「そ、それは本当ですの⁉︎」
「う、嘘ついてないでしょうね⁉︎」
朝から騒々しい。一体何なんだ?それと、何故凰が1組にいる?
「本当だってば!この噂、学園中で持ちきりなのよ?月末の学年別トーナメントで優勝したら織斑君と交際でき」
「俺がどうしたって?」
「「「きゃああっ⁉︎」」」
本当にここの女子たちはよく叫ぶ。どうしてそんな声が出せるんだ?ていうか、喉枯れないのか?
「で、何の話だったんだ?俺の名前が出ていたみたいだけど」
「う、うん?そうだっけ?」
「さ、さあ、どうだったかしら?」
こいつら、誤魔化すの下手だな
「じゃ、じゃああたし自分のクラスに戻るから!」
「そ、そうですわね!わたくしも自分の席につきませんと」
忙しい奴らだな
廊下を歩いているとこんな会話が聞こえた
「なぜこんなところで教師など!」
「やれやれ……」
この声はボーデヴィッヒと織斑先生か、何やら言いあっているな
「何度も言わせるな。私には私の役目がある。それだけだ」
「このような極東の地で何の役目があるというのですか!」
相変わらず日本は極東呼ばわりされるんだな
「お願いです、教官。我がドイツで再びご指導を。ここではあなたの能力は半分も生かされません」
「ほう」
「大体、この学園の生徒など教官が教えるにたる人間ではありません」
「なぜだ?」
「意識が甘く、危機感に疎く、ISをファッションかなにかと勘違いしている」
ほう、さすが軍人。そこはちゃんと考えているんだな
「そのような程度の低いものたちに教官が時間をさかれるなど」
「そこまでにしておけよ、小娘」
「っ……!」
織斑先生は威圧が凄いな。一瞬で黙らせるとはな
「少し見ない間に偉くなったな。十五歳でもう選ばれた人間気取りとは恐れ入る」
「わ、私は……」
ボーデヴィッヒの場合は憧れや尊敬を通り越してもはや依存だな。ただの縋りつきか、くだらない
昼休みになり俺は学食で昼食をとっている
「ねえ、呉島君」
谷本が話しかけてきた
「谷本か、どうした?」
「今度のタッグトーナメントのことなんだけどね」
タッグトーナメントか。何故か強制参加だったな。確かパートナーが決まらなかった時は勝手にタッグを組まされるんだったな
「タッグトーナメントがどうした?」
「呉島君のパートナーってもう決めた?」
「いや、まだだが」
「良かったら、私とタッグ組まない?」
ふむ、他の誰かと勝手に組まされるよりもいいか。それに、こいつならパートナーでも良さそうだ
「ああ、いいz……」
「あー、ずるーい‼︎自分だけ先に‼︎呉島君、私と組もう‼︎」
鏡がやってきた。なんかよく迫ってくるな
「お、おう……」
「私が先に言ったんだよ!だから呉島君は私のパートナーよ!」
「たかたか〜、私と組もう〜」
布仏まで来るとは……。まあこいつらならパートナーでもいい。だが、今3人は言い争いをしている。どうにかしなければ
「お前ら、ここは公平にじゃんけんだ。お互い恨みっこなしだ」
「呉島君がそう言うなら」
「負けないからね!」
3人はじゃんけんをした結果
布仏が勝った。その長い袖でどうやってじゃんけんをした?まあ、これで俺のタッグパートナーは決まった
「決まったな。布仏、よろしく頼むぞ」
「わかったよ〜」
「私が最初だったのに〜!」
谷本が不貞腐れているが、悪いことしたな
「やるからには優勝を狙うぞ。早速今日から練習を始める。谷本、鏡、お前達も一緒にやってやる」
「いいの⁉︎」
「本当⁉︎呉島君⁉︎」
「ああ、共に優勝を目指そう」
これで、俺のタッグパートナーが決まった