魔法少女リリカルなのは!? 「ヴァージン戦争」   作:ヘルカイザー

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ども〜


第14話《【S】を奪った【H】は【S】を奪われついでに【Z】に出し抜かれた》

「ヴィータ、もうええからこのボロ雑巾捨てて来てくれんかな? 用は済んだし。お願いできる? 」

 

「う、うん……わかったよはやて」

 

童貞は壊され、壊され、その果てに目を開けたままの人形と化した。意識はあるのにピクリとも動かず、はやての思惑通り童貞はまるで廃人なってしまったかのようになってしまった。そんな童貞をはやてはゴミのように捨てる。ヴィータに家から捨てるようにお願いし、ヴィータは今、童貞を担いで外に出た。

 

「な、なぁ? 最初はアイゼンが壊されて殺したいくらいお前が憎かったけど……今のお前には同情してやるよ。はやてもいつもはあんなひどい事しないんだ。ただ、よっぽどあの子が好きだったみたいだから……許してやってくれ。ま、まぁ〜これから先の人生潰されて許してやってくれなんておかしいけどよ。はやての代わりに謝るよ。すまなかった。ここでいいかな。よっと! そんじゃな? 」

 

童貞はヴィータのせめてもの優しさで公園のベンチに寝かされた。だが童貞の今の状態。これは確かに精神的負荷による物。しかし童貞にとっては進化前の準備と言ったところなのだ。Mは焦らされ、責められる事無く解放された。言わばM禁状態で。勿論はやても童貞を潰せた物だと思い、解放したのだ。

 

「はぁ〜フェイトちゃん変態過ぎるんだけど……可愛いからって許されないの……あれは。ん? ふぇ? 童貞君!? ちょっと!? しっかり」

 

運が良かった。ベンチで横たわる童貞をなのはが見つけたのだ。だがもしなのはがヴィータ達を探して徘徊していなければ見つかっていなかっただろう。そして童貞を連れたなのははアースラへと帰還した。しかし童貞の状態を見るや、医療スタッフにもうダメだと言われ、なのははショックを受けていた。

 

「童貞君……何されたの? こんなに何なるまで……一体……どんな激しい事……ねぇ? 童貞君起きてよ……」

「あれれ、もうのぶちゃんはやっぱりどこの豚とも分からない奴に調教されて。のぶちゃんは私の旦那様なのに。情けないなぁ〜」

 

「アリシア……ちゃん? 何言ってるの? 童貞君は拐われてたんだよ!? しかもこんなになるまで何かされて!? なのにそんな言い方ひどい!? 酷いよ……」

 

「何勘違いしてるのなのはちゃん? 」

「え? 」

 

「これしきの事で立ち上がれない豚はただの豚なんだよ? 」

 

「え? え? 」

 

「でものぶちゃんは違う。私の旦那様はこの世のどんな豚にも負けない。満足しない豚なんだよ? 豚を超越した豚。きっと地上最強のドMなんだよ! 」

 

アリシアは興奮しながら力説する。まるで説明になっていない説明を。だがアリシアの言う事は正しい。童貞がこれしきの事で立ち上がれない筈がなかった。Mとは責められ堕とされるだけの存在。ドMとはそれより遥かに上位の満足をしない変態。そして童貞こそ、そのドMのさらに上の扉に手をかけた人間。それを開く可能性を秘めた天才なのだ。

 

「アリシアちゃん? 全然分からないんだけど……」

「そっか、だからなのはちゃんは普通なんだね。つまらない普通なんだね。存在価値のない普通なんだね。生きてる意味のない普通なんだね。死ねばいいのに」

 

「……うっ……ひぐっ……酷い、えぐっ……普通の何が悪いの゛ぉ…………」

「泣いたって普通なのはは変わらないよ。このN(ナチュラル)が」

 

「ううっ……もう、アリシアちゃんだってドSの変態のくせに……ん? え!? 童貞君は!? 」

 

「え? 何言ってるの? のぶちゃんならそこに寝てるじゃん。ほ……ら…………嘘」

 

2人が言い争いをしている間に眠れる怪物が目を覚ました。そしていつの間にかどこかへと消える。2人は慌てたが結局童貞は見つからなかった。一体どうやって童貞がアースラから出られたと言えばこんな事があったのだ。

 

「……ふ、ふふふ……へへへ。うへへへ……欲しい……欲しんだ……足りないよ……どうしていじめてくれないの? へへ、すずかちゃんの……辛かった……でも……よく考えればすずかちゃんがあんな言葉で罵ってくれたんだよ? 僕は何苦しんでたんだ。あんな事レアじゃないか。気持ちいい……あんな事なんでもない……ふふふ、あは、へはははは! 」

 

童貞は医務室から出て行った後、突然言葉を発し始めた。最初は小さく、そして段々と大きく。抑え込まれた衝動はより大きな欲として。M禁されていた童貞は誰にも止められない怪物と化す。

 

「僕をここまで焚きつけたんだ。責任……とって貰わないと……すずかちゃんも……助けなきゃいけないよね? あはは、へへへ。覚悟してね。今までだったら自分が変態だって否定してたけど……今の僕は変態以外の何者でもないんだ。腰抜かしたって……知らないから」

 

「あれ? 童貞!? どうしたの? と言うかどうしてこんな所に……いや、心配したよ。童貞あの時拐われたから」

 

「ユーノ君。 頼みがあるんだけど」

「頼み? 何? 」

 

「僕を海鳴市に戻して? 」

「え? い、いや一応リンディさんやクロノの許可を貰わないと……君も見た所検査中みたいだし」

 

「ユーノ君? 今僕のお願いを聞いてくれるなら1日君に僕を捧げてあげる」

 

「え? そ、それは……」

 

ユーノは童貞の提案に息を呑んだ。無理矢理ではなく合意の上で目の前の童貞を好きにできる。そう考え思わず揺らいでしまったのだ。しかし童貞の事を思うとユーノはその条件を呑めないでいた。だが次の瞬間ユーノの理性はぶっ飛んでしまう。

 

「ユーノ君? お願い聞いてくれるなら君のぞうさん、ここに入れてあげてもいいんだけどなぁ? 」

 

「なん……だって…………」

 

童貞はある場所に手を添え、男の癖に妙な色っぽさをユーノに感じさせる。本当にこの変態はどこまで頭が回るのか。もはやどの属性の要求も呑めそうなほど童貞は自分という存在を受け入れ始めていた。

 

「や、約束……守ってくれよ? 」

 

「うん、全てが終わったら……1日僕はユーノ君の物だ」

 

ユーノをたらしこみ、アースラから戻ってきた童貞は行動を開始する。ここから童貞の反撃が始まったのだ。そしてある日の晩。はやての家に1本の電話が入った。はやてはその電話をとる。だがその電話の声を聞いてはやては驚いた。

 

「もしもし? 僕変態。僕を本気にさせた事、後悔して貰うから」

「は? あれ……切れた。と言うか……童貞君やよね? あんな状態でどうして電話なんかかけられるんや……え!? 」

 

すぐ切れた電話は再度かかってきた。はやては驚いたがすぐに電話をとる。

 

「もしもし? 」

「もしもし僕変態……はやてちゃん僕をいじめてよ」

 

その一言だけでまたしても電話は切れる。そしてまたコールが鳴り響いた。

 

「え……っ!? ま、また? ど、どんな嫌がらせや……も、もしもし? 」

「もしもし僕変態。はぁ……はぁ……今……1人堕としたよ? ……んあああっ!? ああっ!? もっと強くスネ叩いて」

 

「え……なんや最後の喘ぎ声……童貞君の声……っ!? シグナム? 」

「すいません……こんなに幸せなのは……生れて……初めてで…………」

 

「ちょっ!? シグナム!? しっかり……またか……またなんか」

 

突然リビングに入ってきたシグナムは幸せそうな顔をし、その場に倒れこんだ。そして何やら息を切らせている。するとまた電話が鳴り響く。はやてはだんだんと恐怖を感じ始めていた。だがはやては電話を取る。

 

「も、もしもし? 」

「もしもし? 僕変態。今……この赤いメス豚堕としたから」

 

「は? 」

「んぁぁあああああああああああああああぁぁぁ…………」

 

「……い、今の声……ヴィ、ヴィータ? なんや……どうしたんや…………」

 

突然と家中に広がったヴィータの声。だが一回聞こえたっきりもう聞こえなかった。しかし電話ははやてを追いかけるようになる。はやてはもう取れなかった。そして代わりに電話線を引っこ抜く。はやては電話がならないのを安心した。

 

「ふふ、はやてちゃん? 」

「ひゃうっ!? 」

 

「後は……はやてちゃんだけだよ? 」

 

「ど、童貞君……堪忍や。わ、私はただ……す、すずかちゃんが好きで好きでたまらなかっただけなんや!? お願い……許して…………」

 

はやては車椅子を後ろに動かしながら童貞から距離を取る。しかし車椅子は壁にぶつかりもう逃げる事はできない。そんなはやてに童貞は何やら鞭を持ち、ゆっくりと近づいて行く。

 

「そ、その鞭でどうするんや? せ、殺生や!? 許して!? もうしない!? しませんから……で、出来心やったんや…………」

 

「はやてちゃん? 責任……とってよ」

「ひっ!? 嫌や!? ……ひ……あう……へ? 」

 

童貞に叩かれると思ったはやては両手を前に出し目を瞑る。しかし鞭は一向にはやてを襲わない。不思議に思ったはやては目を開けた。すると童貞はその鞭をはやてに渡したのだ。はやては意味が分からず童貞を目を丸くしながら見る。

 

「叩いて? 」

「え? 」

 

「聞こえなかったの? 早く叩いてよ! はやてちゃんが僕の疼きに火をつけたんでしょう? 責任とって鎮めてよ。僕も車椅子に乗った子に責められた事ないからちょっと新鮮。さぁ〜早く早く! 」

 

はやての恐怖心はぶち壊しである。童貞はこの為だけにここに戻ってきた。しかもはやて以外のその家にいる人間を行動不能にしてだ。

 

「童貞君? 」

 

「何? 早くしてよ」

「復讐しに来たんやないの? それにすずかちゃん取り戻しに来たんじゃ……」

 

「何言ってるの? すずかちゃんならもうとっくに正気に戻ってるよ? 」

 

「は? え? だって」

「ごめんねはやてちゃん? 」

 

「え!? すずかちゃん!? そんな、だってすずかちゃんさっきまで私の寝室で」

 

すずかは突然笑顔ではやての前に顔を出した。そしてその様子から完全に正気に戻ったと確認できる。だがはやては余計混乱した。一体どうやって、いつ。そんな疑問がはやてを包む。

 

「さっきね、童貞君が私に初めて自分からキスしてくれたの。あんなに激しく。あんなに熱く。ふふ、もう……嬉しすぎてはやてちゃんなんか忘れちゃった。でも気持ちは嬉しかったよはやてちゃん。けど……ごめんね、私にそんな趣味はないの」

 

「そんな……いや。そうやね。初めから無理矢理やったんや……壊れて当然やで。これで私はすずかちゃんに嫌われて」

「どうして? 」

 

「え? だって私は」

 

「う〜ん、確かに気分は良くなかったのは事実だよ? でも私達友達だもん。嫌いになんかなってない。これからも友達だよ? 」

 

「す、すずかちゃん……はは、なんや……凄く……嬉しいな。ごめんなさい…………」

「もういいから」

 

「童貞君? でも私は童貞君にもひどい事……」

「ひどい事? プレイでしょ? 」

 

「え…………」

「そう思えばなんでもない事だって事。さぁ〜はやてちゃん? 叩いてよ! 」

 

「ふ……はは、あははははは!? なんやそれ……ぷっ……ふふふ。童貞君想像を超える天才や変態や。ふふふ」

 

もう欲しくてたまらない童貞ははやてに叩いてくれと四つん這いになってせがむ。もはやこの変態は誰に止められない。止められるとすればそれは童貞が耐えられない程の責めを与えるしかない。

 

「ふふふ……ふふ、童貞君? 最高や。なんか……突き抜け過ぎててカッコええ。惚れてまうよ? 」

「え!? ダメだよはやてちゃん!? 童貞君は私の物なんだよ!? 」

 

「でも童貞君は違うって言っとったで? 」

 

「うっ……それはその……でも私の物なの!? 」

 

2人は賑やかな声で童貞談議を始めた。しかし童貞はまだ待っている。どんなに放置されてもこの四つん這いの姿は変えようとしない。変態は石像と化した。

 

「ふ、へへ。何これ。放置? 放置なの? でも……これはこれで……ふへへへ」

 

「あ! ごめんね童貞君!? じゃあ代わりに私が」

「何言ってるんやすずかちゃん? 童貞君は私に頼んだんやで? だからここは私が童貞君を叩くんや」

 

「そ、そんなズルいよ!? 童貞君を気持ち良くするのは私だよ! 」

「私や! 」

 

「ふぎゃあぁぁあああああああ!? 」

 

「「へ? 」」

 

2人が喧嘩をし始め、童貞の放置時間が延びていく。すると童貞の間の抜けた悲鳴と共に童貞は青い狼の様な犬に拐われ、八神家の外へと出ていってしまった。

 

「童貞君!? 」

「ザフィーラ童貞君をどこに連れて行くんや!? 」

 

叫ぶ2人は童貞を追いかけられず、その場に立ち尽くした。そして童貞は…………

 

「ここなら邪魔は入らないだろう。さぁ〜どうして欲しい? 」

 

「い、犬が喋った!? 」

「何もないのか? ならお前の下半身を頂く。その穴貰ったぁぁぁあああああああ!!! 」

 

「え? うっ!? ん……ん? あ……ああ……いひゃぁぁぁああああああああああああああぁぁぁぁ…………」

 

童貞はまた初めてを奪われた。小学生の男の子が絶対に経験などしないであろう所を。いや、仮に大人でも……ほぼほぼないだろう。そしてユーノの楽しみはこの瞬間無に消えたのだった。




《短編・フェイトちゃん劇場》

第14話《触らせない》

「前に会った時より面構えが良くなっている。少しは鍛えてきたか」

「今度は負けません」

フェイト達は再びシグナム達と合間見えた。新型のデバイスを携えて。そして激しい打ち合いののち、シグナムはフェイトのスネを叩けない事に苛立ちと疑問を覚える。

「どういう事だ。動きがこの間の比じゃない。何があった、ハァっ!! ……っ!? 何!? 」

「当たりません。このスネには絶対に触らせない! 」

「触らせない……だと? 」

フェイトはシグナムの攻撃をかわす。そしてスネには絶対に触らせないという意気込みと覚悟をこめて、シグナムに鋭い眼差しとバルディッシュを向けた。

「この足は触らせない……だって……だって……今日なのはのヨダレがついたから!! 」

フェイトはどうなってもフェイトだった。




to be continued…………




次回もよろしくお願いします。
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