魔法少女リリカルなのは!? 「ヴァージン戦争」   作:ヘルカイザー

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ども〜

ではよろしくお願いします!


第4話《奪われた【S】と奪った【A】》

「童貞、お昼食べましょ? 」

 

「ごめんアリサちゃん、僕すずかちゃんと食べるから」

「え…………」

 

童貞がすずかの家で過ごした日から1日あけた今日。アリサは学校ですずかより先に童貞をお昼に誘った。しかし童貞はアリサの誘いを考えもせずに断ったのだ。だからアリサも驚きで固まる。しかも断った理由がすずかと食べるからである為余計である。

 

「待ってよ童貞! いつから? 一昨日までそんな素振りなかったじゃない!? どうして……私じゃダメなの!? すずかなの? 何が……違ったの…………」

 

「……僕さ……よく分かんないんだよね? 」

「え? 」

 

「僕はさ……2人とも嫌いじゃない。友達としては好きだよ? でもさぁ……誰がとか、どっちを? とかって言うのはよく分かんないんだ」

 

「……ならどうしてすずかなの? 」

 

「一昨日アリサちゃんの家から帰った時にすずかちゃんに家に連れ込まれてそれで……一晩中キスされてた。そしたらなんか……すずかちゃんの事が頭から離れなくなっちゃった…………」

 

アリサは真剣に童貞の話を聞いていた。童貞はどこか上の空な感じで、それを淡々と話す。しかしアリサはそれを聞いて諦めるわけでもなく童貞がすずかの元へ行った後、つぶやいた。だがそれは降伏宣言でもすずかに対する妬みでもなかったのだ。

 

「すずか……やってくれたわね。まさか一晩中そんな事してたなんて思わなかったわ。私は一晩使っても童貞の心手に入れられなかったのに……ふふ、見てなさいすずか? 明日は目に物を見せてやるわ、んふふ」

 

その宣言通り、アリサは放課後行動を起こした。すずかは用がある為先に帰り、それを分かっていたアリサは童貞を言いように言いくるめ、自分の家へと誘う。最初は怪しんでいた童貞だがどうしてもとアリサにお願いされては断れず、今現在アリサの家だ。

 

「アリサちゃん、それで重たくて持てない物って何? と言うか今考えればアリサちゃんの家の誰かにお願いすれば済む話なんじゃ……あ! ……アリサちゃん? ど、どうして鍵閉めるの? も、もしかして…………」

 

「はぁ〜はぁ〜……童貞? 今日は一昨日より凄い事しましょ? それですずかの事なんか忘れさせてあげる」

 

「そ、そそそれは……熱い事なんじゃ…………」

 

「熱い? ああ、違うわ」

「本当!? え……ひっ!? 」

 

「ふふふ、今日は……気持ちよくなるまで叩いてあ・げ・る。ほっるらぁぁぁああ!! 」

「そんなぁあ゛あ゛っ!? やめっ……んあ゛っ!? 」

 

童貞は部屋の中で逃げ回る。しかしアリサは走りながら的確に童貞を鞭で叩き始めたのだ。叩かれた場所は目に見える所で赤く腫れ、ミミズ腫れのようになる。童貞はもう涙目だ。そして部屋の角に追い込まれた童貞はアリサを怯えた目でみた。アリサは息を切らし、顔を赤くしながら喜んでいる。

 

「ふふ、逃げるのはもうおしまい? ほら? 」

「つっ!? 」

 

「ほら? ほら? 」

「ぐっ、あ゛っ!? 」

 

「はぁ〜ほら、ほらほらほら! 」

「痛いっ!? やめてよ!? 嫌だぁぁぁあああ!? 」

 

童貞は叫んだ。ひたすら痛い。服が多少足りとも破け、その場にうずくまる。するとアリサはぐったりした童貞を起こしベッドまで引きずるとそのまま固定した。両手を頭の上で縛り、両足は広げてそれぞれベッドの角に縛られる。童貞は相変わらずアリサを怯えた目で見ていた。だがアリサは童貞の服を全て剥ぎ、童貞の上に馬乗りになると、乗馬用の鞭を取り出し、童貞に見せつける。

 

「ぃ……ゃだ……痛ぃょ……ゅるして…………」

 

「童貞? こんな私は嫌い? 私は受け止めて欲しいの! こんな私なんて、きっと誰も好きになってくれない……童貞しか……いないの……だから……フン! 」

「つっ!? あ……う゛あ゛あ゛ぁぁぁあああああああああ!? 」

 

童貞はアリサに胸の真ん中を思いっきり叩かれた。あまりの痛みに童貞は悲鳴と言うには残酷過ぎるほど大声を上げる。そして叩かれた場所はすぐにミミズ腫れになり痛々しさが見ただけで分かるのだ。しかしアリサはやめない。それどころかさらに叩く。

 

「ほら! 」

「ひんっ!? 」

 

「ほらまだよ! もっと泣きなさい! 」

「いだい゛!? も゛う゛ゅる゛じで……あ゛あ゛っ!? 」

 

「はぁ〜はぁ〜好き! 」

「ぎゃんっ!? 」

 

「好きなの! 」

「がっ……あ゛っ!? 」

 

「大好きなんだから!? 」

「こふっ…………」

 

「あ……童貞? ちょ、ちょっと……童貞!? 」

 

アリサの想いのこもった一撃は運悪く童貞の顔に直撃した。そしてその一撃を受けた童貞は首を横にカクリと倒したままピクリとも動かなくなってしまったのだ。アリサはやり過ぎたと冷や汗をかいて童貞を心配する。少し揺らし、童貞が生きているかを確認するが童貞は返事をしない。しかししばらくすると、童貞の口から言葉が漏れた。生きていたのだ。だがその言葉はアリサの予想を超えた物だったのだ。よってアリサはさらに興奮を高める事となる。

 

「ーーっと……」

「え…………」

 

「早くもっと叩いて!? 僕おかしい!? 気持ちいいんだ!? お願い、アリサちゃん!? 早く、早く!? 」

 

脳が限界を超えたのかどうか、それは分からない。しかし童貞は今ハッキリと口にしたのだ。自分が叩かれて気持ちいいと。さっきまで痛くて仕方のなかったそれは快楽に変わった。だがここで考えて貰いたい。アリサは今、もっとも自分の求めていた形を手に入れる事が出来た。自分の好きな男の子が自分の鞭で叩かれて喜んでいる。そうなれば興奮しないわけはない。

 

「凄い……あはは! ほら! 童貞こんなのどう? ほら! ほらほら! 」

「あ、凄い!? あ゛あ゛っ!? いい!? アリサちゃんもっと!? もっとぉぉ……んっ!? あむっ……」

 

「んちゅっ……んむっ……ん、んっ……ぷぁ……はぁ……はぁ……童貞? 貴方は誰の物? 」

 

「はぁ……はぁ……す、すずか……ちゃん……の」

 

「……ぐっ……まだそんな事言ってるの……それじゃ……フン! 」

 

アリサは叩く。これだけ叩かれ、完全に痛覚を快楽に変えられてしまった童貞だが、その中でもすずかは死んでいない。それは何故か、実はアリサが童貞にキスをした事で童貞はすずかの事を思い出したのだ。恐るべきはすずかのキス。例え他の誰かに奪われても自分の事だけを思い出させ、意識させる。なんと素晴らしい精神制圧だろうか。

 

「いい……アリサちゃん…………」

 

「ふふ、違うわよ童貞? 今はご主人様よ? 言いなさい? ご主人様って!! 」

「ぐあ゛っあ!? ……はぁはぁ……はい、気持ちいいですご主人様」

 

「あはっ! 言ったわ! 本当に言った! あはは……童貞好き、私は貴方の事がこの世で一番好き。貴方は私の物よ? ほら? 言いなさい? 童貞は誰の物なのかしら? ほら! 」

「ひゃんっ!? ……す……アリサちゃんの……物……です」

 

「違うわ? なんて言うの? ふふふ、ほっるらぁぁああ!! 」

「うあ゛あ゛っ!? ……はぁ……はぁはぁ……僕は……僕はご主人様の物です!? あ、もっと叩いて!? 下さい! もっと下さい!? もっと……あ…………」

 

「ごめんね童貞? 痛かったよね、ごめんね……んちゅっ……んむっ…………」

 

アリサは狂ったように鞭を求める童貞を落ち着かせるように唇を重ねる。アリサとてこれが異常行為である事は分かっている。ましてやさっきまですずかに傾いていた気持ちを無理矢理自分に向け、上書きをしたのだから。

 

「童貞大好きよ」

 

最後にそう言って童貞とのお楽しみは終了した。だが次の日、学校が……と言うよりすずかとアリサが荒れた。しかしそれは当然だろう。何故なら童貞の心をゲットしたと思っていたすずかが次の日に童貞に心変わりされていれば驚くのも無理はない。

 

「童貞君? どうしたの? え? どうして…………」

「すずか、童貞は私の物よ? あんたの物だったのは昨日まで。ふふ、でも中々手を焼いたわ? すずかの凄く根強かったから」

 

「根強……っ!? まさか……ぐっ……少し目を離した隙に……ふふ、アリサちゃん流石だなぁ……私がせっかく童貞君の気持ちを掴んだのに奪って行っちゃうんだもん。でも……これで童貞君を物に出来たなんて思わないで? アリサちゃんがやったように……私も童貞君を奪い返すから……覚悟してね? 」

 

「んふふ、望む所よすずか! けど渡さないわ」

 

二人は笑っているが目が笑っていない。つい先日まで仲の良かった親友2人がまるで敵を見るかの如く互いを睨む。その光景は他のクラスメイトを震え上がらせた。

その頃、場所は変わって生涯家。そこでインターホンが鳴り響いた。そこは普通の二階建てだが、今日は童貞の父親が帰ってきている為、そのお客を迎えに玄関に足を運ぶ。

童貞の父親はただのサラリーマンだ。しがない平社員。しかし彼には一つだけ一般常識から外れた事がある。

 

「はい、どちら様でしょうか? 」

「宅急便で〜す! 印鑑をお願いします」

 

「あ〜はいはい。あ! サインでもいいですか? 」

「でしたら貴方の拇印で構いませんよ? 」

 

「そうですか? ならそれで」

「ではここに貴方の拇印を」

 

「あのインクもってませんか? 」

「フフ、インク? インクねぇ〜? ありますよ? インクは……お前の血だぁぁぁあああああああ!!! 」

 

宅配人は突然もっていた封筒を目隠しに童貞の父親、生涯 狙命(いが ねらめい)に向け、ナイフを突き立てた。ナイフが刺さったと分かる確かな手応えを宅配人は感じている。だがそれは油断だった。確かにナイフは狙命の胸を射抜いている。しかし当の本人はまるで答えていない。さっきまでとは別人のような冷ややかな目で宅配人を見ていた。

 

「な……に……くっ。これならどうだ! 」

 

効いていないと分かった宅配人、今度は銃、ハンドガンを取り出し狙命へとトリガーを引いた。バンッ! という音と共に銃弾が放たれる。しかしその銃弾は狙命に傷一つつける事は出来なかった。何故ならその銃弾、至近距離で発射されたと同時に狙命によって掴み取られ、今は狙命の手の中。そして狙命はゆっくりと見せつけるように小指から順番に手を開く。すると当然の事ながら掴まれた銃弾が地面に落下した。

 

「ば……かな……バケモノ…………」

 

「はぁ……勝手に襲って来てバケモノ呼ばわりか。傷つくな」

 

「お、お前のような男に何故暗殺依頼が出るんだ!? ただのサラリーマンの癖に!? 一体何をしたんだ!? 」

 

「何を? う〜ん……いや、何もしてないが? あ! 強いて言うなら昔、俺の子供達を拐った組織? みたいなのを潰した事ぐらいかな? でもあれにしたって俺から仕掛けたわけじゃないし……関係なくね? 」

「十分だわ!? どうしてただのサラリーマンにそんな事が出来る!? お前は何者だ!? 」

 

「父です! 」

「ぶっ殺す! 」

 

これが狙命の日常。命を狙われたと言うのにまるで相手とコントをしているかのようなノリに持ってく。だがこれが狙命の人柄なのだ。しかし宅配人がいくら殺すと凄んだ所で殺せるはずもない。何故ならこの男、生涯 狙命は人間を止めている。狙命は常に日常茶飯事命を狙われているが、未だかつてこの男を殺せた者はいない。マシンガン、ショットガン、RPG、プラスチック爆弾、毒薬、電気椅子……これだけの殺人兵器を使ってもこの男を殺すには至らない。例え、トラックに引かれようが戦車に引かれようがこの男を殺す事はできないのだ。

 

「キャシャー!? 」

 

「うぐっ……はぁ……刺さったじゃないか」

「それで済ますな!? お前ここには心の臓はないのか!? どうして平然としている!? 」

 

「喚くなよ、たかだかナイフが刺さったぐらいで……」

「俺はお前に喚いて欲しいわ!? 」

 

「パパぁ〜煩いんだけど……私病人 」

 

「おお!? 悪いな頂無(かみな)、もう帰るよ多分……な? 」

「な? じゃねぇよ!? 友達か!? 殺し屋がホイホイ帰れる訳ねぇだろ!? くぅぉぉぉおのぉぉぉおおお、え……っ!? ひゃぁぁぁああああああ!? ダメっ!? 許して!? もう無理!? ◯くぅぅぅうううううう!!! 」

 

突然家の奥から毛布を羽織り出て来たのは童貞よりも背の低い女の子。彼女の名は生涯 頂無(いが かみな)。童貞の双子の妹だ。ただし容姿は全く似ていない。黒い髪にストレートの髪を腰まで伸ばし。後ろを水玉の髪留めで留めている。

そして再び宅配人が狙命に飛びかかった所、頂無がそれを押さえるように宅配人の手を掴んだ。すると宅配人は全身を痙攣させ、気が狂ったように悶えると天国へと誘われた。頂無はその後すぐに宅配人の手をポイっと捨て家に戻って行く。

 

「パパぁ〜静かになったからもういいでしょ? 早くドア閉めてよ、寒い」

 

「あ、ああ……そうだな」

 

そう言われた父親は玄関を閉めた。この家族、世間では非常に危ないと言われている一家であり、特に生涯家の末っ子はこの町の都市伝説である。

 




《短編・フェイトちゃん劇場》

第4話《愛故に》

「また……会えた」

「貴方は誰なの? 」

フェイトはとある旅館のある場所でなのはと再び対峙した。なのはは相変わらずフェイトの事を知りたい様子。だがフェイトはもう自分の中の気持ちを抑えきれなかった。顔をほんのりと赤くし、両手を広げなのはに飛びかかる。なのはにはご丁寧にバインドをかけ逃げ道はない。

「結婚して下さい!!! 」
「え……ふぇぇぇぇえええええ!? 」

なのは顔を真っ赤にして戸惑った。そしてフェイトに抱きつかれるとそのまま押し倒される。フェイトの両手はなのはの顔をガッチリとゲットし、ジッとなのはの目の見つめる。

「あ、あの……これはどういう……んむっ!? んー!? ちゅっ……んっ……んんっ!? あむっ……んちゅっ……」

「んっ……ちゅっ、ちゅっ、あむっ……んっ……」

フェイトの舌がなのはの口の中を支配する。最初は驚きに染まっていたなのはの表情は段々とろけた物になりパタリとフェイトを掴んでいた両手の力が抜けた。


to be continued…………




次回もよろしくお願いします!
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