魔法少女リリカルなのは!? 「ヴァージン戦争」   作:ヘルカイザー

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ども〜

ではよろしくお願いします。


最終話《童貞死す……ドMがかけた存在価値の全て》

「これは……」

「この空間は僕の欲望……それを具現化した世界。けど……僕は怖かった」

 

「怖い? 」

 

「この扉の存在を感じるようになってから、扉に呼ばれる度に感じる感覚は……今まで感じたどの快楽よりも至高の物だったから。ほ、本当に……どうにかなってしまうんじゃないかと言うくらい……だけど僕は選択した。貴方を止める為に! 」

 

童貞は自分を両手で抱えながら不気味に笑う。しかし闇の書は目の前の童貞が普通の感覚でいない事を感じていた。故に彼女は恐怖している。これから何が起こるのかを。

 

「悪いがこんな所でのんびりしている暇はない。さっさと出させて貰う! ハァっ! ……っ!? 」

 

闇の書がなのはのディバインバスターを放ったが、童貞の目の前まで来た所でそれは跡形もなく消え去る。童貞は笑っているが目が笑っておらず、闇の書は固まった。

 

「無駄だよ。この空間で僕を殺す事はできない。それと……貴方はもう自由じゃない」

 

「何? うっ……馬……鹿な……体が……動かない」

「ふふ……さぁ〜始めようか? 」

 

「は、始めるだと? な、何をする気だ……」

 

「別に貴方には何もしないよ。して貰うんだ、貴方に」

「何を……言って……なっ!? 体が……勝手に」

 

「これから体感時間にして365日……貴方は僕をしばき続ける」

「な、なんだと……馬鹿な!? そんな事に何の意味がある!? 」

 

「意味? そんな事簡単だよ。僕が気持ちよくなりたいんだ。それ以外に……理由なんてない」

 

「ぐっ……よ、よせ……」

 

闇の書はどこからか現れた鞭を握りしめると童貞に向かい、力一杯振り下ろした。当然童貞は痛みで快楽を感じる。普通ならこれだけだ、しかしここは普通の空間ではない。童貞の欲望の全てが詰まった世界なのだ。

 

「んああっ!? 」

「はぁあああんっ!? ……っ!? 今のは……何……だ」

 

童貞が喘いだ直後、彼女もおかしな声をあげる。しかし彼女には理由が分からない。何故なら彼女は童貞を叩いただけ。にも関わらず彼女は今、天国を見た。

 

「はは……ふふ、あははは! どお? この世界では僕が感じた快楽は全て貴方も感じるんだよ? ふふ、1人で気持ちよくなんてならない。至高の瞬間は共有しなきゃ。さぁ〜もっと叩いてよ? もっと! もっともっと! ひゃんっ!? うんああっ!? 」

「あんっ!? んあああっ!? や、やめっ……ひゃぁぁああああ!? 」

 

叩かれている側も、叩いてる側も、その瞬間天国へと導かれる。まさに究極の世界。欲しがりの世界。MがMとして、絶対な存在として輝くことのできる至高の世界。

 

「んあああああ!? 何故だ!? ……んひゃんっ!? はぁ……はぁ……何故んああっ!? 何故これ程の快楽を感じる事が出来るんだ!? ああんっ!? ……はぁ……はぁ……狂う……狂うってしまう……んあああっ、はぁあああんっ、あひゃぁぁあああ!? 」

 

「はぁ……はぁ……はぁはぁ……へへ、もっと……時間はまだまだあるんだ。もっと……もっと……ふへへへ」

「んあああっ!? いやんっ!? 助けへっ!? ああんっ!? も、もう無理んあああっ!? いやぁぁああああああああああ!? 」

 

もう何日、何ヶ月が過ぎただろうか。童貞はその間、全く休まずにしばかれていた。鞭で叩かれ、時には魔法で滅多撃ちにされ、終いにはバインドのような魔法で骨が折れる寸前まで締め付けられる。

 

「も、もふ……ゆるひてくれ……ああんっ!? ひゃんっ!?……き、きもひ……いい…………んあ……」

 

「はぁ……はぁ……はぁ……ひゃんっ!? はぁ……はぁ……も、もっと……もっとして」

「いやら……もふ、もふ……いやら………んああっ!? 」

 

「へへ、凄い……僕もう死んじゃいそうだ……よ!? はぁ……はぁ……そ、それじゃ……次はこ、これがいいなぁ〜? 」

「っ!? こ、こりぇは……やら……そんなもにょ……いれたりゃ…………」

 

「そうだね……凄く……楽しみだね! 」

「あ……ああ……ひっ!? んああああぁぁぁぁぁあああああああぁぁぁぁぁぁぁ…………」

 

闇の書は童貞に持たされた太くて長い物を片手にこれから感じるであろう快楽を想像すると顔をこわばらせた。そして四つん這いになる童貞に向けそれを突き刺すように放った。

 

「おぼっ!? うっ……あ……ひゃぁぁぁああああああああ!? 」

「ああっ!? うわぁぁああああああああああああ!? ……あ…………」

 

その瞬間、闇の書の意識は完全にブラックアウトしたのだった。その頃、フェイトはと言えば…………

 

「あへへ〜あふふふ〜なのは〜」

「あんっ!? ふぇ、フェイトちゃんそんなに触ったらくすぐったいよ」

 

「大丈夫大丈夫〜優しくする。優しくするから〜あっはぁ〜」

「うひゃんっ!? フェイト……ちゃん……そ、そんな所鷲掴みにしないで……僕おかしくなっちゃうよ」

 

「大丈夫大丈夫〜優しくする。優しくするから〜あふふふ〜」

 

フェイトは大きなベットの上で両手に花状態であった。右手でなのはの胸を揉み、左手で童貞の息子をこねくり回す。もはやフェイトに抜け出せる余裕はない。今の状況をこれでもかというくらい満喫していた。

 

「幸せ〜もう私ここでいい〜へへへ〜」

「フェイトちゃん……そんな幻想で満足なの? 」

 

「っ!? 童……貞? で、でも童貞はここに……」

 

「フェイトちゃんは夢を夢で終わらせていいの? 」

 

「え…………」

 

「本当の幸せは現実で奪い取ってこそ……でしょ? 」

「そ、それは……だ、だって!? なのはも童貞も私の事女の子として愛してくれないんだもん!? 」

 

「フェイトちゃん? 僕はフェイトちゃんの事嫌いじゃないよ? だからフェイトちゃんがいなくなったら悲しいな。ほら、感じない? フェイトちゃんの助けを待ってる人がいるよ? フェイトちゃんが奪われて、必死になって取り戻そうとしてる人がちゃんといるよ? だから……戻ろう? 」

 

「待ってる……人? 」

【いやぁぁぁあああああああああ!? 助けてぇぇぇえええ!? 】

 

「はっ!? 分かる……なのはが……呼んでる。なのはの……ヴァージンが危ない!? 行かなきゃ! ……っ!? 童貞? どうしたの? 早く一緒に外へ」

 

フェイトは童貞に手を伸ばすが童貞は首を横に振る。だがフェイトは意味が分からなかった。ここから一緒に出ようと言う自分の言葉を受け入れてくれない童貞の意図が分からなかったのだ。

 

「どうして!? 童貞、私と一緒に! 私がいなくなったら悲しんだよね? 私も童貞のいない世界なんて嫌だ!? だから一緒に」

「ごめん。僕にはまだやるべき事があるんだ。それに……多分もう僕は…………」

 

「童……貞? 」

 

「……それじゃね、元気でフェイトちゃん」

「待って!? どういう事なの童貞!? それじゃもう会えないみたいだよ? 童貞? 童貞!!! 」

 

その瞬間、フェイトはその空間から消えた。そして外ではなのはが闇の書と戦っていたのだが、闇の書は突然にやけ顏で暴走。なのはを魔力で生成した鎖で捕獲、さらには逆さに固定し、その股をおっ広げた。当然の事ながら身動きが取れず、パンツを丸出しにしているなのはは恥ずかしさで顔を赤くし助けを求めている。

 

「いやぁぁぁあああああああああ!? 助けてぇぇぇえええ!? 」

「ふふ、お前のヴァージン。私が貰った」

 

そう言うと闇の書は空中に生成した巨大な尖る岩をなのはの股間に向け落とす。そしてそれを見たなのはは恐怖で悲鳴をあげる。

 

「嫌だ!? そんな物私の大事な所に落としたら私壊れちゃう!? 私の股壊れる!? 嫌、嫌嫌いやぁぁぁああああああああ!? フェイトちゃん助けて!!! 」

「なのはぁぁぁああああああああああああ!!! 」

 

「あ……フェイト……ちゃん? 」

「うん、大丈夫なのは? 」

 

「フェイトちゃん!! 」

「ちょっ!? な、なのは!? (なのはが抱きついてきた、なのはが抱きついてきた)」

 

フェイトは岩をバルディッシュで両断。そしてなのはは自分をお姫様抱っこしているのがフェイトだと分かるとフェイトに抱きついた。そうされたフェイトはなのはに抱きつかれたのが嬉しくて舞い上がる。だから少しでも気を抜けば顔はだらしなくなるだろう。

 

「良かった……良かったよぉ〜」

「心配かけてごめんなのは(なのはが、なのはがデレた!? 可愛い、これヤバイ!? 襲いたい、今すぐ押し倒したい!? )」

 

「フェイトちゃん……童貞君は? 」

「それは…………」

 

フェイトは何も言えなかった。もしかしたら助け出せたかもしれない童貞を闇の書の中に置き去りにして来たのだ。例えそれがフェイトの所為でなくてもフェイトの心にはそれが重しとなりのしかかる。

 

「フェイトちゃん!? 闇の書さんの様子が」

 

「え? っ!? 何? ……なんか……悶えてる? 」

 

「うっ……んあっ……ひやんっ!? く、そ……」

 

闇の書は自分で身体を抱えて悶える。だがなのは達は一切何もしてない。では何故か。それは童貞が闇の書の中で力を行使した為だ。実は童貞の力……レアスキル、絶頂……欲しがりの世界(エクスタシー……ド・Mワールド)は体感時間こそ365日と言う果てない時間を経過させるのだが、その空間の外。つまりはその空間に囚われていない者にとってはその時間は1秒と経っていない。時間は外では経過していないのだ。そしてその世界の扉は今……閉じられた。

 

「はぁ……はぁ……馬鹿な……なんて……なんて欲深い世界なんだ。Mとは……こんなにも……」

 

「はぁ……はぁ……ぐっ……分かって……もらえた……かな? 」

 

「……ああ、私の……負けだ。だが……どうするつもりだ? お前に骨抜きにされた所為で私の制御を離れ、ナハトヴァールは暴走を始めた。もうこの世界も終わりだ」

 

「大丈夫だよ」

「何? 」

 

「だって外にはなのはちゃんもフェイトちゃんもクロノ君達だっている。それに……君のご主人様だっているじゃないか。ね? はやてちゃん? 」

「そうやね」

 

「っ!? あ、主…………」

 

元の真っ暗な空間に引き戻された童貞と闇の書。そして話の途中で目を覚ましたはやて。

 

「主……私は……」

「何を気にする必要があるんや? 貴方がどんなに変態でも私はもう家族と思ってるよ? それに……私らがした事はキチンとケジメつけなあかんよね? そうやろ? だから貴方の名前教えてくれんかな? 」

 

「はい……ですが私には名前など」

「ふふ……闇の書、いや私が名前をつけたる。貴方は……リインフォース。祝福の風、リインフォースや! 」

 

はやてがそう言った瞬間2人の周りは光り出す。そしてもうすぐこの空間からはじき出されようとしていた。よって、はやてもリインフォースも童貞に手を伸ばす。しかし童貞は何故かフェイトの時と同じように首を横に振る。

 

「どういう……事や? 」

「早くこちらに来い!? でなければ2度と出られなくなるぞ!? 」

 

「……その必要はないんだ。と言うか……出来ない」

「何を言ってるんだ!? 」

 

「僕は……もう外に出る『価値』なんてない」

 

「何を……言ってるんや…………」

 

「主、もう……時間が……申し訳ありません」

「待ってやリインフォース!? 童貞君お願いやからこっちに! こっちに!! あ……童貞くーー

 

はやての叫びも虚しくはやてとリインフォースは童貞を置いてその空間から消えた。そして1人残された童貞は俯く。その理由、ここにいて自分の存在価値に別れを告げる為に。

 

【なんじは選択を下した】

 

「……うん」

 

【差し出すは感覚。与えしは究極の世界】

 

「分かってる。だから僕は……自分のMとしての全てを差し出す! 」

【それがなんじの差し出す物……代償。了承した】

 

「はは……Mじゃない僕なんて、みんなといる価値なんてない。だって……みんなが好きでいてくれるのは僕がMだかーー

 

童貞の言葉は最後まで語られなかった。何故ならその空間はナハトヴァールと共に消滅したのだから。

 

 

第1章……プロローグ 完




《短編・フェイトちゃん劇場》

最終話《中学生フェイト》

「なのは……私は…………」
「いいよ……何も言わないでフェイトちゃん? フェイトちゃんなら私……何されてもいいから」

「なのは」
「フェイトちゃん」

ここはなのはの部屋。ベットの上と言うオアシスで2人は身体を重ね合っている。そして互いの唇はそっと……重なり合いーー

「フェイトちゃん何書いてるの? 」
「え、なのは!? ど、どうして家に!? あ、ちょっ!? …………」

そんな夢のような時間など来るはずもなく、フェイトは自室でロクでもない小説を書いていた。簡単に言えば現実で逃避である。そしてそれをたまたまフェイトの家に遊びに来たなのはに見つかり読まれてしまったのだ。

「フェイトちゃん……流石に気持ち悪いの…………」
「ひうっ!? な、なのは、お願いひかないで!? 嫌わないで!? 」

「うん……まぁ……嫌いにはならないかな」
「なのは〜」

「……もう近寄らないでね」
「そんな!? なのは! なのはーーーーーーーー!!! 」

なのははフェイトに背を向け、フェイトの家から出て行った。フェイトそれを呆然と固まったまま立ち尽くす。この世の終わりとでも言うべき顔で、これからも自殺でもするような顔で。だがそれは……夢だった。

「はぁ……はぁ……はぁ……なんて……恐ろしい夢。これ……なのはに見つからないようにしなきゃ」

フェイトはそう言い書き途中の妄想小説を枕の中にしまったのだった。


フェイトちゃん劇場…………完



何故唐突に? と思われるでしょうがご安心を! 実はここまでの話、長くも……プロローグですので!

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次回もよろしくお願いします。
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