魔法少女リリカルなのは!? 「ヴァージン戦争」 作:ヘルカイザー
ではよろしくお願いします。
「ふふ、ショータイム! 」
アリシアがそう叫んだ瞬間、童貞はバインドで固定され宙吊りにされる。だが童貞は物欲しそうにアリシアを見るだけでこれには動じていない。するとアリシアはバインドに強力な電撃を流すとそれに合わせるように童貞を鞭で叩き始める。
「あっ!? んあっ!? ひゃうっ!? んんあっ!? 凄い!? これ凄いぃぃぃ!? 」
「はは! 呆気ないよ! もっともっと楽しんでよ! この豚! 」
「んがっ!? ああっ!? ふああっ!? もっと!? もっと!? 」
「何で……なんで満足しないの、この豚! オラァ!! 」
童貞を満足させられないアリシアはだんだんイライラしてきた。どうして終わらないのか。自分はいつまでこの人間をシバけばいいのか。もう分からないのである。だがそれをあざ笑うかのように童貞は欲を増やしていく。
「いい……もう少し、もう少しなんだ! 」
「へぇ〜そうなんだ? もう少し? 何がもう少しな……の! 」
「んあっ!? イッ……ああっ!? 」
「あは! あはははは! 君本当に凄い!? 素敵、素敵だよ!? ああ……ダメ……凄い……ふふ、あふふふ! はぁ〜はぁ〜興奮してきたじゃん! 君が初めて……だよ! 」
「ひゃああんっ!? 」
「私の初めて! 」
「んあんっ!? 」
「はぁ……はぁ……ふふ、あはは! 決めた、貴方を豚にできたら、ううん。貴方は豚じゃない。他の豚と比べたら失礼だよ! 貴方は私の物になるんだよ? そうなんだ、私はドMでどこまでも私の欲を受け止めてくれる貴方に、貴方に惚れました! だから……私の初めてを貴方に捧げてあげる! 今はまだ子供の体だから無理だけど、成長したら、私に刻み込ませてあげるよ! 貴方に私をキズも物にする権利をあげる! 嬉しいでしょ? 私がそう言ってあげてるんだよ? 喜んで? 喜んで……よ!!! 」
「あひゃっ!? ああんっ!? いんあっ!? んあああっ!? 」
アリシアはこれ以上ない興奮と将来のビジョンを思い浮かべ、さらに激しさを増す。童貞を叩き、叩き、叩き、叩き、叩き続ける。だが童貞はまだどこか満たされていない。確実に快楽は感じている筈だ。しかし童貞自身は何も満足していない。満たされていない。何故、何故なのか。一体童貞は何を求めてこんなにSを求めるのか。童貞の体は一体何を望んでいるのか。それは童貞自身ですら分からないことだった。
「そら! ほら! 言って? 私が好きだって! 愛してるって! そしたら私ももっと興奮する! あはは! 好き! 好きだよ!貴方の事が……好きになりました!!! 」
「んがっ!? がかぁあっ!? あんっ!? んあっ!? ひゃああんっ!? 」
誰も気づかない事がある。童貞の名前の呪い。それは童貞が生まれ落ち、名を与えられた時点で始まっているという事だ。すずかと出会い、アリサと出会い、なのはと出会い、フェイトと出会い、アリシアと出会い。すずかが童貞を好きでたまらなくなり、アリサがSに目覚め、なのはがフェイトにヴァージン以外の全てを穢され、フェイトがドMのなのはLOVEで、アリシアが最強のドSで。この先、童貞は自分から誰かと結ばれ様などと考える事はできない。何故なら彼の求めるのも全ては、『童貞』と言う名のもとに決められている物なのだから。そして……童貞はさらなる扉を開く。それがもう後戻り出来ぬ扉だとしても。
「そら! そらそらそらそら! オラァ! ……え…………」
「はは、ははは! 何でだろう……何も感じない」
童貞はアリシアの鞭を素手で掴みこれ以上の行為を防ぐ。童貞の開いた扉は一時的に自分の性質を逆転させる。童貞は痛みを求めるあまり、それが脳の耐えられる限界許容量を軽くオーバーしてしまっていた。故にその身体は痛みを感じない。感覚の麻痺。それは一時的な物かもしれない。がしかし、それは確実に分かれ道と言うべき童貞のくぐってきた扉とは違うもう片方の童貞の扉をこじ開けた。その世界を垣間見させる為に。
「な、何……どうしたの? 何で立つの? 四つん這いになって私の欲を受けてよ! 貴方を堕とすのは私なんだよ! このっ! ……っ!? え、何を……きゃんっ!? え? ……え…………」
「僕は思うんだ。 SがMを責めるなら、逆があってもいいんじゃないかって……たまにはいいと思うんだ。なんか僕……全然感じなくなっちゃった。だからもしかしたらこうすれば気持ちいいかもしれ……ない!! 」
「きゃっ!? うぐっ!? ひゃんっ!? 痛いっ……痛いよ!? 」
童貞はアリシアの鞭を奪い取った。そしてそのままアリシアを叩き始める。アリシアは鞭で叩かれた事などない。だからその痛みに動けず、ただのやられているしかなかった。しかしアリシアが動けない理由がもう一つある。それは童貞の雰囲気だ。童貞はさっきとは人格が違って見える。そう、さっまでの童貞をMの人格とするならばこれはSの人格。童貞は両刀不可能な性質を人格を分かつ事でその身に収めている。童貞が開いた扉とはSの扉なのだ。Mが手を伸ばしてはならない禁断の扉。
「あんっ!? 嫌だ……痛い……ょ……んああっ!? ……あ……ああ……ひっ!? 許してよ!? 痛いのやだ!? 」
「ダメだよ。君だってみんなを叩いたりいじめたりしたじゃないか。なら君はそうされても文句言えないんだよ? ほら? 」
「あ、うぎゃんっ!? ひ、ひゃんっ!? んあああっ!? やだ!? ママぁぁぁあああああああああ!? 」
「はぁ……はぁ……その顔いいね? ゾクゾクして来るよ。さぁ〜もっと泣いてよ。ピーピーと小うるさく泣いて見せろ! うっ!? ……なん……だ? 」
再度アリシアを叩こうとした童貞の様子がおかしくなった。突然頭を抱え、苦しみだす。だがそれは当然の状態だ。今、童貞の頭の中ではSとMその両方が目覚めている。これはフェイトの時と違い、それを繕っているわけではない。よってそれを行うにはそれなりのタイムリミットというものがある。童貞の場合、性質が圧倒的にMに依存している為、Sの力は弱い。故に、Sになれる時間はもって3分。それ以上は童貞自身を破滅しかねない。
「だ、大丈夫? ひっ!? 」
「ごめん」
「え? 」
「なんか……僕おかしかったみたい」
「そ、そうなんだ……で……これからどうする……の? 」
「う、う〜と……その……この雰囲気……どうしよっか…………」
この場の空気は物凄く気まずい。アリシアと童貞以外の人間が地面に這いつくばり、2人は中途半端にSM劇場を消化してしまった事でどうすればいいか分からなくなってしまったのだ。
「つ、続き……して欲しい……かな? 」
「……して欲しんだ…………」
「うん……もうすっかり疼きは治まったけど……アリシアちゃんの……一番気持ちよかったなぁ〜って、あはは」
「ぷっ……ふふふ……貴方、変態。凄い変態。フェイトも真っ青だよ? でも……しよっか! まだ貴方墜とせてないもん……だから今度は……こいつをあげるよ」
「それを……僕に? はは……はははは。それは……楽しみだな〜」
アリシアの手には魔力の槍が生まれた。だがその威力は想像しがたいものがある。だが童貞は恐れない。それどころかそれを見て物欲しそうにし始めた。もう、誰がどう見ても……童貞は変態。ドMの貴公子だ。
「行くよ! スパーク、エンド!!! 」
「はは……あはは……ぁーー
童貞の笑い声は爆音と共に掻き消され。その時の童貞を見たものはいない。だがアリシアと童貞はそこから何度も互いに楽しみ、喜びあった。気がつけばなんて中のいいプレイをしているんだと見えなくもない雰囲気と化している。
「はぁ……はぁ……もう……疲れたよ」
「もっとちょうだい? もっと、もっと! 」
「ええ……どんだけ〜……っ!? うわっと!? この揺れ……何? 」
もう何時間経過しただろうか。アリシアは完全にばててしまった。対して童貞は底がしれない。一切の疲れを見せず、絶えず求め続ける。もういい加減にしろと周りの人間は思っているに違いない。
一方その頃、時の園庭内部ではキレた鬼神が徘徊し、とんでもない事をしていた。
「俺の息子達はどこだ……クソっ! ふざけてんのか!? ここ広すぎんだよ!!! あ゛あ゛ん!? 」
丁度童貞達のいる真上、そこにいるのは狙命だ。狙命は自分の子供を探しにきた、そして素手で壁をぶち抜きながら進んでいる。よって、時の園庭はせっかくおさまったジュエルシードによる次元震も意味なく、崩れだした。余談だが、流石のアリシアもこの状況で横暴な事は考えず、大人しく管理局と共に時の園庭を出たという。一人の忘れ物を残して。
「あんた……誰だ? というか……俺の息子知らないか? 」
「名前も知らないのよ……知るわけないでしょ! ごほっ、ごほっ!? 」
「……病気か」
「そうよ。もう長くないわ…………」
「心残りはないのか? 」
「心残り? そうね……アリシアが、私の娘が惚れた男の子にかまけて私の事を忘れて行った事ぐらいかしら? それはフェイトも同じだけど。……ねぇ……貴方? お、お願い……最後に私を満たして頂けないかしら? 私は……Mなのよ? 」
「……すまない……俺は……Sじゃないんだ…………」
「……そう……残念だわ…………」
「はぁ……おい、スカちゃん! 聞こえてんだろ? 早くしろ! 」
こうして時の園庭は崩れた。二人の人間を残して。
《短編・フェイトちゃん劇場》
第10話《名前を呼んで? 》
「友達になるの凄く簡単、名前を呼んで? 」
「ごめん……友達になんかなりたくない」
「え…………」
「友達になんかなれない!? それより結婚してください!! 」
「え!? 」
フェイトはなのはの手を両手で包み込み真っ直ぐな瞳でなのはに想いを告げる。これまで無理矢理だったその想いと行動。それが今真っ直ぐな物になる。
「ちょっ!? ふぇ、フェイトちゃん……私女の子だし……フェイトちゃんも女の子なわけで……」
「そんなのは大した問題じゃない! 」
「大した問題だよ!? あ……そんな……フェイト……ちゃん……ダメ……ダメだって……あんっ! 」
フェイトはなのはを押し倒した。そして……この先はとても言ってはいけない。
………fin…………
「やめて!? フェイトちゃんのぉぉぉエッチ!!! 」
「ふぎゃっ!? あ……なのはに殴られるの……気持ちいい…………」
to be continued…………