「いきなり呼び出して何の用だ?」
今愚痴を吐いたのは初瀬だ。俺は今ユグドラシルの会議室にいる。今集まっているのは、プロフェッサー凌馬、葛葉、戒斗、光実、城乃内、初瀬、凰蓮、シド、湊さん、ザック、ペコだ。プロフェッサーを通じて皆を集めてもらったわけだが……予想通り全員気が乗っていない。そんな気はしていた
「こんなに呼び出して、さぞ重大な事なんだろうな」
今度は戒斗だ。俺からすればかなり重大なことだが、こいつらからすれば、かなりどうでもいいことだ
「そこまで重大な事ではない」
何故俺もこんな下らない用事で集めた?
「なら何故呼んだ?」
「まあまあ落ち着きたまえ。せっかく貴虎が呼び出したんだ。最後まで話を聞いてあげようじゃないか」
「それで、話って何?」
湊さんが聞いてきた。さっさと教えるか
「これを見てくれ」
俺は皆にIS学園の学園祭の招待券を見せた
「おい、何だこれは?」
「見ての通り、学園祭の招待券だ。実はノルマ制でな、1人一枚絶対に誰かに渡さなければならん。だからお前たちを呼び集めたというわけだ」
「……こんな事のために俺達を呼び出したのか?」
「ああ」
「ふん!くだらん!ザック、ペコ、行くぞ‼︎」
「戒斗さん!」
「おい戒斗!悪いな、貴虎!」
広報部の3人、通称『チームバロン』が出ていった。戒斗は結構怒ってた。これは仕方ない。3人減った。残り8人だ
「葛葉、お前はどうだ?」
「あ〜、その日ちょっと予定が入ってるんだ。悪いな」
葛葉が申し訳なさそうに部屋から出ていった。残り7人だ
「光実は?」
「僕はその日部活の打ち上げがあるんだ」
「そういえばそうだったな。すまなかったな」
「じゃあこれから僕は塾があるから」
光実が塾のため部屋から出ていった。残り6人
「凰蓮達は?」
「ワテクシ達もお店を休めるわけにはいかないのよ。だから無理ね」
「でも俺行ってみたいな」
そう言ったのは城乃内だ
「何言ってんのよ。あんた達にはお店を手伝ってもらうわよ」
「「えええ!」」
「さあ、行くわよ」
城乃内、初瀬が凰蓮に連れて行かれた。一気に3人減った。残り3人。段々望みが薄れてきた。1人くらいは大丈夫と思ったが、やはりそんなことはなかった
「シドは?」
「その日は営業が入ってんだ。だから無理だなあ」
「そうか」
「じゃあな」
シドも部屋から出ていった。残り2人
「湊さん」
「私も仕事が入ってるわ。だから行けないわね」
湊さんも出ていった。残りはプロフェッサー凌馬、ただ1人
「貴虎、見事に断られたね」
「こんな事だろうとは思った」
「しょうがない。この事は私がどうにかしてあげようじゃないか」
「何?」
何故だ、あまり期待できない
「私に任せたまえ。そうだ貴虎、これを」
プロフェッサーは俺にゲネシスドライバーとメロンエナジーロックシードを渡した
「終わったのか」
「ああ。今度からはそれを使っても構わないよ」
「わかった」
「じゃあ招待券の事は私に任せたまえ」
「お、おう」
プロフェッサーが来るなんてことはないよな?