早速ですが皆さんに謝る事があります
今回もギフト鑑定までいきませんでしたっっっ‼
次回こそ本当にいきますのでお許しください
では本編をどうぞ
~追記~
サブタイトル変えました
飛鳥が自分のギフトについて喋ろうとするとピチピチタキシードの変な男が来た
何だこいつ?
「おやぁ? 誰かと思えば東区画の最底辺コミュニティ“名無しの権兵衛”のリーダー ジン君じゃないですか 今日はオモリ役の黒ウサギは一緒じゃないんですか?」
「貴方の同席を許可してはいません それと僕らのコミュニティは“ノーネームです” “フォレス・ガロ”のガルド=ガスパー」
「黙れ 名無しが 聞けば新しい人材を呼び寄せたらしいな コミュニティの誇りである名も旗印も無いのに未練がましくコミュニティを存続させるなどできたものだな――――そう思わないかい 御三人」
鋼夜たちに対して愛想笑いを浮かべるガルド
それに対して冷ややかな視線を向ける鋼夜たち
「席に座るなら 名前ぐらい名乗ったらどうなんだ?」
「そうね それと 一言添えるのが礼儀ではないかしら?」
「おっと これは失礼 私は箱庭上層に陣取るコミュニティ“六百六十六の獣”の傘下の「烏合の衆の」コミュニティのリーダーをしている って待てやゴラァ!!誰が烏合の衆だ小僧!!」
ジンが横槍をいれ それに対しガルドがキレた
「口を慎めや……紳士で通ってる俺にも聞き逃せない言葉もあるんだぜぇ。」
「森の守護者だったころの貴方なら少しは相応の礼儀で返していたでしょうが 今の貴方はこの二一〇五三八〇外門付近を荒らす獣です」
ガルドの脅しに怯まずに真っ向から勝負するジン
「そういう貴様は過去の栄華に縋る亡霊と変わらん 自分のコミュニティがどういう状況か理解できてるのか?」
「…!」
「ちょっと待て 過去の栄華がなんとかってどういうことだ?」
「そ それは・・・・」
ジンの顔に明らかに動揺の色が見える
「それについては 私が説明しましょう」
「ジン君のコミュニティは数年前までこの東区最大手のコミュニティでした 最もリーダーは違います ジン君とは比べようもないぐらい優秀な男だったそうですよ ギフトゲームの戦績も人類最高の記録を持っており 南北の主軸コミュニティとも親交が深かった 南区画の幻獣王格や北区画の悪鬼羅刹が認め 箱庭の上層に食い込むコミュニティは嫉妬を通り越して尊敬する程に凄いのです まあ 先代は ですが」
ガルドはジンを見ながらそう言う
「名と旗印って言うのは?」
「コミュニティは箱庭で活動する際に “名”と“旗印”を申請しなくてはいけません 特に旗印は コミュニティの縄張りを示す重要なものです この店にもあるでしょう」
ガルドが示す先には六本の傷が描かれた旗が飾られていた
「話は変わりますが もし ここを自分のコミュニティ下に置きたければあの旗印のコミュニティに両者合意でギフトゲームをすればいいのです 実際に私のコミュニティはそうやって大きくしました」
この店を除く あちらこちらにガルドの胸元にある虎の紋様をあしらったマークがあるのはそういう訳らしい
「はい 残ってるのはここの店みたいに本拠が他区にあるコミュニティや 奪うに値しない名もなきコミュニティぐらいですよ」
嫌味を浮かべた笑顔でガルドはジンを見る ジンは 悔しさに唇を噛みしめている
「つまり 名乗る名と旗印がないからジンの所属するコミュニティーは”ノーネーム”というわけだ」
「でもどうして名と旗印がないの?」
飛鳥が問う
「奪われたのですよ この箱庭の天災“魔王”にね 名も旗印も主力も奪われ今や 失墜した名もなきコミュニティでしかありません 名乗ることの出来ないコミュニティに何ができると思います?商売?主催者?名もない組織など相手にされません ギフトゲームに参加しようにも優秀な人材が失墜したコミュニティに加入すると思いますか?」
そりゃ入りたいと思うわけないよな普通は
「それに 彼はコミュニティの再建を掲げていますが 実際のところ黒ウサギにコミュニティを支えてもらっています ウサギはコミュニティにとって所持してるだけで大きな“泊”が付きます どこのコミュニティでも破格の待遇で愛でられます なのに彼女は毎日毎日糞ガキどもの為に身を粉にして走り回り 僅かな路銀でやりくりしている本当に不憫ですよ」
ワザとらしく額に手を当てヤレヤレといった感じに首を振る
「なるほど あんたのおかけで色々分かった ところで あんたは何しにここへ来た?世間話をしにきたわけじゃないだろ?」
その質問にガルドはニヤリと笑う
「単刀直入に言います 黒ウサギ共々私のコミュニティに来ませんか?」
「な 何を言い出すんですか!?」
ガルドの提案に驚きジンが声を荒げる
「黙れ そもそも お前が名と旗印を改めていれば最低限の人材は残っていたはずだろうが それを お前の我儘でコミュニティを追い込んでおきながら 異世界から人材を呼び寄せた 何も知らない相手なら騙せれると思ったのか?その結果 黒ウサギと同じ苦労を背負わせるってんならこっちも箱庭の住人として通さなきゃならん仁義があるぜ」
言っていることの筋は通っている
故にジンも言い返せない 俺たちに対する後ろめたさもあるのだろう
「どうですか?返事は直ぐにとは言いません あなた達は箱庭で三十日間の自由が約束されます 彼のコミュニティと私のコミュニティを視察して検討してからでも」
「その必要はないわ 私ジンのコミュニティに入るから」
「「はっ?」」
ジンとガルドの声が重なる
「耀さんと鋼夜さんはどう?」
久遠さんが俺たちに聞く
「どこに入るかまだ決めてないが少なくともそいつのコミュニティーに入らない」
「私はどっちでもいい 私は友達を作るためにここに来たから でも飛鳥がジン君のコミュニティーに入るなら私も入る」
「あら 私ずいぶんと耀さんに好かれているのね もし良ければ私が友達第1号になっていいかしら?」
耀は少し考えた後 小さく笑った
「…うん 飛鳥は私の知る女の子と少し違うから大丈夫かも」
『ニャニャ‥‥ニャニャニャニャニャ― ニャニャ(よかったなお嬢に友達できてワシも涙が出るぐらい嬉しいわ)』
耀と飛鳥が友達になり 三毛猫が泣きながら喜んでいる
「失礼ですが 理由を教えてもらっても?」
ガルドが怒りながらも理由を聞く かなりの動揺ぶりで顔を引きつらせている
「私 久遠飛鳥は 裕福だった家庭も 約束された将来もおおよそ人が望みうる全てを支払って箱庭に来たのよ 『小さな一区画を支配してる組織の末端に迎え入れてやる』と言われても魅力を感じないわ」
「お お言葉ですが『黙りなさい』」
急にガルドが口を閉じ喋れなくなる
なるほど久遠さんのギフトは支配の類か そりゃ嫌になるのも分かる
「貴方にはいくつか聞きたいことがあるわ 『大人しくそこに座ってなさい。』」
ガルドは椅子にヒビが入るぐらいの勢いで座る 店の奥から猫耳店員が慌ててやってくる
「お客さん!当店での揉め事は控えてくださ―――」
「ちょうどいいわ 猫耳の店員さんも一緒に聞いて 多分面白いことが聞けるわ」
飛鳥は悪そうな顔をして言う
「さっきこの地域のコミュニティに両者合意で勝負をしたと言ってたけど コミュニティそのものを賭けるゲームはそうそうあるのかしら?そのへんはどう ジン君」
「は はい やむを得ない状況なら稀に ですが コミュニティの存続をかけたゲームですからそうそうありません」
「でしょうね なら どうして貴方はコミュニティを賭ける大勝負ができたのかしら 『教えて下さる』」
飛鳥の命令に逆らうに抵抗するガルドだが徐々に口が開く
「相手のコミュニティの女子供を攫って脅迫し ゲームに乗らざるを得ない状況に圧迫していった」
「小物らしい手ね でも そんな方法で吸収したコミュニティが貴方に従ってくれるのかしら?」
「各コミュニティから子供を人質にとってある」
「そう それで 子供たちは今どこに幽閉されてるの?」
「もう殺した」
その場にいた全員の動きが固まった…鋼夜一人を除いて
「始めてガキ共を連れてきた日 泣き声が頭に来て思わず殺した それ以降は自重しようと思っていたが 父が恋しい母が愛しいと泣くのでやっぱりイライラして殺した それ以降 連れてきたガキは全部まとめてその日のうちに始末することにした けど身内のコミュニティの仲間を殺せば組織に亀裂が入る 始末したガキの遺体は証拠が残らないように腹心の部下が食「
ガルドはそれ以上喋ることができなかった なぜならいつの間にか背後に回った鋼夜にナイフを突き付けられていた
「てっ 手前なにw「
抵抗しようとしたガルドだったが鋼夜の出す殺気に気圧された
「なあ ジン 今の証言でコイツは箱庭の法で裁けるか?」
「はっ はい!可能です ですが 裁かれるまでに箱庭の外に出られたらそれまでです」
「そうか…分かった」
鋼夜はガルドからナイフを離した
「テメェ どういうつもりか知らねえが 俺の上に誰が居るかわかってんだろうなぁ!?箱庭第六六六外門を守る魔王が俺の後見人だぞ!!俺に喧嘩を売るってことはその魔王にも喧嘩を売るってことだ!その意味が「『黙りなさい』私達の話はまだ終わってないわ」
先ほどと同様にガルドの口が閉じられる だが ガルドの腕が飛鳥を襲う
こいつまだ懲りていなかったのか いっそのこと殺してしまおうかと鋼夜が思っていると 耀と共に飛鳥がガルドの間に割って入った
「喧嘩はダメ」
ガルドの手を捻り回転させ そのまま地面に押し倒す 意外と春日部さんも凄いんだな
「ガルド 俺はあんたの上に誰がいようと気にしない きっとジン君も同じだろうだってあいつの最終目標は コミュニティを潰した“打倒魔王”だからな」
鋼夜の言葉に驚きつつも しっかりと決意をした目でジンは答える
「……はい 僕達の最終目標は 魔王を倒して僕らの誇りと仲間達を取り戻すこと いまさらそんな脅しには屈しません」
「そういうことだ つまりおまえには破滅以外のどんな道も残されていないんだよ」
「くっ……くそ……!」
耀のせいで身動きが取れないガルド
「できることなら俺が直接お前を殺したいんだが… そこの飛鳥さんに何か考えがあるようだ」
鋼夜が飛鳥に話すようにさとす
「ええ 私は貴方のコミュニティが瓦解する程度の事では満足できないの 貴方のような外道はずたぼろになって己の罪を後悔しながら罰せられるべきよ」
飛鳥の言葉にジンと猫耳店員が首をかしげる
「そこで皆に提案なのだけれど」
飛鳥は悪戯を思いつた少女のような笑みを浮かべている
「私たちと『ギフトゲーム』をしましょう 貴方の“フォレス・ガロ”存続と“ノーネーム”の誇りと魂を賭けて ね」
如何だったでしょうか?
今回オリ主の強さの一端を出したいと思ったらこんな長くなってしまいました(長い割には書けて無いような気がしますが)
次回こそギフト鑑定までいきたいです
最後まで読んでくださった方々ありがとうございました