魔法少女リリカルなのは!? 「ヴァージン戦争」   作:ヘルカイザー

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ども〜

ではよろしくお願いします。


第2章【SM戦争】
第19話《帰ってきた童貞》


「嘘……だよね? どうしてそんな冗談……言うの? 」

 

「すずか……これは冗談なんかじゃ「ふざけないで!!! 」アリサ…………」

「アリサちゃん…………」

 

「童貞が死んだ? 何馬鹿な事言ってるの? そんな話、信じられる訳ないでしょ!? 全てだったのよ? 童貞は私の全てだったのよ!!! ……なのに……うっ……うわぁぁぁっはぁぁぁぁぁぁぁあああああん」

 

なのはとフェイトは童貞がナハトヴァールと共に消滅したと伝えた。だが童貞という存在を中心に自分達の幸せがあった2人にとってそれは到底信じられる事ではなかった。しかし親友の顔を見ればそれは嘘でないと分かるのもまた事実。よってアリサはその場に崩れ泣きわめき、すずかも一緒になって泣き始める。

 

「フェイトちゃん? 今日は泣いても……うっ、ひぐっ……いいと思うの」

「うん…………」

 

なのはとフェイトもアリサ達と一緒に泣き始めた。そしてそれから4年余りの時間が過ぎた。なのは達は頂無とアリシアを含め、7人仲良く中学生となった。その4年の間になのはが怪我をしたりと大分いろいろな事があったのだが、それよりもやはり童貞が死んだ事の方が彼女達の心を深く傷つけている。

一方、この四年で一番変わったのは狙命だろう。実は狙命、闇の書事件の最終局面で駆けつけ、その異常な肉弾戦でもって十分な戦果を挙げた。そしてその際、狙命はシャマルを助けるという理由で来た為、シャマルは感激。狙命も腹を決め、シャマルとお付き合いという形になったのだ。

 

「今日は……のぶちゃんの命日だね」

「もう童貞が死んで4年かぁ…………」

 

アリシアとアリサは童貞の墓の前で手を合わせながらそう言った。今日は珍しく2人だ。他の人間は全員用事で行けなかった為である。

 

「あの時から比べればみんな大人っぽくなったよね? アリサだって髪切って美人になったし」

 

「何よ、そう言うアリシアだって背が少し大きくなったでしょう? 私より胸大きい癖して」

 

「はは、今の私達見たらのぶちゃん……襲ってくれるかな? 」

「それはないわ。だって童貞は襲われる側だもん」

 

2人は楽しそうに童貞の話をする。その墓の前で、童貞の思い出話やあったかもしれない事を。だが2人はまだ、捨てきれていない。童貞という1人の男を。しかしそれは2人だだけではなかった。なのは以外の童貞が好きだった人間は全て童貞を捨てきれていない。その証拠に中学に入ってからの恋愛沙汰は全てガン無視。まるで興味を示していない。

 

「ん? あれ……何かしら? 」

「え? どれどれ? あ! 本当だ……なんか白い服の人達ばっかだね」

 

墓の参りの最中、アリサは不思議な集団を見つけた。上下共に白い服を着て、頭には白いハチマキ。さらには全員白いメガネを装着しているのだ。だからどこをどう見ても怪しく、もはや宗教団体にしか見えない。

 

「なんか面白そうね、追うわよアリシア! 」

「あ!? 待ってよアリサ!? 」

 

2人はその集団を追跡し始め、その場所から大分離れた隣町まで場所を移した。よってどこまで行くのかと2人はだんだんうんざりとし始める。しかしここまで来てやめるのも2人は勿体ない気がして出来ない。するとその集団は突然、町の迷路のような裏路地で足を止めた。だがそれは目的地についたからではなかった。

 

「止まったわよ? 」

「う、うん……」

 

「ふへへ、あひゃひゃ……我らが神を脅かす存在に鉄槌を! そこに隠れてる女共を捕らえろ!!! 」

 

「っ!? え、そ、それって」

「ア、アリサあれって私達の事じゃ」

 

「逃げるわよアリシんっ!? んー!? 」

 

「アリサ!? このっ!!! 」

「ぐあっ!? 」

 

アリサはいつの間にか背後に回っていた男に口を塞がれ、それを見たアリシアはその男に蹴りを入れるとなんとか2人で逃げ出す。しかしその集団はいつまでもアリサ達を追って裏路地を駆け回る。アリサ達はどう言う訳か出口が見つからないのだ。

 

「はぁ、はぁはぁ!? い、いつまで裏路地なのよ!? 」

「こ、ここなんか変だよ! 同じ所回ってる気がする」

 

しばらく逃げ続けたアリサ達だがそれもできなくなった。何故なら曲がる場所を誤り、袋小路に入ってしまったからだ。そして振り向けば白装束の男達が多勢アリサ達捕まえようと迫っていた。もう逃げ場はない。

 

「くっ……アリシアもう逃げられないわよ!? 」

「ちっ! 仕方ない。アリサは下がってて? のぶちゃん以外の人にもうする気はなかったけど……仕方ないよね? 貴方達は私を怒らせた」

 

「ひひひ、可愛い怒りだな? 怒らせたらどうなるんだぁ? ……っ!? 」

 

「……ふふ、家畜の分際で吠えるな。頭が高いんだよ……跪け!!! 」

 

「なっ、がっ!? 」

 

アリシアは突然ドSモードの露出の高い黒装束に変わるとその魔力鞭でそこにいた男達全員の足元をすくった。そして完全にドSモードとかしたアリシアはそこにいた男全員を調教し始める。しかしアリシアは男達の異変に気付き始めていた。男達はいくら責められてもアリシアに対して服従どころか何度でも立ち上がった。その度におかしな雰囲気を増しながら。

 

「我らが神のご加護がある限り、我らは決して屈しない! 」

 

「「「「「うおぉぉぉおおおおおお!!! 」」」」」

 

「うっ……な、なんなのこいつら…………」

「アリシア危ない!? 」

 

「え? きゃっ!? ……んぐっ!? んー!? 」

「アリシア!? 」

 

「おっと! 動くなよ? ふへへ、大人しくしろ。じゃないと、この女は二度とお日様拝めなくなるぜ? 」

 

「ぐっ……卑怯者」

 

油断したアリシアは横から10人がかりで押さえ込まれる。するともう抵抗どころか腕一本動かせないほど男達の手で地面に磔にされた。さらには男達はアリサに大人しくするよう脅し始める。だからアリサは悔しそうな顔で抵抗を止めた。

 

「よし行くぞ! この女共を神の前に差し出すのだ!! 」

「私の友達をどこへ連れて行く気なのかな? 」

 

「っ!? 何っ、誰がはっ!? うっ……うぷっ、お゛え゛っ!? 」

 

「んー!? んんっ!? ぷはっ、すずか!? 」

「すずか!? 」

 

「くっ……仲間か」

「はぁ……私……こんなに怒ったの初めてかな? だから……これ以上2人に何かするなら……どうなっても知らないよ? 」

 

救援に現れたすずかは怒気と言うか、まるで絶対の強者のようなオーラを出し始めた。するとそこにいた男達は怯み、流石のアリサ達も顔を強張らせている。

 

「神だ! 神が来てくださったぞ!? 」

 

「「「「「おおぉぉ」」」」」

 

「神? このロクでもない人達のリーダーなのかな? でも……誰だろうと私の友達に手を出したのは許せない。だから覚悟……し……て…………」

 

「ア、アリシア……私の目がおかしいの…………」

「ううん……私も……見えてる…………」

 

3人はその神と呼ばれる人物が現れた瞬間固まり、それ以上言葉を出す事が出来なくなった。何故ならその人物とは彼女達のよく知る人物がだったからだ。

 

「童貞……君? 」

 

「童貞…………」

「のぶちゃん……なの? 」

 

「童貞君! 童貞くっ!? ……体が……動かない」

「「すずか!? 」」

 

「久しぶりだね、すずかちゃん? 元気そうで何よりだよ。でも……そんな名前で呼ばないでくれるかな? もうそんなクソッタレな名前は捨てたんだ。それに……メス豚の分際で何僕に抱きつこうとしてるの? すずかちゃんがしていいのは僕の足を舐める事だけだ。ほら? してごらん? そこに跪いて、僕の足を舐めるんだ」

 

「あ……ああ……体が……勝手に……いや……こんなの嫌だよ童貞君!? 童貞君はそんな事言わない!? なんで……なんで……あ……ああ…………」

 

すずかは抵抗を試みるも体が自分の意思と反して動き地面に膝をつく。そしてゆっくり震えながら童貞の足へ顔を近づけ始めた。そんなすずかの姿を見てられず親友2人は動き出すがそれも無駄な事だった。

 

「やめなさい童貞!? すずかに何したの!! 」

「そうだよのぶちゃん!? こんなののぶちゃんじゃないよ!? 」

 

「アリサちゃん、アリシアちゃん……誰が駆け寄っていいって言ったの? 早く跪きなよ」

「「きゃっ!? ……え………… 」」

 

童貞の方へ走り出した2人は童貞の言葉一つで膝を折った。そしてその場から動けなくなる。するとアリシアは気付いた。今の童貞の変化に。

 

「のぶちゃん……いや、お前は誰だ! 」

「「え!? 」」

 

「僕? アリシアちゃんなら知ってると思うけど? 」

「違う! お前はのぶちゃんなんかじゃない!! だって……だってのぶちゃんはそんなSのオーラは纏えない! 誰だ、お前は誰だ!!! 」

 

「君が何を言ってるのか分からないけど……僕は僕だ。だけどそうだね? 確かに今の僕は生涯 童貞(いが のぶさだ)じゃない。さっきも言ったけど、そんな名前は捨てたんだ」

 

「何を……言ってるのよ童貞……親がつけてくれた名前でしょ!? 」

「こんな呪われた名前にそんな価値があるのか!!! 」

 

「「「っ!? 」」」

 

童貞はすずか達が聞いた事のないような大声を発した。さらには目で認識できる魔力ではない青い何かがもやもやと噴き出す。

 

「すずか、もういい。立て! 」

「うっ……あ……童貞……君……あ…………」

 

「すずか? 君はもう人の言葉を喋るな。君は一生僕の家畜だ」

「い……や……そんなの……聞かない……もん」

 

「お前に選択権なんかない。絶頂……与えたがりの世界(エクスタシー……ド・Sワールド)! 」

「え……ひうっ!? あ……ひ……へ…………」

 

「す、すず……か? 」

「すずか……ど、どうしたのよ!? すずか!! 」

 

すずかは突然ビクリと体を震わせ、涙を流しながらだらしなく舌を出し始めた。そんなすずかの姿を見た2人は声を荒げる。それ程までに今のすずかは普通じゃなかった。

 

「さぁ〜鳴け! 」

「あ……ぶ……ぶ〜! ぶ〜! 」

 

「そんな……すずかやめなさい!? こんなのおかしいわ!!! 」

「無駄だ! 彼女はもう僕も物だ。ふふ、まぁ〜今日はこのくらいにしておくよ。行こうか? すずか? 」

「ぶ〜ぶ〜」

 

「「すずか!? 」」

 

四つん這いになりまるでペットのように童貞について行く親友の姿を見せられ、アリサもアリシアも言葉が出なかった。そして動けずにその場に跪く2人は、段々と遠ざかっていく童貞を涙を流しながら見ていた。

 

「そうそう、言い忘れてた。僕の今の名前は……生涯(しょうがい)」

「「「「「童貞(どうてい)!!! 」」」」」

 

「生涯(しょうがい)」

「「「「「童貞(どうてい)!!! 」」」」」

 

「そういうわけだから。ふふ、それじゃ」

 

「「…………」」

 

つまり……童貞は新世界の神になっていた。




《短編・ヴィヴィオちゃん劇場》

第1話《誰ですか!? 》

高町ヴィヴィオは未来でなのはの娘となる少女だ。そして彼女は今小学四年生。今は家でお風呂に入る所。だが髪と体を洗い、湯船につかろうとした時だった。何故かそこに……入るのを妨げる物が浮かんでいる。

「……お、おかしいな? 私疲れてるの……かな? う、うん! か、顔を洗えばきっと……ゴシゴシ……ひっ!? だ、誰ですか!? 」

そこに浮かんでいたのは素っ裸のお尻に何故かネギを刺した意識のない童貞だった。



to be continued…………


ちなみにこれは闇の書事件後の童貞です……ww

次回もよろしくお願いします。
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