アーマード・ストラトス   作:ドランザーF

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臨海学校が終わり休日に入った。俺は今プロフェッサーの研究室にいる

 

「ISの二次移行と第4世代型か。実に興味深い」

 

本当に興味深いと思っているのか?

 

「はっきり言ってあれは厄介な相手だった。二次移行したISは最初よりも桁違いな力を発揮していた。そして第4世代は最初に戦った時は対した強さは感じられなかった。その時は乗っていた奴が未熟だったというのがあるがな」

 

「いくら第4世代と言っても、動かすのは結局は人間だからね。どんなに良い性能を持っていたとしても、それを動かすが未熟者じゃあ、使いこなせる訳がないのは当たり前だと思うけどね」

 

「だが熟練者が動かすとなれば、その力は十二分に発揮されるだろう。第4世代、もしくは二次移行したISに熟練者が乗り攻めてくることがあれば太刀打ち出来るかわからないぞ」

 

「ま、その時はその時で頑張ってもらうしかなくなるね」

 

「それに、『ヘルヘイム』の事もある。今は特に急にクラックが開くという事は起きていないが、そんな事があれば、ISとヘルヘイム、両者と戦うことになりかねない」

 

「ISとの共同戦線は考えていないのかい?」

 

「当たり前だ。これが世間に知られるのはまずい事だぞ。それも、こんな世の中じゃ尚更だ」

 

「やっぱりそう考えるよねえ。確かにヘルヘイムが知られるのはまずい。この事が民衆に知れ渡ったら暴徒が起きる可能性が高い」

 

「そのために俺達で対処するしかない。たとえ、どんなに敵を作ることになってもな」

 

「相変わらず君の覚悟は素晴らしいねえ。なら私も量産型の戦極ドライバーと新型の開発を進めなければいけないな」

 

「新型の開発はどれくらい進んでいる?」

 

「取り掛かり始めたばかりだからね。でも早めに作り上げるようにはするけどね。それで、最初の被験者は誰にする?」

 

「俺がやる」

 

「いいのかい?危険度は初期型の倍増しだ。君がやる必要は無いんだけど」

 

「俺は自分の意思でここにいる。どんな危険があろうがそんな物は承知の上だ」

 

「やっぱり君は最高だ。なら、完成したらその時は頼むよ」

 

「ああ」

 

俺が必ずこの世界の運命を変えてみせる

 

「そうだプロフェッサー、白騎士事件の予測、当たっていたぞ」

 

「ほう。どこで確信を持ったんだい?」

 

「織斑千冬と篠ノ之束の会話を盗み聞きをした。その時に篠ノ之束が織斑千冬が白騎士と言っていた」

 

「やはりそうだったか。後はそれの証拠があれば公表が出来るんだけどね」

 

「公表するつもりなのか?」

 

「あの2人には何をしでかしたのかをわかってもらう必要がある。もしかしたら我々も大犯罪者集団になるかもしれないしね」

 

「そうだな」

 

大犯罪者集団か。たとえどんな肩書きをつけられようが、罪を背負う覚悟はもうできている。白騎士事件の公表か。いつか織斑千冬に鎌をかけてみるか

 

「それではプロフェッサー、今日これからある約束をしてしまっている。それに向かわなければならない」

 

「君が自分から約束をかけるなんて、珍しいね。もしかしてあの時買い物に誘われた3人にかい?」

 

「そうだ」

 

「なら早く行きたまえ。君から言って遅れるなんてことは無いようにね」

 

「ああ」

 

 

 

 

 

 

一度学園に戻り俺はあの帽子とサングラスをかけ谷本、鏡、布仏と合流した。そして駅に着き電車で目的地の最寄り駅で降り徒歩で移動した。そしてとうとう来てしまった

 

「ここだ。ん?どうした、お前達?」

 

着いたはいいが3人とも空いた口が塞がらない状態になっている。何故だ?

 

「ここって、シャルモンだよね?」

 

谷本がようやく喋った

 

「洋菓子店のランキングでトップのあのシャルモン⁉︎」

 

鏡も喋った

 

「こんなお店に連れて来てくれるなんて〜、たかたかありがとう!」

 

ここまで礼を言われるほどのことだったのか。俺の感覚がおかしいのか?

 

「じゃああの時旅館にいた呉島君の知り合いのパティシエって……」

 

「「「凰蓮・ピエール・アルフォンゾ!」」」

 

3人口を揃えて言った。そんなに有名だったのか。全然知らなかった

 

「盛り上がっているところ悪いが、店ではあまり騒ぐなよ。例え客が相手でも店に迷惑をかけることがあれば客だろうと許さないからな。わかったか?」

 

「「「はーい」」」

 

そして俺たちは店に入った

 

「いらっしゃいませ。あら、白いお方じゃな〜い。女の子を3人も連れて来るなんて珍しいわね。」

 

「ああ。ここに連れて来ると約束していたからな。お前達好きな物を選べ。値段は気にするな。俺の奢りだからな」

 

「えっと、じゃあこのドルチェセットで」

 

「私も同じ物を」

 

「私も〜」

 

「なら俺もそれにするか。ドルチェセットを4つ頼む」

 

「Entendu.(アンタンデュ)」

 

注文を終えた俺たちは席に着こうとしたら

 

「やれやれ、ここには珍しい客が来るもんだね〜」

 

この声は?

 

「シド?」

 

「よう貴虎、ここで何してんだ?」

 

こいつはシド。ユグドラシルの営業を担当している。営業担当だというのに黒のハットとジャケットとズボン。更にいつも持っているキャリーバッグまでもが黒い。そして髭を生やしている。とても営業をしている服装とは思えない。なのにいい業績を上げているらしい

 

「ここのスイーツを食べさせてやると約束したものでな。今日は休日だから連れて来たんだ」

 

「ほう、お前が。珍しいこともあるもんだな」

 

こういう話になるとつくづく馬鹿にされている気がする

 

「お前は?仕事はどうした?」

 

「ただのコーヒーブレイクさ。まあもう行くけどな。じゃあな貴虎。ご馳走さん!」

 

「Merci beaucoup. (メルシィ ボオクウ)」

 

シドが店から出て行った。俺も座るか

 

「悪い。待たせたな」

 

そしてしばらくすると店員がドルチェセットを持ってきた

 

「お待たせしました。ドルチェセットです」

 

「よし、食べるか」

 

「「「いただきま〜す」」」

 

俺が先に一口食べた。やはりここのスイーツはいつ食べてもうまい。そして3人が食べた

 

「「「美味しい!」」」

 

3人同時に声をあげた

 

「こら、大声をだすな」

 

「ごめん。でも本当に美味しいからつい」

 

「うん、こんなに美味しいケーキ初めて食べた」

 

「かんちゃんにも食べさせてあげたいな〜」

 

かんちゃん?誰のことだ?布仏の他のクラスの友人か?そこは深く突っ込まないようにしよう

 

「ね〜たかたか〜、お土産いい?」

 

「ああ、構わん」

 

「ありがとう。かんちゃんも喜ぶよ〜」

 

「本音、呉島君はまだ更識のことわからないでしょ」

 

「そうだったね〜。じゃあ今度紹介するね〜」

 

別にしなくてもいいのだが。ん?更識だと?まさか、あの更識か?だとしたら面倒なことになるが、まだそうと決まったわけじゃない。俺の根拠のない推測に過ぎん。今はこれを食べよう

 

ドルチェセットを食べ終えた俺たちは布仏の言うかんちゃんの土産を買い学園に戻った

 

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