ARIA THE HOSPITALIS   作:にっすん

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おはようございます。こんにちわ。こんばんわ。前話でお話したとおりパート分けのAパート姫屋編です~


第五話Aパート~その妖精との交渉・姫屋編~

先日の企画立案から数日が過ぎ、アサギは姫屋へと訪れていた。あの後直ぐに各会社に連絡をしたところ思ったよりも早く交渉の場を設けてくれるとの事でその最初がこの姫屋だった。姫屋はこのウンディーネの各会社の中でも老舗中の老舗で社員の人数・集客ともに安定している。ここ最近はオレンジプラネットに押され気味とのことだが・・・・とふと思いながらアサギは受付に向かった。

 

「すみません。ホテル・ネレウスのアサギというんですが、本日約束を入れていたんですが、担当の方とかに取り次いでもらえますか?」

 

「少々お待ちください・・・・はい。承っていますね。では少しお持ちください。」

 

受付の人は立ち上がり後ろにある電話機でどこかに電話した。何度か頷いて受話器を置きまた椅子に座り直した。

 

「アサギさん。今連絡も取れましたので、今案内役が来るそうなのでもうしばらくお待ちください。」

 

「はい。わかりました。ありがとうございます。」

 

そして来客用に設置されたソファに座り待つことにした。10分ほどたっただろうか、ウンディーネにの制服を着た少女がこちらに向かってきた。

 

「お待たせしました。神無 アサギさんですね。今お部屋へ案内しますね。」

 

「あ よろしくお願いします。」

 

そしてアサギは少女について階段を上がり始めた。流石に老舗だけあって従業員も大勢といて、勤務に励んでいた。それとその誰もが少女にお辞儀をしたり敬語で挨拶したりして通り過ぎていった。

 

「・・・・はあ。不思議でしょ?まあ しょうがないのよ。私が姫屋の跡取りだから・・・。」

 

「あ・・・そういうことか。」

 

「私。藍華よ。藍華・S・グランチェスタ。紹介が遅れたわね。」

 

「よろしく。そっかー まだ若いのにもう期待されてるのか・・・」

 

「ええ。まだまだ修業中だけど。私は将来ここを継がなきゃいけないから。でも、多分ほとんどの人が私の名前に敬意をしてるわけで私自身に敬意をしてるわけじゃない・・・」

 

「ふむ・・・そうだ。初対面で失礼かもしれないけど藍華ちゃんと呼んでもいいかな?なんていうか、多分これから仕事仲間になるかもだしなんていうかそのほうがお互いに楽かなと思ってさ」

 

「え・・・まあいいわよ。私もそのほうが楽かもだし。よろしくね。アサギさん。」

 

「あいよ」

 

藍華と打ち解けたことで一つの部屋へ案内された。そこには黒の長髪の綺麗な女性が座っていた。女性は立ち上がってこちらへ向かってきた。アサギよりも少し高めでスラっとしたスタイルだ。アサギはその人物をよく知っている。女性の方もにっと笑って互いに握手を交わした。

 

「よお。アサギ。5年ぶりか・・・あんまし大きくなってないのなお前は。」

 

「うるさい。・・・そういう晃は・・・・なんというか綺麗になった?な。」

 

「すわ。疑問形にするな 疑問形に」

 

その隣で藍華はぽかーんとしていた。

 

「ああ。すまんな藍華。このアサギとは昔馴染みでな。つい。」

 

「いえ。大丈夫ですよ。ところで今日はなんの話なんですか?アサギさんは今度できるあのホテル・ネレウスのスタッフなんですよね?」

 

「ああ。そうだ藍華今後のこともあるしお前も一緒に聞いておけ。」

 

そして藍華も同席の元アサギは例のプランを資料を渡しながら説明を始めた。藍華と晃葉資料とアサギの説明を聞きながら時々相槌をうったりしながら聞いた。そして説明が終わると

 

「へー。いいですね。この企画。確かにウチはそれなりの集客があるから予約の受付の人たちは楽になるし楽になったぶんまた接客もできるし。私はいいと思います。」

 

「ありがとう。藍華ちゃん。で三大妖精「真紅の薔薇」としての意見は?」

 

晃は腕を組んで資料を見直しこう答えた。

 

「企画としては私も賛成だ。お客あってのウンディーネ稼業だ。それの予約や集客が増やせるってのは願ってもないことだ。ただ一つ聞いていいか?」

 

「いいよ。」

 

「売上の取り分はどんな割合だ?そのへんも考えているんだろ?」

 

「ちなみに晃の希望の割合は?なるべくそちらの意見を優先はするつもりだけど」

 

「そうだな・・・6:4でどうだ?もちろん6が私たち側だが・・・」

 

それを聞いたアサギはにやっと笑ってこういった。

 

「すまん晃、それだとちょっと・・・・」

 

「じゃあ、悪いがこの話はなかったこと・・・」

 

「7:3だ。もちろん7がウンディーネ達の取り分だ。」

 

そう言った途端晃と藍華はぽかーんとなった。その後晃がようやく口を開いた。

 

「いいのか?それで流石に7もとるとこっちが有利すぎないか?」

 

「いやいや。それでいいんだ。考えても見てくれ。俺たちホテル側は宿泊客にゴンドラの予約を案内するんだからあくまで仲介だ。そこから先は全てそちらに任せるということになるからどうしても労働力はそちらに負担になっている。それにホテル側は既に宿泊料金を頂いているからそれらを踏まえて7:3にしたんだ。どうかな?」

 

晃はひと呼吸おいてふふっと笑った。

 

「負けたよ。アサギ。そんな好条件を出されたら断るわけにはいかないよ。オーナーには私から話しておくよ。今後共よろしく頼むな。」

 

「ああ。こちらこそよろしく。」

 

 

 

 

こうして姫屋との交渉はうまくまとまった。晃は早速オーナーに報告に行くとのことで別れ、藍華が入口まで送ってくれた。

 

「今日はありがとね。藍華ちゃんも一人前修行頑張ってね。」

 

「はい。アサギさんもがんばってね。じゃあ、またね。」

 

 

 

藍華とも別れアサギは今日の結果報告のため一旦ホテルへもどるのであった。




今回は姫屋編でした。次回はオレンジプラネット編なりますのでよろしくお願いします。

通例通り、感想・誤字脱字等の指摘ありましたらお待ちしております、でわでわノシ
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