四葉達也は優等生 作:さすおに
からの独自設定。
温かい目で見てね!
大越紛争。
それは大亜連合が南下をしたことによりベトナム軍との間に起こった紛争。
日本は表立ってベトナム軍を支援するわけには行かなかった為に、風間玄信を単身送り込んだ。そしてあまりに活躍しすぎたために出世街道からは外される羽目になった。
余談だが新ソ連とUSNAも介入している。
それが原作。
しかしここは原作に似て非なる世界。
日本国は十師族の四葉に牛耳られ、常に情報統制が置かれる平和な国。
魔法師の地位は野良、四葉 鉄也の英雄的活躍により日本国では非常に高いものとなった。
そして四葉 鉄也は二人の女性の間に子を作った。
その情報は業界を問わずに世間を賑わせた出来事だった。
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「風間君。俺が大亜を殲滅するけどいい? このままだとクソッタレの白人共に介入されてしまう。そうなってしまったら君の活躍も無駄になる。そうだろう? 」
風間玄信。遠い未来に独立魔装大隊を率いる男。
そんな彼は、日本の裏事情に詳しい者なら知っている日本を支配する男。
魔法師で四葉の英雄と呼ばれる、四葉 鉄也が目の前にいた。
「英雄と呼ばれる貴方が来てくれたのは非常に心強いです。しかし、本当にお一人で大丈夫なのですか? 大亜の軍の規模は万を優に超えているんですよ? 」
彼は笑った。風間はその笑いが理解できなかった。
「実に簡単だよ。問題ないさ。それに君は一人でここまで頑張ったんだ。この俺が一瞬で終わらせよう」
四葉 鉄也はある魔法を使用した。厳密には魔法ではない。
正確にはそれは将来、長男が使用する魔法に似ている技だ。
代表的なのは冥王計画のゼオライマーの冥王攻撃や、デモンベインシリーズのデモンベインのレムリア・インパクト。
マテリアル・バーストは質量をエネルギーに分解する魔法。
上に上げた2つは平行世界からエネルギーを取り出す。それも無尽蔵に。レムリア・インパクトに限っては無限熱量とか訳の分からない事になっている。
「茶番は終わりだ」
大亜の位置なんて手に取るように分かる。
何故、分かるのかは簡単だ。分かるもんは分かる。
ただそれだけ。
鉄也が両手の拳を合わせると、大亜の軍隊に無慈悲な贈り物が届けられた。
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原作と違い、風間玄信との飲みに行く程度の仲になった。
このお陰で独立魔装大隊が出来た時に、安心して達也と深也を預けることが出来る。
それは置いておくとしてだ...
「達也の魔法演算領域が『再成』『分解』に占有されてマトモに魔法が使えないの!私のせいだわ。私の魔法演算領域が歪だから達也も...」
俺が大越紛争に行っている間に、子供達の魔法演算領域を調べてもらった。
結果は分かりきっているが。しかし、真夜が自分を責めているのは納得がいかない。
「真夜が悪いわけじゃない。魔法をマトモに使えないなら、使えるようにしたらいいじゃないか」
「どうやって!? 仮想魔法演算領域は性能もイマイチで情動を消さないとダメなのよ!」
長女の真華。次女の深夜。次男の深也は魔法演算領域に異常はなかった。
深夜は自分の子供達は異常がなかったため、妹を慰められなかった。
「簡単だ。簡単すぎる。ある方法を使えば簡単だ。でもこれは非人道的だ。しかしやらなければならない! 」
それは精神を植え付ける。
分かりやすく言うならば精神ごと人格を植え付けることだ。
エア・ギアという漫画をご存知だろうか。
その登場人物に
多重人格者の精神は同一だろうか。
同一なのかもしれない。同一じゃないかもしれない。
精神という大きな家に、部屋という人格が多数存在しているだけかもしれない。
精神の共有だ。これが解離性同一性障害と思っている。
もし肉体という土地に、精神という家があり、それが何件もあったら。
精神が人格によって独立していることに成る。例に上げるなら武藤 遊戯とアテム。
まぁ武藤 遊戯の場合はアテムの精神が乗り移っているから正確に多重人格ではない。
結論を言おう。スパロボだったら精神コマンドが別々だから問題ないよね!
精神が特定の人格を守るために新たな人格を作るなら、魔法演算領域は共有。
しかし精神そのものを移してやれば、人格と魔法演算領域付き。
即ち達也は2人分の演算領域ゲット。
次は幼少期と一気に沖縄に飛ぶよ!
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