鼻の粘膜が弱いそうです。
乾燥する季節、私は体調を崩しがちなので
今日もコンビニでサラダを食べながら頑張っています。
今回もよろしくお願いします。
2017/4/4 修正
少しづつペースを上げながらフィールドを駆け巡る
辺りはだいぶ暗く、リリは松明をもって後ろからついてくる
彼女は時折帰ることを推奨してきたが、
最低でもあと1体は狩らないとペースが悪くなると言い返し、先へ進んだ
少し開けたところへ出ると
ついに目標のモンスターを発見した
イビルジョー(飢餓)だ
ガーグァらしき死肉をあさっている
体はかなり大きい
文句なしのG級特別許可証(ゴールド)クラスだ
口から赤黒い雷を垂れ流しながら肉をむさぼる姿は、
まさに怖いもの知らずの、「凶暴」
すぐに私たちに気づき
獲物を見つけた喜びに咆哮する
リリはまだ特別許可証(ゴールド)クラスを討伐できる力はない
すぐに補助に回るよう指示する
今回ばかりは仕事(レポート)をする余裕はないだろう
回避に専念させる
イビルジョーに向き合うと、ヤツはすでにこちらに突進してきている
私の目の前まで来ると急停止し、ブレスをぶちまけた
既に抜刀していたので、身をかがめてガードする
しかし、龍属性のブレスは雷のように不定形の物なので、全てを防ぐことは出来ない
ましてや刀身の小さなブレイズブレイドχではなおさらだ
体のあちこちに熱と痺れを感じる
ブレスが終わるとすぐに後退して
ヤツの気を引きつつも回避に専念し、ウチケシの実をかじった
龍属性ブレスは、今の科学で証明が出来てない項目の一つである
基本的には雷と同じ性質なのだが、その実は全く異なる
雷は電位の差によって発生する、いわば自然現象だ
しかし龍属性という力は簡単には説明できない
視認できる情報で言えば、「赤黒い雷」
そう、ブレイズブレイドχの爪が発するものと同じだ
そして龍属性の攻撃又はブレスを受けると、「火傷」のような症状が出る
これは龍属性そのものが非常に高い摩擦係数を持っているからだとされているが、
真偽は定かではない
龍属性をもつモンスターは龍属性の攻撃に耐性が無い、
また、「虫」や「植物」は龍属性を完全に遮断できるなど、解明されて無い謎ばかりなのだ
さらに、火、水、氷、雷といった属性を持つ武器が龍属性攻撃を受けると、
一時的にその「属性効果が極度に低下すること」が最近の研究で分かっている
これに関してはウチケシの実を使用(粉末をかける)することで、緩和される
人体もそうであるが、ウチケシの実には龍属性を遮断できる効果が
非常に高くあるから、だそうだ
とにかく、龍属性には謎が多い
私の大剣、ブレイズブレイドχに至っては、常に赤黒い雷を放出している
これは普通の龍属性武器には見られないものだ
まぁ、いずれ解明されるときが来ればいい
モンスターの研究によって人間が安心して暮らせるなら、それが一番だ
ウチケシの実を飲み込むと体から痺れが消えた
ヤツの気を引くために高速で移動し挑発する
イビルジョーはさらに激昂しその口からはブレスがこぼれるように溢れている
首を持ち上げ、一気にブレスを放出させる
寸のタイミングで攻撃をかわしたところで態勢を整えなおす
龍属性ブレスは連発が出来ない
今がチャンスだ
足元までもぐりこむと、イビルジョーは大きな足を振り上げてスタンプする
地面が揺れれば足を取られて動けなくなってしまう
私はスタンプに合わせて大きくジャンプする
モンスターは地形を生かした攻撃をしてくるが、
それを逆手にとれば大きなチャンスとなる
この芸当はリオン先生に教えてもらった回避術だ
特訓のおかげで、平地なら武器を担いでいても垂直に1mはジャンプできる
スタンプ後の数秒の隙に、腹を掻っ捌くように大剣を振るう
バリバリと赤黒い稲光が飛び散る
斬り終えた場所を確認すると、
その丸い腹には「若干のキズ」があるだけだった
「ちっ、やはりだめか」
つい口から言葉がこぼれた
そう、私の大剣、ブレイズブレイドχは
「龍属性モンスターに致命傷を与えられない」のだ
通常のイビルジョーであれば、先の一撃で内臓をぶちまけることも可能だったが、
飢餓状態のヤツは全身に赤黒い雷(龍属性)を纏っているため、爪の効果が効かないのだ
例えて言うならば、
「龍属性に対して、ブレイズブレイドχはただの鉄の剣」なのである
いくら私が体を鍛えているからとはいえ、グラビモスの首を切り落としたり
蒼火竜の頭蓋骨を貫くなんて芸当は、この大剣でなければ無理だ
ブレイズブレイドχの龍属性は非常に高い摩擦係数を持つため、
軽く振っただけで岩盤でさえも切り刻むことが出来る
他属性や属性を持たないモンスターに対しては無類の強さを誇るが、
龍属性に対してはほぼ無力なのである
もちろんこの事実は理解している
さて、考えていたら状況は悪くなっていくばかりだ
今はこのデカブツに集中する
イビルジョーはデンプシーしながらその大きな尻尾を振るってくる
その攻撃を、大剣を斜めに当てていなす
そのたびヤツの龍属性が体に響き、あちこちが痺れていく
ついにはヤツの尻尾をもろに食らって・・・
崖のような岩壁に叩きつけられてしまった
全身打撲と脳震盪にクラクラと視界が歪む
ヤツはどんどん距離を縮めてくる
もう目の前だ
腕が・・・上がらない
その瞬間だった
目の前の巨体が地面に沈む
イビルジョーは状況が理解できていないようで、暴れもがいている
そう、リリの落とし穴だ
彼女は全力疾走で私の元へ駆け寄り、
すぐに回復薬Gを飲ませ、ウチケシの実を口の中へねじ込んだ
痺れが取れ、うっすらと目が覚める
リリは涙目で震えていたが、
それでも強い声で
「いったん撤退しましょう!!今のkingさんでは勝てません!!」
そう言って、私の肩を担いでフィールドを去る
少し離れたところでリリはモドリ玉を使った
緑色の煙に誘われるように、台車を引いた大量のアイルーたちがやって来て
私たちをキャンプまで運んでくれた
リリは用意周到だった
フィールドの出口にもう一つ落とし穴を引いていたので
追ってくるイビルジョーをさらに足止めしていたのだ
・・・意識はだいぶ戻っていて、
キャンプに着くころには立って歩くことが出来た
空は暗闇で、木々の隙間からは星も見えていた
リリはベリルからもらっていた秘薬軟膏を
私の打撲した箇所に塗っている
とても、気まずい・・・
会話が無いことは別に気にならなかったが、
部下の前でこの醜態だ
流石に呆れられただろうか
そんな時、ふと頭に思い浮かんだのは、荒巻の言葉だった
「いいか、俺とお前は、パートナーだ。一人だけ目立つ戦いをしてると、
いつか、死ぬぞ。」
荒巻と組み始めたばかりで、まだ上級ハンターだった頃
なかなか倒せないモンスターに苛立った時は、いつもこう言って諭してくれた
きっと今リリは、荒巻と同じように感じているのだろう
今までが上手くいっていただけに、言いづらいのだろう
リリはとても気が利いていて、穏やかな心を持っている
その心に私は、過去の自分のように甘えていたのかもしれない・・・
「すまない」
ぽつりとつぶやいた
同じ過ちを繰り返した悔しさから、声は震えていた、と思う
そして、背中に軟膏を塗っていたリリの手が、ぴたりと止まった
誰かの手料理が無性に食べたいです。
一人住まいなので、どうしても外食コンビニばかりです。
生活習慣変えたいなぁ・・
でも忙しいもんなぁ・・
愚痴ばっかりですみません。
次回も見て頂けると嬉しいです。