閃乱カグラ~少女達の恋路~   作:神楽の守

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先ずはこの『閃乱カグラ~少女達の恋路~』をお手にとって頂き、有り難うございます。

閃乱カグラ~少女達の恋路~とは?

閃乱カグラに登場するヒロイン達と、主人公が紡ぐ恋愛小説です。
この作品のジャンルは『恋愛』『人生』『バトル』です。
しかし、~少女達の恋路~の短編小説等になるとジャンル、又は世界観が変わる場合があります。その場合は必ず、前書きにてお知らせ致します。
閃乱カグラの世界観を少しでも出そうと、努力は致しました(笑) 
初めて書く小説なので不馴れな点も、可笑しな点もあるかと思いますが、その時は 何処がダメだったか、ここはこうした方が良いというメッセージをお寄せ下さい。
勿論、その他のメッセージでもOKです♪
フラットな気持ちで読んで頂けたら幸いでございます♪
それでは、『閃乱カグラ~少女達の恋路~』のはじまりはじまり~~♪♪




~再会~

---------プロローグ---------

私の名前は『飛鳥』。国立半蔵学院の忍学科に通う一年生だ。

季節は春。桜の花びらが、新しい旅路を祝う午前。春の季節は人生の区切り目で、何かを始める人もいれば、何かを終える人もいる。かく言う私もこの春で二年生になる。心機一転、一生懸命頑張るぞ!・・・・そんな矢先に

 

飛鳥『まいったな~もう! なんでよりによって始業式の日に限って寝坊しちゃうの!?』

 

昨日の修行で疲れすぎて、寝過ぎちゃったのが悪かったのだろう。

 

飛鳥『今日は、しない方が良いよね?』

 

私は毎朝乾布摩擦をしているのだが、そんなことをしている時間は今の私には無い。

時計を見れば始業式まで後40分しかなかった。私は急いで制服に着替え、食パンをくわえて、慌てて靴を履き、家を出た。

 

飛鳥『どうしよう、このままじゃ本当に遅刻しちゃう! こうなったらあれを使うしかない!』

 

私は、忍学科の生徒しか使わない『忍びの道』を使って登校することにした。

 

飛鳥『はぁ はぁ はぁ』

 

このまま行けばまだ間に合う。私は更にスピードを上げて走る。すると・・・道の先に黒い塊が見えた。近づいて行くと、黒いセーラー服を来た集団が道を塞いでいた。でも何で?ここは忍びしか通れない道なのに・・・まさかと思ったその時、黒いセーラー服を来た少女が口を開いた。

 

悪忍A『お前、半蔵学院の飛鳥だな?』

 

薄々勘づいていたが、待ち伏せされていたのか。

 

飛鳥『そうだけど、私に何か用?』

 

悪忍B『あぁ、お前ん所の善忍が、あたい等の仲間を可愛がってくれたそうじゃないか。そのお礼をしにきたのさ。悪いが、ここで消えて貰う!』

 

どうする。逃げるか・・闘うか・・・答えは決まってる!

 

飛鳥『飛鳥!舞い忍びます!!』

 

悪忍『行くぜぇ!!テメェ等ーー!!!』

 

キンッ!カキンッ!カンカキンッキンッ!ガキッキンカキン!!バキンッッ!!!

 

飛鳥『ぐッ!』

 

私は膝をついた。

 

飛鳥『数が多すぎる・・・でも、こんな所で諦めてなんかいられない!』

 

悪忍A『諦めろ。お前はもう限界の筈だ。』

 

飛鳥『ッ!』

 

悪忍は苦無を持った腕を、天高く上げている。このまま降り下ろされたら・・・私は。

 

悪忍A『死ねーーッ!!』

 

もう駄目だ・・・っと諦めかけたその時。

 

バチッバチッ!!

 

悪忍A『何ッ!』

 

雷と同時に、男性が現れた。男性は苦無を持った悪忍の腕を掴んで離さない。

 

悪忍A『ぐッ!離せッッ!!』

 

悪忍B『何者だ貴様!』

 

???『この制服見たら分かんだろ?』

 

勿論それは、私達と同じ『国立半蔵学院』の男子用制服だ。

 

悪忍C『ならば貴様も、まとめて始末するまでた!!』

 

悪忍達が、一斉に男性えと襲い掛かる。

 

???『飛鳥を、傷付けさせはしないよ。』

 

飛鳥『えっ?』

 

何で私の名前を知っているのだろうか。と思ったその時。

 

バチッ!

 

彼の身体が雷に変わり、一瞬にして敵の背後を取った。

 

???『こんなもんか?』

 

ドゴッ!!

 

悪忍A『貴様ッッ・・・』

 

ドサッ

 

私は、悪忍を手刀で気絶させた事に驚いた。

 

悪忍B C『ウオォォォッッ!!』

 

残党が一斉に男性に襲い掛かる。・・・だが。

 

???『お前ら程度、体術で十分だ。』

 

バチバチッッ!!

 

今度は雷で敵を麻痺させ、倒れそうになる身体を腕で掴む。

 

悪忍B C『ッッ!!!』

 

ギチッギチギチッッ!!

 

悪忍B C『ぐッ・・ぁ・・・』

 

ドサッ!

 

片腕ずつで悪忍の首を絞め、気絶させた。

 

???『・・・』

 

飛鳥『・・・』

 

???『怪我はないか?』

 

私は思い出を遡り、彼の事を思い出そうとしている。でも思い出すには・・・何かが足りない。私は彼に聞いてみた。

 

飛鳥『貴方は・・誰?』

 

???『此れを見たら直ぐ分かる。』

 

ゴソゴソッ

 

すると彼は鞄から『R』と刺繍されたハンカチを取り出した。

 

???『飛鳥が作ってくれたハンカチだ・・・覚えてないか?』

 

私はこのハンカチを見て・・直ぐ思い出した。忘れる筈がない・・・彼の名前は。

 

飛鳥『りょっ諒君!?』

 

諒『おいおい、分かんなかったのか!?』

 

飛鳥『10年間も会ってなかったんだよ!それに前の泣き虫諒君と全然違うから、気付かないのは当前だよ・・・でも』

 

飛鳥『助けてくれてありがとう!』

 

諒『お礼なんていいって』

 

飛鳥『でも本当に嬉しかったよ? それにさっきの諒君・・・凄くカッコ良かった♪』

 

諒『やめろ・・照れるだろうが・・・』

 

飛鳥『えへへ♪』

 

諒『んで、飛鳥は何でここにいるんだ?』

 

飛鳥『諒君だって・・・』

 

私達は、何かを忘れている・・・

・・・・・・・・

・・・・・・・・

 

諒&飛鳥『あー!!』

 

諒『いけね!こんな所でのんびりしてる暇はなかった!!飛鳥、走るぞ!!!』

 

飛鳥『うん!』

 

ダッ!!!

 

私達は遅刻を防ぐ為に、全速力で学院に向かった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

諒&飛鳥『ハァッハァ』

 

諒『やっと・・・』

 

飛鳥『着いたね・・・』

 

私達は遅刻することなく学院に着いた。

 

飛鳥『じゃあ諒君、また後でね♪』

 

諒『あぁ、後でな。』

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

私は教室で物思いに耽ていた。

 

飛鳥 ( 諒君・・あのハンカチ・・・まだ持っててくれたんだ。)

 

どんなに時を経ても、大切な人が自分の作った物を持っててくれるのは とても嬉しい。

私が小学校に入学する時、彼は違う小学校に入学する事が決まっていた。

当分会えないならと、お互い離れ離れになっても頑張れるようにと作ったハンカチなのだ。

彼が私に作ってくれた、『A』の刺繍が入ったハンカチ・・・今でも、胸の中に入れている。

何でハンカチを胸に?と思うかもしれないが、私は小さい頃から 大切な物を胸に隠す癖がある。

私にとってこのハンカチは、とても大切なもの・・・。だから、胸の中に入れてしまう・・・

16歳になっても克服出来ないのだから、この癖は多分・・・一生直らないだろう。

 

キーンコーンカーンコーン♪♪♪

 

チャイムがなった。生徒全員、始業式が始まる講堂に移動した。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

講堂では既にじっちゃんの挨拶が始まっている

 

半蔵『・・・・であるからして、この季節はとても過酷な季節じゃ。今までの学問では簡単でも、新しい勉強が始まれば 振り落とされる者も大勢出てくる。皆はそう言うことにならぬよう日々、精進するのじゃぞ。』

 

半蔵『さてここで、新しく転入してきた生徒を紹介しよう。』

 

半蔵『転入生の、石井 諒君じゃ。』

 

諒『皆さん初めまして。新しく転入しました、石井 諒です。至らぬ点もあるかと思いますが、一生懸命頑張ります。よろしくお願いします!』

 

半蔵『うむ、頑張っての。皆も石井君が困ってたら 助けてあげるのじゃぞ。』

 

半蔵『ではこれにて、国立半蔵学院の始業式を閉会する。皆、気を付けて帰るのじゃぞ。』

 

始業式が閉会し、足早に帰る生徒達。だが、私達はまだ帰れない。霧夜先生と何時ものメンバー4人で忍部屋に向かった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

忍部屋に着いた私達へ、霧夜先生が伝えたい事があると言う。

 

霧夜『お前等に、話がある。』

 

飛鳥『何ですか?霧夜先生。』

 

斑鳩『何ですか?先生。』

 

葛城『どうしたんだ?先生。』

 

雲雀『先生♪何々♪』

 

柳生『・・・』

 

霧夜『この忍び学科に、新しい生徒が配属される。』

 

この言葉を聞いたかつ姉は・・・

 

葛城『やったぜ!!これでまたモミモミ出来る奴が増える~♪ あたいの あたいの桃源郷~♪♪』

 

全員言い出せずにいると、斑鳩さんが・・・

 

斑鳩『あの・・新しく来られる方は・・・男性ではないでしょうか?』

 

斑鳩さん、ストレート過ぎます・・・

 

葛城『うぇっ、まじ!?先生そうなのか!!』

 

霧夜『あぁ、そうだ。』

 

柳生『男・・・っは!雲雀が危ない!!』

 

雲雀『柳生ちゃん・・大丈夫?』

 

柳生『雲雀!お前は俺が守るからな!!』

 

雲雀『ふぇ?ありがとね♪柳生ちゃん♪♪』

 

霧夜『そろそろ良いか?』

 

飛鳥&斑鳩&雲雀『はい。』

 

葛城『おっ・・おう!』

 

柳生『・・・』

 

霧夜『入れ。』

 

ガラガラガラッ

 

???『失礼します。』

 

・・・・・・・・・・・・

 

霧夜『今日から、新しくここの生徒になる 諒だ。』

 

諒『只今、ご紹介に預かりました。諒と申します。若輩者ではありますが何卒、御指導御鞭撻の程 宜しくお願い致します。』

 

斑鳩『はい、諒さん 何か分からないことがあれば 何時でも言ってくださいね?』

 

諒『はい!』

 

斑鳩『フフッ♪』

 

葛城『りょ~ ビシバシしごくからな~! 』

 

諒『望むところです!』

 

葛城『おっ良いねぇ!あたい、ノリがいい奴は大好きだぜ♪』

 

雲雀『諒君♪雲雀もまだまだだけど・・よろしくね♪♪』

 

諒『はい!雲雀さん、一緒に頑張りましょう!』

 

雲雀『雲雀、諒君より年下だから 雲雀って呼び捨てで良いよ♪』

 

諒『うん、じゃあ ひば・・』

 

柳生『ダメだーー!!』

 

雲雀『柳生ちゃん??』

 

柳生『諒が雲雀を呼び捨てで呼ぶなんて・・そんなの・・・絶対駄目だ!』

 

雲雀『柳生ちゃん!!』

 

柳生『雲雀・・・』

 

雲雀『これから 雲雀達と一緒に過ごすんだよ?仲良くしなきゃダメ!』

 

柳生『・・・』

 

諒『じゃあ、呼び捨てにしても・・』

 

雲雀『うん♪良いよ♪♪』

 

諒『じゃあ改めて、雲雀!これから宜しく!!』

 

雲雀『うん♪』

 

柳生 ( 俺だって分かってる・・仲良くしなきゃいけないのは・・・ )

 

柳生 ( でも、雲雀を奪われそうな気がして怖かったんだ・・・)

 

諒『柳生さん、ごめんなさい。』

 

柳生『なっ・・何がだ?』

 

諒『俺、柳生さんの気持ち考えずに勝手なことして・・・』

 

諒『柳生さんにとって、雲雀さんはとても大切な人なんですね。』

 

柳生『あっ当たり前だ!雲雀は、俺の大切な・・・』

 

諒『雲雀さんを傷付けたり、泣かせたりなんて絶対しません。』

 

柳生『約束だからな?』

 

諒『約束です。』

 

柳生『信じていいんだな・・信じるからな!!』

 

諒『はい!だから、これからお互い 大切なものを守る為に頑張りましょう!』

 

柳生『いっ言われなくてもそのつもりだ!』

 

諒『では柳生さん、これから宜しくお願いします!』

 

柳生『・・・・』

 

柳生( こいつは、他の男達とは違う 何かを持っている。)

 

柳生( それを、俺は知りたい。・・・だから 先ずは! )

 

柳生『りっ、諒!』

 

諒『どうしました?』

 

柳生『俺の事も・・呼び捨てにしてもかまわないぞ?』

 

諒『良いの?』

 

柳生『諒が嫌なら・・無理にとは言わないが・・・』

 

諒『嫌な訳ないだろ?柳生! これから宜しくな♪』

 

柳生『あっあぁ・・よろしく・・・』

 

飛鳥『諒君♪改めてよろしくね♪♪』

 

葛城『んっ? 改めて?? 飛鳥、知り合いなのか!?』

 

飛鳥『うん・・幼馴染みなんだ・・・』

 

葛城『幼馴染み!?って事は、飛鳥のあんなこともそんなことも知ってるのか! 諒、後で色々教えてくれよ~♪』

 

飛鳥『だっ・・駄目だってば!』

 

葛城『ニシシッ♪ 冗談だって♪♪・・・油断してる雲雀にパイタッチ!!』

 

雲雀『キャハハッ♪くすぐったいよ~♪♪』

 

飛鳥『もう・・かつ姉ってば・・・』

 

諒『ははは・・凄い人だな。』

 

飛鳥『うん・・』

 

諒『飛鳥、覚えてるか?』

 

飛鳥『何を?』

 

諒『俺とお前が離れ離れになる時、あの場所でした約束を・・・』

 

飛鳥『大切な約束だもん・・忘れる訳ないよ♪』

 

諒『良かった!忘れてたらどうしようって思った!!』

 

飛鳥『もう諒君ってば・・・』

 

飛鳥 ( 言葉で伝えるのは、恥ずかしくて言えないけど・・・ 心の中では言える・・・・)

 

飛鳥 ( 諒君・・大好き♪ )

 

諒『何か言った?』

 

飛鳥『何でもないよ♪えへへ♪♪』

 

斑鳩『諒さん!飛鳥さん! 葛城さんを止めてください!!私達だけじゃ無理です!!!』

 

飛鳥『あはは・・諒君、行こっか?』

 

諒『だな・・・』

 

ガヤガヤガヤガヤッ

 

霧夜 ( 俺の予想では、除け者にされるんじゃないかと心配したが・・その必要はなかったようだな・・・しかし、あんなに早く場に馴染めたのは飛鳥以来だな。これからどう化けるか・・・楽しみだ。)

 

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忍びは闘いの道具と言ったのは誰だろう?

忍びは感情を殺して、主の為に滅私奉公してこそ 本物の忍びだと。

それが本物の忍びの姿なら私は、忍びの道など極めようとしないだろう。

孤独に押し潰され、明日の自分も見えなくなる事あった。

だけど、私には仲間がいる。信頼出来る仲間が。仲間の為に、皆の笑顔の為に滅私奉公するなら 何も苦じゃない。

彼が、私にそれを教えてくれた。だから今度は私が、皆に教えてあげたい!

 

私達の、失われかけた何かが動き出す・・・・そんな気がした。

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