仕事があまりに多忙で、プライベートでPCを触る機会がめっきり減ってしましました。
自分の中で物語が遠のいていくようで悲しいです。
仕切り直しで、またゆっくり頑張っていくので、
今回もまた、宜しくお願いします。
20174/5 修正
荒巻とベリルは、飛空艇に乗って私達を迎えに来た
入り江に到着すると、すぐにタラップで引き上げて、上昇する
この頃には、リリはいつもの調子に戻っており、
ベリルと楽しそうに話をしていた
自室にて、久しぶりの我が家にほっとする
サクマも元気そうで、仕事上がりの私達のためにご飯を作ってくれている
香りからすると、どうやらシチューのようだ
シチューが完成する頃、樹海の最初のキャンプ地に寄り
保管していた備品とモンスターの素材を回収した
ランポス達には荒らされていないようだ
さすがにボスを失っては統率も取れていない状況なのだろう
飛空艇の操縦をサクマに任せて
四人で食事をとる
荒巻は、私がイビルジョー(飢餓)を討伐したことを喜んでくれた
しかしそれ以上に、リリが頑張ってくれたことを称えてくれた
リリは初めて荒巻に褒められたらしく、
少し照れていた
サクマもリリの頭をポンポンと撫でていた
数日ぶりに食べるサクマのシチューが口の中に染み渡る
相変わらず猫舌にならない程度のほんのりした暖かさが食欲を加速させる
おおよそ人の腹に入るとは思えない量の食事を平らげ、
自室に戻りドカッとベッドに横たわる
私以外の3人は酒を飲むそうなのだが、参加しなかった
今回の仕事はいろんなことが起こりすぎた、少し一人にしてほしい
少し考えて自分の中で整理する時間がほしかったのだ
まずはギザミ亜種戦
私はリリのことを意識して、俗にいうPTプレイに徹した
おそらくリリも戦いやすかったと思う
特にべリルとリリの前では本気を出すこともなかったので
今まで通りの仕事ができたと思う
次にディアブロス亜種戦
これは少々やりすぎたと思う
相手の闘志に連れられて、つい自分だけの戦いをしてしまった
討伐した瞬間のの高揚感の露呈は
リリに対してもいい印象ではなかっただろう
単純に戦闘狂と思われても仕方ない
そしてイビルジョー飢餓戦
久しぶりに苦汁を飲まされた戦闘だった
個体値が高い相手だったのもあるが、私の苦手な龍属性だったことが大きい
また、リリに助けられることになるとは思わなかった
とっさの判断、勇気ある行動、たぶん彼女は
ハンターとして私より優秀なのかもしれない
しかし、意識が昏倒した時の、
彼女の様子はまるで別人のようだった
最後に私の盾になってくれた時も、
彼女がG級クラスのモンスターの攻撃を受けきったことは未だに信じられない
最終的に救われっぱなしの情けない戦闘だった
だが・・やはりリリについては気心が残る
とにかく、結果的には勝てたのだ
次同じモンスターに巡り合ったら、一人で臨みたいと思う
もちろん、必ず勝つ
最後にラギア亜種(希少種)戦
突然のトトの参戦に助けられ、とてもスマートな戦いができたと思う
トトとリリのコンビネーションもとても良かった
恐らく彼女たち二人で戦っても、時間はかかるが討伐できたと思う
ただ私の一撃が、
全力だったのが悪かった
つい振りかぶって首を頸動脈ごと切り裂いたが、
リリには信じられない光景だっただろう
人間のハンターが希少種モンスターを一撃で倒すなんて、
それこそドンドルマの大長老の武勇伝くらいにしか出てこない話だ
まぁ、そのあと色んなことを彼女に問いただされたのは言うまでもない
入り江の洞窟で話したのはほとんどそんな内容だ
「kingさんは・・・モンスターに恨みがあるみたいですね・・・」
その通りだ
「そこまで力を追及するのはどうしてですか・・・」
誰にも負けたくないからだ
「その、武器は、いったい何なんですか・・・」
・・・・・・言えない
力を隠していたのは本当に悪かった
これからはもう隠したりしない
その代り、リリやベリルに合わせた狩りは、
もうできないと思っていてほしい
お前たちが荒巻のように強くなったら、・・・いや
そのころにはもう俺はいなくなってるかもしれないな
「どういう・・・ことですか?」
・・・・言えない
「わたし、kingさんの力になりたいです。」
「イビル戦の時も一緒に気持ちを分け合って、一緒に戦えたじゃないですか!」
あれは、相手が悪かっただけだ
「それでも、今のkingさんには!kingさんだけはちゃんと笑っていて欲しいんです!!」
今の俺には、できない
「・・・だったら追いつきます、絶対に、kingさんや荒巻さんと同じくらい戦える様に」
「そしたら、その武器と、kingさんのこと、ちゃんと教えてください」
・・・・・
「kingさん!!」(私の両肩を持って揺さぶるように訴えかける)
・・・・分かった
だが、死んでも面倒見ないし、付いてこれないなら置いていくからな?
「それで、構いません」
あと、ベリルにも話しとくんだ
次の4人仕事が終わったら、
もう今までのようにのんびり戦えなくなるってな
「彼女も私と同じ考えです、荒巻さんを超えるような存在になりたいと言っていました」
・・・・そうか
彼女たちは、私たちが思っているよりも、大きな存在のようだ
初めて会ったときはその辺にいる上級ハンターだったが、
今となってはここまで強い気持ちをぶつけることができる
力量だってそうだ
力こそまだ足りてないが、センスはすでにG級特別許可証持ちと大差ない
そしてなにより、私のことを思ってくれている
驕りかもしれないが、そう感じている
そんな、入り江でのやり取りを思い返していると、
自室のドアをノックする音が聞こえた
どうぞ、と言うと、荒巻が入ってきた
次もまた、宜しくお願いします。