アーマード・ストラトス   作:ドランザーF

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 今日は学園祭の準備だ。衣装、内装、材料等で役割が与えられている。俺は内装を担当している。ちなみにだが1組の奴らの殆どが俺に対して敵意を出さなくなった。おそらく、あいつらが何かしてくれたのだろう。あのままだったらこういう時に面倒になっていただろうからな。俺は決してコミュ障ではない。そういえば、今は内装の仕事をしているが、当日は何をすればいいんだ?全然話を聞かないまま決まってしまったからな。今のうちに聞いておこう

 

「鏡、少しいいか?」

 

「呉島君、どうしたの?」

 

「実は、出し物を決めるときに途中から全然話を聞いていなくてな。だから当日何をすればいいのかがわからん。教えてくれないか」

 

「呉島君は接客担当だよ」

 

「接客?」

 

「うん。執事として」

 

執事?

 

「執事だと?それなら、衣装はどうなる?」

 

「執事だから、タキシードとかじゃない?」

 

「タキシード……だと?」

 

「うん」

 

俺がタキシードを着るだと?そうなると、ユグドラシルの誰かが来た時にその姿を見られてしまったら……笑いものにされかねん

 

「えっ!?呉島君どうしたの!?」

 

「何でもない、大丈夫だ。ありがとう」

 

執事、タキシード……ダメだ、自分でその恰好が想像できない。執事をするなら、それ相応の接客をしなければならない。ハードルが高すぎる。もしもプロフェッサーが来たら、大爆笑されそうだな。俺の執事の姿をカメラで撮りかねない。それをばら撒かれる可能性もある。よし、こういう事を考えるのはやめよう。もしかすれば、誰かほかの奴らが来るかもしれない。いや、他の奴にも笑われる可能性がある。むしろ全員に笑われるかもしれない。……いや、俺は俺の仕事を全うしよう。笑われようが与えられた役割をこなすだけだ。そうだ、それでいいんだ。恥じる必要はないんだ。そもそも話を聞かなかった俺が悪い。だから文句は言えない。言ったら言ったでかなりの反感を食らうだろう。故に今回は俺は女子の言うことに黙って従っている

 

それにしても、こういう時の女子たちの盛り上がりは凄いな。こういう行事の主導権は大体女子が握る。これはもはや暗黙の了解だろう。女尊男卑関係なく。このクラスには男は俺と織斑しかいないが。この状況だと置いてけぼりになりかねない。だが、今はうまく協力できている。今までだったら女子達に気まずい雰囲気が漂う可能性があったからな。そうなっていたら、作業に集中できないどころか、一切進まなかったのではないだろうか?だがそんな心配はいらない。そうなったら学園祭がつまらなくなるからな

 

 

 

さて、準備が終わった。後は当日を迎えるだけ。一体ユグドラシルから誰が来るのだろうか?それ以前にだれか来るのだろうか?そして争奪戦も回避しなければ……学園祭前に一時的に何か入っておけばいいんじゃないか?そうすれば俺は対象外だ。問題は、どの部活に入るかだな……

 

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