俺は今織斑千冬に呼び出された。まあこうなるだろうとは思っていたが……
「呉島、呼び出された理由は分かるな?」
「ああ。だいたい察している。あの噂の事なのだろう?」
「そうだ。昨日学園の敷地内で爆発があった。私が向かった時にはもう爆発の跡が残っていなかった。だが、それと同時にある噂が立った。アーマードライダーが怪物と戦っていたという噂がな。そしてインターネットにこんな画像があった」
織斑千冬は俺とインベスが戦っているプリントを見せた。画質は粗いが、確認できる。もうインターネットに上がってたのか。プロフェッサー、対応してなかったのか?プロフェッサーならこういうものは全てハッキングをして削除する筈なんだが、どうしたんだ?
「その画像は今もインターネットにあるのか?」
「いや、ほんの数分経ったら全て消された。私はその前にこれをプリントしたがな」
ちゃんと対処していたか。安心した
「……それで?」
「このアーマードライダー、お前だな?」
こいつには誤魔化しはしない方がいいな
「ああ。このアーマードライダーは俺だ」
「ではこの怪物は?」
「本物だ。俺はこいつと戦い、倒した」
「この怪物は一体何だ?何故現れた?お前はこの怪物のことを知っているのか?」
一気に聞いてきたな
「確かに俺はこの怪物のことはだいたい知っている。だが俺からも言っておく。この件には一切関わるな」
「……何故だ?」
「これに関しては知らない方が良い。それがお前のためでもある。いや、全員のためだ」
「どういうことだ?」
「この件は我々ユグドラシルが対処する。そして二度と関わるな。全校にも関わらないよう呼び掛けろ」
「何故そこまでする?現に怪物が学園に現れているんだぞ!」
「それを含めてユグドラシルで対処する。学園は、俺が対処することになるだろう。それにユグドラシルは、いずれ大きな罪を背負う事になるかもしれないからな」
「罪を背負うだと?」
「ああ。お前にも背負う罪があるんじゃないのか?」
「⁉︎お前、やはり……」
「まあいい。もうこの事には関わるな。もしお前の弟達が関わろうとしていたら、止めろ」
「何故そこまでする?」
「言っただろ。それがお前達のためであり、我々が大きな罪を背負うかもしれないと……。だからもう忘れろ」
俺は部屋から出た
今鈴音が1人で学園の外を歩いていた。だがそこにクラックが現れた
「あれは昨日の⁉︎何でまた出てくんのよ⁉︎」
鈴音は少し考えた後ある決断をした
「あれを放っておいたらまたあの怪物が出てくるかもしれないわね……。だったらそうならない様にしないと……昨日はあいつが1人で倒したんだから、あたし1人でも大丈夫よね」
そう言って鈴音はクラックの中に入った
PPPPPPP
電話か
「俺だ」
『貴虎、また学園内にクラックが現れた』
「何だと?」
『しかも生徒が1人クラックに入っちゃたみたいだよ』
「生徒が?わかった、すぐに向かう」
『一応弟君を向かわせたから』
「光実が?わかった」
くそ、またここに出てきたのか。本当に気まぐれだな
鈴音は森に入るとISを装着した。いつでもインベスを待ち構える準備をしている
「今は見当たらないけど、いつ出てくるかわかったもんじゃないわね……」
するとそこに
「すみません!」
光実が現れた
「何よあんた⁉︎」
「僕は呉島光実といいます」
「呉島って、あんたまさかあいつの弟⁉︎」
「はい。あなたはIS学園の方ですね」
「そうよ。あんたの兄にいつも苦労してるわよ!」
「それはすみません。僕はあなたにお願いがあります」
「お願い?」
「今すぐこの森から出ていってください」
「何言ってんのよ⁉︎今この森は学園に通じてんのよ!怪物が出てくるかもしれないでしょ!」
「それは僕達で対処します。だからあなたは森から出てください」
「もうあんたも何なのよ!兄弟揃って生意気じゃない!」
「今ならまだ間に合います。早く出てください!」
「あんたそれしか言ってないわね。学園に通じてるんだからあたしがどうにかするわ!」
「……どうしても出ていかないつもりですか?」
「そうよ」
「だったら力づくでも追い出します」
光実は戦極ドライバーを装着した
「なっ⁉︎」
「変身」
『ブドウ!』
空からブドウが形成された。そしてロックシードを装着した
『ロック・オン!』
中華音楽が流れた。そしてカッティングブレードを倒した
『ハイ〜!』
ブドウが被さった
『ブドウアームズ! 龍・砲・ハッハッハッ!』
光実はアーマードライダー龍玄に変身した