戦姫絶唱シンフォギアIF~第三の槍~ 作:ヴラド·スカーレット
ソロside
『「ハァァァアアア!!!」』
拳と拳のぶつかり合い…絶唱を使わずに此処までやるとは…
やはりコイツは強いな…心も…信念も…
俺の拳を受けても尚、拳を叩き込んでくる…
「ハァ…ハァ…」
『フッ…息が上がっているぞ?』
「ハァ…ハァ…ま、まだ…こんなものじゃないよ!!!」
『面白いッ!!!』
そう言って、また肉弾戦をしているが…身体にガタがきているのは俺もそうだ…
過去の傷は大半治っているが…ただ一つだけ…治りが遅い傷がある…
そこを殴られたのと、更にその拳事態も身体にダメージを与えた…
アメノハバキリの斬撃もイチイバルの爆撃も効きはしなかったが…
立花響の拳だけはかなり効いた…ザババの二刃は絶唱時の力で切り飛ばされたのも少し痛手だな…
「うぉりゃァァァアアアア!!!!」
『クッ…まだだ!!!』
「かはっ!?セイヤァァアアア!!!」
殴り蹴りそれを防ぐ攻防が続き…いつの間にか日が沈んでいた…
「『ハァ…ハァ…ハァ…』」
互いに疲労が限界に近かった…
そんなときに空から何かが飛んできた…
「あれは…いったい…」
[響くん!!!聴こえるか、響くん!!!]
何かを聞いて驚いているようだ…どうやら通信みたいだな…
「師匠、どうかしたのですか!?」
[やっと繋がったか…それより今米国からそっちに
弾道ミサイルが飛ばされた!!
出来るだけ早く遠くへ!!]
「…師匠…すみませんが未来に代わって貰えませんか?」
[ッ!!!…わかった、すぐに代わろう…]
「…未来?」
[響ッ!!!急いで其処から――]
「もう…遅いんだ…ミサイルの音がもう聴こえるんだ…だから――」
[聞きたくない…その先の事を言わないでッ――]
「私がいなくなっても…悲しまないでね?」
[ッ!!!ひび…き…ぅぅ…]
「マリアさん…すみません…調ちゃん達を…」
[わかっている…ギアの反応が消失したからな…
…私とて覚悟の上で送り出したんだ…
そう簡単に泣くわけにはいかない…私はあの子達に恥じないように生きるだけだ!!]
「…やっぱり、強いですね…」
[君とて…そのまま簡単に死ぬわけでは無いのだろ?]
「えぇ…まだやることがあります…」
[…頑張りなさい]
「はいッ!!!」
そうして、通信を切った…
『…もういいのか?』
「待っていてくれるなんて優しいね」
『不意打ちは嫌いだからな…やるなら真っ正面で叩き潰すだけだ
…さて、再開しよう…さっさと終わらせないと吹き飛ぶからな』
「望む所だよ!!!」
そうして、一発の弾道ミサイルが少し離れた所に落ちたと同時に…同時に動いた
「ハァァァアアアアア!!!!!」
『ウォォォォオオオオ!!!!!』
虹色のフォニックゲインを纏った拳と赤黒いフォニックゲインを纏った拳がぶつかり合い…
辺り一帯に強力な突風が吹き荒れた…
その中心では…絶唱を唄ったら者と世界を壊す者がぶつかり合っていた…
そして――
『ハァァァアアアアア!!!』
グシャッ…
「ガァッ!?…グッ…うぅぅ…」
俺の拳がヤツの身体を…貫いた
そして同時に…俺の身体をヤツの拳が貫いた…
『グゥゥ…これ…が…いた…み…か…』
「ハァ…ハァ…アハハ…やっぱり帰れないや…ごめん…ね…み…く…」
そして二人が倒れ…空から数多のミサイルが降り注ぎ…そこら一帯が壊滅した…
それと同時に世界各国の軍事施設やテロ組織の拠点が謎の空間に飲み込まれ…消失した…
そう…世界から武器を扱うものたちが消えた瞬間だった…
終焉へのカウントダウン全三話はいかがでしたでしょうか?
次回は少し特殊ですが、ご覧くださると幸いです…
それでは…次回、またお会いしましょう