魔法少女リリカルなのは!? 「ヴァージン戦争」   作:ヘルカイザー

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ども〜

ちょ〜と短いです、すいません。

ではよろしくお願いします。


第16話《おちぶれた【F】はどこまでもおちる』

ここが何処か。それはとある廃墟。そこに、童貞はいた。正確に表現するのであれば上から吊り下げられている。目的は金でも人質でもない。童貞自身だ。そもそも何故こんな事になっているのか。それは吊り下げられている童貞に抱きついて顔をスリスリしているフェイトがよく知っている事だ。実はフェイト、なのはに嫌われたと思い次の日の放課後にこっそり童貞を拐ったのだ。

 

「童貞、童貞〜。もう私には童貞しかいない」

 

「ふぇ、フェイトちゃん? これ立派な犯罪なんだけど…………」

「童貞なら犯罪にならないもん! 」

 

「ええ〜なんか凄い理由……僕の人権って……と言うかいつまでこうしてるの? 」

「知らない」

 

「フェイトちゃんなんかわがままになってない? 」

「童貞なら聞いてくれるもん 」

 

「う、う〜と……うっ……そ、そんな目で見ないで」

 

フェイトは困り果ててる童貞を涙目で見る。童貞はそんなフェイトが可愛すぎるのかどうにもこうにもならない状況だった。しかしフェイトがこのまま素直に抱きついてるだけなわけはなかった。

 

「フェイトちゃんそろそろ……っ!? ちょっと!? どうして僕のズボンおろすの!? 」

 

「私の童貞だもん。誰にも渡さない。ここも全部私のだもん! だから、だから」

「ちょっ!? パンツはダメ!? ひっ!? ……ふぇ、フェイトちゃん? うひゃんっ!? ……あ、やめっ!? 」

 

「いい? 気持ちいい童貞? 」

「や、やめて!? そんなにこねくり回さないでよ!? 」

 

フェイトは童貞の下半身のある部分をこねくり回し続ける。そして何を思ったのか自分もパンツを脱ぎ始めた。童貞は困惑を飛び越えてパニックになる。

 

「ふぇ、フェイトちゃん!? 」

「あげる。私の初めてあげる! なのはが貰ってくれないから童貞にあげる! 貰って? 私の初めて貰ってよ童貞! 」

 

「だ、ダメだって!? ……え……この揺れ……何? 」

 

「……え? え? 」

「フェイトちゃん!? 」

 

「え、きゃっ!? 」

 

突然揺れ始めた廃墟。フェイトと童貞は驚き固まる。そして段々と大きくなるその揺れに童貞は吊り下げられたまま、フェイトを勢いよく蹴り飛ばした。幸い、そこから窓が近かった為、その衝撃でフェイトは窓の外へと飛び出す。しかしその瞬間、廃墟ビルは倒壊した。

 

「……童……さ……あ……ああ……いやぁぁぁああああああああああああああああああ!? 童貞!? 童貞ぁぁあああああああああ!? 」

 

これが童貞の名前の持つ力。絶対の物として働き、その行為を許さない。それが例え童貞自身を殺す物だったとしてもそれは起こる。しかし童貞は生きていた。奇跡的にも助かり、瓦礫の下敷きにはなったものの、全身骨折程度で済んだのだ。だがそれは幸運か不運か。病院に入院する事になった童貞は何故か個室で寝かされている。しかも、その隣には見覚えのある人物が一緒に寝ていた。

 

「おはよう童貞君? なんや大変な事になったな? 」

「どうしているの? 」

 

「ん? いや〜私もちょっと体調崩してもうて、入院してたんやけど。たまたま童貞君見かけて、知り合いの先生に頼んだら部屋一緒にしてくれたわ〜いや〜儲けもんやで」

 

「そ、それいいの? 普通にダメな気がするんだけど…………」

 

「ええんやない? 私ら子供やし」

「それははやてちゃんに限って関係ないと思うけど」

 

「ふ・ふ・ふ! それを知る者が童貞君以外この場にいると思ってるんか? 」

「僕この先の入院生活が凄く心配なんだけど!? 」

 

童貞は叫ぶ。しかし手足の動かない童貞は抵抗など出来るわけがなく、隣にいるはやてにイタズラされる。体を弄られ、くすぐられ、色んなところを摘まれる。もはや童貞は完全にはやてのおもちゃだった。

 

「ひゃんっ!? や、やめてよ」

「おや〜ん? 童貞君はこの程度で嫌がる普通の人だったんか? 本当はもっとして欲しいんと違うん? どうなんや? 言うてみ? 」

 

「ず、ずるいよそんなの!? あんっ!? んああっ!? 」

 

「ふふ、スイッチ入ったな? ほれほれ」

「んあああっ!? 欲しい! 欲しいです!? 」

 

「ふふ〜ん、だ〜め。おわずけや」

「そんな!? はやてちゃんはまたそう言う事するの!? 嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!? その焦らし方僕嫌だよ!? うっ……ひぐっ……」

 

涙目でねだる童貞にはやては不敵に笑いながら焦らし続ける。はやてにとって童貞のこの姿はすっかり癖になったようだ。その証拠に段々とはやての口からは少しヨダレが垂れている。側から見たら童貞を含め、危ない連中である。

 

「さぁ〜次はどうやって焦らしてあげよか? ふふふ」

「あ、あわわ……助けて…………」

 

「誰も助けになんて来ないで? ふ・ふ・ふ……っ!? 」

「楽しそうだね……はやてちゃん? その悪いおてて……ぶった切ってあげようか? 」

 

「ひっ!? ち、違うんやすずかちゃん!? 別に童貞君をいじめてたわけやなくて!? あまりに可愛かったもんで……その…………」

 

いつの間にか病室の入り口で2人を冷めた目で見ていたすずか。そして決して笑ってない笑顔ではやてのすぐ近くへと移動する。

 

「す、すずかちゃん……その…………」

 

「はやてちゃん? 私は別に童貞君を弄ってた事はなんとも思ってないんだよ? 」

「何とも思ってないの!? 」

 

「それより私が許せないのは童貞君と同じベットで寝ている事だよ? 何かな? 私から童貞君を寝取るつもりなのかな? 教えてよはやてちゃん? 」

「うっ」

 

すずかははやての顎を下から人差し指であげるとジッとはやての目を凝視した。そうされたはやては冷や汗が止まらない。そしてこの後どうなるのかなんとなく分かる童貞は1人目をそらす。

 

「す、すずかんっ!? んー!? あむっ……んちゅっ……ん……」

 

「ぱぁ……ふふ、ご馳走様はやてちゃん」

「あふぇ〜」

 

実の所、すずかは童貞限定のMであるのだが、それ以前にキス魔であると言う事実がある。だから今のは罰と称した味見だ。しかしはやてはそれどころではない。自分が好きだったすずかからキスをされた事で完全に骨抜きにされてしまったのだ。

 

「ふふ、これで静かになったね童貞君? 体……大丈夫? 」

 

「う、うん……動かないけど平気」

「そうなんだ。早く良くなってね? そしたらまたイチャイチャできる」

 

「い、いや……僕はそれ程…………」

 

「む〜! 童貞君は素直じゃないよ!? あ! そうだ! 童貞君? 今……動けないね? 」

「っ!? す、すずかちゃん? 僕今すっごい悪寒したんだけど……何かの間違いだよね? 」

 

すずかは悪い顔をしながら両手の指をわしゃわしゃと動かし、童貞の方へと近づいて行く。助けを求めたい童貞ははやてを見るが、はやては隣で伸びていて今はいないも同然だ。そしてすずかは童貞の上に馬乗りとなり童貞の顔の横に自分の顔を近づけた。

 

「童貞君? 好きだよ? ちゅっ」

「ひゃんっ!? ちょ、ちょっとすずかちゃん……うっんあっ!? 」

 

「童貞君耳たぶ弱いの? 耳の中は? 首筋は? ふふ、ペロリ」

「んああっ!? やめてよすずかちゃん、なんか恥ずかしい」

 

童貞は顔を真っ赤にしてすずかの責めに耐える。対してすずかは童貞の色んな所を舐め回し、その反応を見ては楽しみ始めた。だが考えて欲しい。今すずかは全身骨折した人間の上に乗っている。という事はどうなるだろうか。普通なら童貞は激痛で叫んでもおかしくない。しかし童貞は普通じゃないのだ。何故ならこの少年は……ドMであるのだから。

 

「すずか……ちゃん……んっ……ひゃんっ!? 」

「ぺろぺろ……ん? な〜に? 童貞君? 」

 

「すずかちゃんの……乗ってる所……凄い痛い……で、でも……気持ちいい……」

「あ!? ご、ごめんね童貞君!? 童貞君全身骨折だったんだよね、今どくから!? ……童貞君? 」

 

「いい。どかなくていいよ? そのまま乗ってて……気持ちいいから」

「童貞君……やっぱり変態だね! でもそれは聞けないかな。だって早く治して欲しいもん。へへ、ごめんね? でもか・わ・り・に! ちゅっ」

 

すずかは童貞の上から下り、童貞はまだ足りなそうな顔をしている。しかしすずかはそんな童貞の真横に移動すると、代わりに自分の唇を童貞のそれに押し付けた。

 

「ちゅっ……んっ……あむっ……んむっ……ん、んっ……んちゅっ……ぷはっ……うん! やっぱり童貞君とのキスが1番気持ちいい! 」

 

「それはその……ありがと」

「うん、それじゃまた来るね! 」

 

まるで嵐のようにやってきたすずかはやりたい事を全てやって病室を後にした。しかしその後に残されたのは、ふにゃふにゃになったはやてと少し元気の出た童貞だけだった。

 




《短編・フェイトちゃん劇場》

第16話《悲劇の魔法少女パンティ・フェイト爆誕》

フェイトは童貞が入院してからと言うもの、自分の部屋に閉じ籠り、毛布をかぶっては独り言をつぶやいていた。

「私の所為で童貞が……童貞が……もう……童貞に合わせる顔がない……なのはにも嫌われた……もう……生きていけない……ん? あれ……これ…………」

フェイトが毛布の中で見つけたのはパンツ。それはフェイトがいつも枕の下に入れているなのはのパンツだ。そしてフェイトの宝物であり今では一枚だけ残った貴重な物。他は全てなのはに回収されてしまったのである。

「なのは……っ!? クロノから? でも……なのはに会いたくない……あ! ……うん! 」

その時フェイトにロクでもない電流が走った。そして場所は変わり海鳴市上空。そこにはヴォルケンリッター達がなのは達と交戦中であった。だからフェイトの所に入った連絡は応援の連絡だったのだ。しかしそれが……悲劇の始まり。この世に絶対にして正義のヒーロー誕生の瞬間だった。

「どうしてこんな事してるの! お話聞かせてください! 」

「うっせ、バーカ! お前なんかと話してる時間なんかないんだよ! 」

「なら……戦った後で! 」

「望むところだ! 」
「そこまでです! 」

「「「 え……え? ええ!? 」」」

声のした方向を見たなのはとシグナム、そしてヴィータは声を揃えて驚いた。そこにいたのはフェイトなのだが、ただのフェイトではなかった。そこにいたのは……

「悲劇の魔法少女! パンティ・フェイト! ただいま参上! (これなら私だって分からない筈!)」
「いやぁぁああああああああああ!? それ私のパンツ!? 嫌!? やめてよフェイトちゃん!? 何してるの!? 」

「「味方のあの子(あいつ)が1番悲劇だ…………」」

顔にパンツを着けたフェイトだった。


to be continued…………



次回もよろしくお願いします。
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