分の背にまったく合っていない玉座に座り、堂々とたたずんでいるのだった。




終わったー・・・・・これだけ。
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