サモンナイト4 妖精姫と呑気者   作:なんなんな

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早い!けど短い!
何かオチがついてしまったので投稿です。
何か同じことの繰り返ししてる感が強いです。
まぁ、読者のみなさんから苦情がきたらもっとサクサク進むようにしましょうかね。


第2話 この子どこの子、迷子の子?〜You Little Dickends〜 ② (原作二話)

 朝の騒動そのままのテンションで喋りながら歩いていたらいつの間にかミントさんの家に着いていた。

 

「あれ、ミントお姉ちゃんいないね」

 

たしかに、いつもならこの時間は作物の世話をしているはずのミントさんの姿が見えない

 

「あ、向こうにいた」

「ん?」

「ほら、納屋」

「あぁ」

 

フェアが指さす先の小屋の戸が半開きになっていて、中からゴソゴソと音がする。

 

「おはよー」

「おはようございます」

 

私たちの声の少し後、肥料か何かの袋を抱えたミントさんが顔を出す。

 

「ふぅ…、おはようフェアちゃん、ナオさん。リシェルちゃんたちもおはよう」

「え? 私とナオの二人しかいないよ?」

「あ、そうだったんだ? 賑やかな話し声が聞こえてたからリシェルちゃんもいるんだと思ってた」

「ふーん……」

 

フェアが珍しくなにやら意地悪な笑みを浮かべた。

 

「つまりリシェルは騒がしい、と」

「あー……そういう………」

「え!? 違うよ!? ナオさん、違いますよ! そういう意味で言ったんじゃないですから」

 

人のいいミントさんのことだから、からかったら良い反応をするんだろうとはなんとなく思ってたけど――

 

「いいのよお姉ちゃん。リシェルがうるさいのは事実なんだから」

「何か理解したみたいな雰囲気を出すのはやめてぇ〜」

 

こうまで反応が良いとは。自制していかないと無意識に弄ってしまいたくなりそうなほどだ。

 ホント、良い人って大変だな。

 

「ふふっ……分かってますよ」

「だから、違うんですっ」

「そっちの意味じゃなくて、お姉ちゃんがリシェルのことバカにしたわけじゃないって分かってるってことだよ」

「え? そうなの?」

「すみません。少しからかいました」

「実は朝イチでグラッド兄ちゃんにからかわれちゃってさ。なんかわたしもやってみたくなっちゃって。……ナオが瞬時に便乗してきたのは予想外だけど」

「『ふーん』でもうピーンときた」

「もぅ……びっくりさせないでください。……あっ。……はぁ…フェアちゃんもナオさんもそんな人だとは思わなかったです。失望しました」

「………」

「………」

 

さっきのは……下手くそ過ぎて一瞬分からなかったけど、私達を引っ掛けようとした……のか?

 

「…………」

 

やっぱりそうみたいだ。『スベった……』って顔してる。

 

「……だってもう『あっ』って言っちゃてますもの」

「お姉ちゃん顔真っ赤……」

「言わないで……」

 

 あざとい……あざといけどそれ以上に

 

「かわいいです」

「かわいいよ」

 

 これが女子力か。

おっぱいデカくてパツキンで色白な上にリアクションも可愛いんだもんなぁ。ホント会うたびにモテる要素を見せつけられるな。

 

「あ、あぁそうだ! フェアちゃんはどうやってグラッドさんにからかわれたの?」

「げ」

「それはですね――」

「そ、そうだ! わたしお姉ちゃんに訊きたいことあったんだ! 竜の子供ってなに食べるの?」

 

そしてこの話題転換合戦。

 

「え? 竜の子供? 確か雑食のはずだったから特別なエサじゃなくても、それこそ私たちの食べるものと同じもので構わないと思うけど」

「へー、肉食とかじゃないんですね」

「竜というのは特別な生物なので……食物連鎖の絶対王者とも言われていて、むしろ竜か否かの分類に、好む食物は有れど『雑食性か』が含まれてるんです。……でも、どうして急にそんなことを?」

「……実は昨日の夜、リシェルたちと星見の丘に行ったとき 竜の子を拾っちゃって」

「……うーん」

 

困惑した……いや、どうやって否定の意を伝えようかと思案する表情。

 

「そんなに珍しいんですか?」

「獣界の上級、機,鬼,霊の三界の最難の研究分野ですから、さすがに」

 

 何かよく分からないがかなり凄いものだってことは分かった。

その辺で拾えるなら苦労しないってことか。

 

「なにか別の……メイトルパのトカゲ型召喚獣とかの可能性が高いと思うんだけど……」

「でも飛んだり光ったりしたよ?」

「そうだとしたら竜かもしれないね。……うーん、やっぱり自分の目で確かめてみないことには何とも言えないわ。リシェルちゃんたちと相談して、一度ここに連れてきてくれる? 竜の研究は専門じゃないけど、分かることも有ると思うから」

「うん、わかった。……じゃあ、お野菜とってくるね」

「私はちょっと資料を引っ張り出さなきゃだから……これで」

「うん。迷惑かけちゃってごめんね」

「ううん、全然迷惑なんかじゃないよ。私も興味あるもの」

「ありがと」

 

 ミントさんと別れてさらに庭の奥へ。

いつも通り水場で野菜が冷やしてある。

 

「ムイムイッ」

「おはよー。オヤカタ」

 

 フェアとオヤカタか何か話し始めた(?)ので私の方はその内にボクスを召喚しておく。私には二人……うん、面倒だから二人でいいや。とにかく、オヤカタの言葉(?)が分からないから話に入っていけない。

 

「今日の野菜も立派なもんだ……」

 

しかも個数もたくさん。ちょっとこれを積む作業は一人では面倒くさそうだ。話してるとこ悪いけどフェアにも手伝って――

 

 振り返ると、オヤカタといっしょにちょうちょを追いかけているフェアの姿が目に入った。

見なかったことにした。




女キャラでは
一番女子力高いと思うのはミントさん
一番付き合いたいのはアカネ
一番愛でたいのはアプセット
一番可愛がりたいのはミルリーフ
一番見た目がエロいのはアロエリ
一番雰囲気がエロいのはポムニットさん
一番結婚したいのはフェアちゃん

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