真剣で料理人をやりなさい!?   作:シャト6

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第12話

百代との戦いが終わってから数日。ようやくいつも通り平和な日々を過ごしている。

 

飛翔「ん~!」

 

身体を伸ばしながら、登校している飛翔。すると、後ろから声をかけられたので振り返る。そこには、燕や百代達がいた。

 

燕「おはよう飛翔君」

 

由紀江「お、おはようございます!」

 

飛翔「おはようございます。今日は、ファミリーのメンバーも一緒なんですね」

 

百代「ま~な。それより飛翔、私は疲れたぞ~!」

 

そう言いながら、俺の背中にもたれ掛かってくるモモ先輩。当然そんな事をされると、モモ先輩の立派に育った柔らかい・・・

 

飛翔「イテテテテッ!痛いですよ燕先輩、弓子先輩!!」

 

そう思っていると、何故か燕先輩と弓子先輩が、俺の腕をツネッていた。物凄く痛いんですけど・・・

 

弓子「随分嬉しそうだと思ったで候」

 

燕「だよね~」

 

2人の目は、全く笑っていなかった。見ると、まゆっちもどことなく不機嫌な表情をしていた。そんな状況の中、背中に再び重みを感じた。

 

小雪「ウェーイ!おはよ~飛翔!!」

 

飛翔「おはようユキ。準達もおはよう」

 

準「おう、おはようさん」

 

冬馬「おはようございます。朝から羨ましい光景ですね」

 

飛翔「かなり痛い状況でもあるけどね」

 

苦笑いをしつつも、俺にもたれか掛かってる2人を背負いながら、移動しているのである。

 

大和「飛翔って、何気に力あるよな?」

 

モロ「だよね。モモ先輩やS組の娘を背負って歩いてるしね」

 

後ろでは、そんな会話をしていた。すると今度は、武士道プランのメンバーがいた。

 

義経「皆おはよう!」

 

大和「おはよう義経」

 

モロ「武士道プランの皆も、登校は歩きなんだね」

 

弁慶「清楚先輩だけは違うけどね~」

 

見ると、清楚先輩だけは自転車に乗っていた。

 

清楚「おはよう皆。飛翔君も」

 

飛翔「おはようございます。清楚先輩」

 

清楚「うん♪でも・・・この状況は何かな?」

 

俺の周りにいる燕先輩や、背中に抱き付いてるモモ先輩達を見ながら言う。

 

飛翔「えっと・・・もしかして怒ってます?」

 

清楚「別に~。怒ってないよ~!」

 

いや、その言い方普通に考えれば怒ってると、誰もが思いますよ。けど、何故か知らないが可愛いと思っている俺がいたのは、俺だけの秘密である。すると後ろから、2人乗りのバイクが走ってきた。俺達は邪魔にならない様に避ける。しかし、そのバイクは義経の鞄を奪ったのである。

 

「へへっ!いっただき~!!」

 

由紀江「させません!」

 

そのまま逃走しようとするバイクに、まゆっちが攻撃する。しかし、バイクには何かしら対策されており、まゆっちの攻撃を弾いた。

 

由紀江「手加減しているとは言え、私の攻撃を防ぐなんて!!」

 

バイクはそのまま、どんどんと俺達との距離を開けていく。すると弁慶が、自分の足下に落ちてた石をバイク目掛けて投げた。物凄い勢いで向かっていくので、誰もが命中したと思った。が・・・

 

「オラァァァァァァ!!!!!!」

 

後ろに乗っていた奴が、裏拳で石を叩き落としたのである。

 

弁慶「あの人達、只者じゃないね」

 

大和「姉さん」

 

大和は百代に、義経の鞄を奪い返してくるようにお願いする。

 

百代「いや、どうやら私が行く必要はなさそうだ」

 

岳人「それって、どういう意味だ?」

 

百代「ま~見ていろ」

 

百代は、岳人達に見ているように言う。すると、飛翔が由紀江の横に行く。

 

飛翔「まゆっち、悪いけど刀を借りてもいいかな?」

 

由紀江「!!分かりました」

 

まゆっちは、飛翔の考えをすぐ理解したらしく、自分の刀を渡した。刀を抜くと、百代の時に使った技の構えになる。それを見て、その技を知ってる人達は止めに入る。

 

燕「ちょっと待って!その技はまずいよ!!」

 

由紀江「それを使えば、相手は死んでしまいますよ!!」

 

飛翔「大丈夫」

 

飛翔がそう言うので、燕達はそれ以上何も言えなかった。そして・・・

 

飛翔「一刀流・・・三十六煩悩鳳!!」

 

百代の時に使った技の10分の1程の威力である。それでも、引ったくり犯を倒すには充分である。

 

「「ぎゃああああああ!!!!!!」」

 

見事にタイヤに命中し、コントロールを失ったバイクは、ガードレールに衝突し乗っていた2人は前に飛んでいった。そして、バイクは爆発し放物線を描いて鞄は義経の所に落ちてきた。

 

飛翔「よし。ありがとうまゆっち」

 

由紀江「いえ、相変わらず見事な腕前です」

 

刀を返す飛翔に、由紀江は尊敬しながらそれを受け取った。

 

義経「ありがとう川盛君!」

 

弁慶「主の鞄を取り戻してくれてありがとね」

 

飛翔「いえ、少し爆発で焦げてしまったけど」

 

義経「別に問題ない!」

 

飛翔「ならよかった」

 

すると、弁慶が飛翔の背中にのし掛かる。

 

飛翔「えっと・・・弁慶さん?」

 

弁慶「弁慶でいいよ~♪私も飛翔って呼ぶから。でも、飛翔の背中は暖かいな~」

 

飛翔「そ、そうか?」

 

弁慶「うん・・・眠くなって・・・Zzz」

 

モロ「言ってる途中で寝たよ!?」

 

流石は師岡、ツッコミの才能は世界一だな。

 

義経「すまない飛翔君」

 

飛翔「別にいいよ」

 

そう言う飛翔だが、先程から冷や汗が止まらない。何故かって?俺の背後から、物凄い気配を感じるんだよ。振り向いたら、俺の命が危険にさらされると思うんだ。そんな状況の中で、大和が皆に言う。

 

大和「そ、それよりさ、そろそろ行かないと遅刻するぞ?」

 

時計を見ると、チャイムが鳴るまで後10分程度だった。

 

翔一「急げ~!風のように駆け抜けるぜ!!」

 

風間が走り出したのを始め、皆も走り出す。

 

義経「弁慶!起きないと遅刻するぞ!!」

 

飛翔「いいよ義経。このまま背負っていくから。俺達も急がないと、遅刻するよ」

 

義経「うぅ~。義経は申し訳なく思う」

 

飛翔「いいからいいから。早く行こ」

 

飛翔は義経の頭を撫でて、急いで学校に向かうのであった。それ続いて、準達も走り出す。百代達も、流石に遅刻する訳にはいかないので、仕方なく走り出したのであった。

 

(後で、詳しい話を聞かせてもらう!!)

 

そんな事を考えていたのはお約束であった。




三十六煩悩鳳(ONE PIECE)
以前出した三百六十煩悩鳳の、10分の1程の威力である。
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