四葉達也は優等生   作:さすおに

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1話で使われた能力

コードギアス反逆のルルーシュの絶対遵守のギアス





キング・クリムゾンとメイド・イン・ヘブン的な感じで話を進めていきます。


四葉元造と介入者

四葉元造は真夜の帰宅を聞いてすぐに会いに行った。

真夜の姉である深夜はすぐに向かったようだ。

元造は真夜の帰宅時に一緒にいた、男を応接室に通していた。

真夜が恩人と言っていたからだ。

 

応接室には手前に元造と深夜。奥に男と真夜が座っていた。現在4人しかいない。

元造はすぐに真夜の元に駆け寄った。

 

「真夜、無事だったか! 危ない目に遭わせてすまなかった...」

元造が真夜を抱きしめようとした。

 

「お父様、近づかないで...」

真夜は男にしがみついて元造を拒否した。

 

「どうしたんだ真夜。何故父である私はダメなのか...」

「四葉元造さん。彼女の身に起こったことを説明しましょう」

男はゆっくりと語り始めた。

 

四葉真夜を攫ったのは、大亜細亜連合を共通の敵とする軍事的な協力関係にあった大漢であること。

四葉真夜が男共に穢される直前に男が助けに入ったこと。

 

「そうか、君が私の愛娘の真夜を助けてくれたのか。

礼を言わせてくれ、ありがとう。そして君の名前を伺いたい」

男は迷っていた。何故なら男には名前が無いのだ。

数多の世界を巡り、名前なんて捨て去ってしまっていたからだ。

 

男は考え込んだ。

「良いものも悪いものも一緒くたに混ぜて全て台無しにしてしまう」学生とは程遠いが悪いこと全般は全て台無しにしたい。

ある女教皇や流浪人や人間台風のように、別に不殺を貫いきたいわけでもない。

ただ原作の人達を助けるためなら躊躇なく人殺しもする。

そこにあるのはただの自己満足。

 

誰にどんな名前で呼ばれても気にしない。だから男はこう答えた。

 

「苗字はありません。名前は野良と申します。年齢は18です。趣味は人助けです」

野良猫は色々な人達から勝手に名前を付けられる。だから野良を選んだ。

男の肉体の年齢は止まっていた。だから18。

精神年齢は人の寿命をとっくに超えていた。

 

「深夜。真夜を部屋に連れて行って、一緒にいてあげなさい」

元造がそう言うと、深夜は頷いて真夜と一緒に応接室を出た。

真夜は野良の腕をずって掴んでいて、離れるのを嫌がっていたが渋々姉に付いていった。

 

応接室には元造と野良の二人だけになった。

先に口を開いたのは元造だった。

 

「野良君かなるほど。一人で大漢に潜入して、真夜を救出した手腕は素晴らしいと思っている。

しかし君は一体何者だ? それほどの実力を持ちながら無名なわけがないはずだ。野良君、目的は何だね? 」

 

「単刀直入に言います。私を四葉に加えてくれませんか? 」

四葉真夜を助けるのは簡単だ。只の人間に遅れを取るわけがなかった。

ここからが本題。介入者の真骨頂。

原作キャラの立ち位置を奪う。俺が狙う立ち位置は七草弘一と司波龍郎の場所だ。

 

「ほう。四葉に入りたいのか。それは四葉にとって有益になることなのかね」

元造は野良を信用しているわけではなかった。

彼は利用できるものは利用する人間だった。話を聞くぐらいなら構わなかった。

もし変な動作をすれば元造の魔法、精神干渉系で系統外魔法の死神の刃で殺してしまえばいいだけなのだから。

 

「私はサイオン保有量を世界一と自負しています。そしてありとあらゆる系統の魔法も使えます。そして私は世界最強の魔法師だと思っています」

野良は正面から啖呵を切った。

彼に怖いものない。だからこんなセリフを吐ける。

普通の魔法師だったら、十師族でありその七草と並び最有力と呼ばれている四葉の当主に正面からこんな物言いはできない。

 

「若造...調子に乗るなよ。その度胸は認めよう。仮にも本当だったら四葉に加えても構わん。世界最強の魔法師の実力、それを証明してみろ」

野良は心では笑っていた。

罠にかかったなと。そう四葉の魔法師は実力が備わっている。

目の前で最強と豪語されたからには、それなりの敵意を向けてくると思っていたのだ。

そう野良が今回やることは、四葉の連中に変わって大漢を滅ぼすことだ。

成功率は100%。万に一つもありえなかった。

 

「いいでしょう。私が望むのは四葉真夜の専属の執事。私は貴方達、四葉に変わって1日で大漢を滅ぼしてきましょう」

元造は声に出して笑っていた。ありえないと。

そう普通ならありえない。しかし野良は人外だ。人の見た目をしたバケモノだ。

 

「ではやってみるがいい。1日で憎き大漢を滅ぼせたならば、加えてやらんこともないぞ。

期限は今日の朝7時から明日の夜の7時まで。四葉はスパイ衛星で監視しておくから嘘は通じないぞ」

 

「わかりました。しかしもう夜も遅いので今日は休ませてもらえないでしょうか?」

時刻は丁度12時を回ったところだ。

元造はそれを了承し、空き部屋を用意させた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「大丈夫よ。真夜、私が付いているから。安心して寝ていいのよ」

四葉真夜の姉である、四葉深夜は妹である真夜を安心させようとずっと側についていた。

しかし、真夜が寝る様子はなかった。

 

「姉さん、一緒にいてくれるのはとても嬉しい。でも姉さんじゃあ、私寝れないの...」

深夜は妹の言葉が胸に刺さった。

力不足と言われているようで、悲しかった。

 

「私じゃダメなの? じゃあどうすれば? 」

深夜は思いっきり真夜に抱きついた。

ゆっくりと真夜の頭を撫でていた。

 

「あの人が私の側にいないと安心できないの...姉さんが悪いわけじゃないの。気に触ったならごめんなさい」

真夜が深夜に抱き返す。

その様子は第三者が全員観ていたら、微笑ましい姉妹愛と断言できる雰囲気だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

野良は体内時計が7時にセットされているため、毎朝どんなに遅く寝ても朝7時に目が覚める。

身体を起こそうとすると寝る時には自分しかいなかったはずなのだが左腕に誰かが、しがみついているのを感じた。

 

左腕の方を見ると、真夜が寝ていた。

可愛い寝息をスゥスゥと立てていて、口から涎を垂らしていた。

野良は真夜のその表情に心を奪われていた。

 

野良の性格は壊れている。ドSでもありドMでもある。

捻くれて.正直者で.神経質で.無口で.気さくで.明るくて.温厚で.親切で.無知で.人畜無害で.浅ましくて.人当たりがよくて.豪快で.冷静で.呑気で.鈍感で.余裕があって.

欲張りで.変態.無神経で.好奇心が強くて.頭が硬くて.素直で.紳士で.キザで.ピュアで.惚れやすくて.優しくて.気分屋で.自己中心的で.荒々しくて.食い意地があって.照れ屋で.無邪気で.抜け目がなくて.無感動で.頼りがいがあって.自分が好きで.傲慢で.前向きで.愚直で.利己的で.執念深くて.大胆で.無垢な性格だ。

 

要するに人格破綻者だ。

野良の今の気分は、真夜にイタズラがしたかった。

 

真夜の耳に息を吹きかけたり、耳をくすぐったり、耳たぶを触り回したり、頬を引っ張ったり、触ったり、頭を撫でたり、猫のように顎をくすぐったりもした。

真夜の反応は全てが可愛かった。可愛い声を上げるから、理性が飛びそうになった。

 

 

野良は四葉深夜が部屋に来るまで、真夜をずっと愛でていた。

 

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