「夏だ!!」
「海だ!!」
『スク水だ~!!!!』
川神学園の生徒は、海に来ていた。それはここで、水上体育祭を行うからである。全校生徒が水着なのは当然であるが・・・何故にスク水?
百代「ジジイの趣味だ」
飛翔「素で俺の心を読まないで下さいよ。モモ先・・・」
振り返りながら言うと、そこには横綱がいた。
飛翔「・・・・・・」
俺は何も言えなかった。モモ先輩は、学校指定の水着ではなく、ビキニを着ていた。当然、そのボリュームのある胸に、目がいってしまうのは男の性である。
百代「どうした?私の水着姿に見惚れたか?」
飛翔「・・・そうですね」
ここでしらばっくれるより、正直に言った方がいいと思った。
百代「そ、そうか///」
飛翔の意外な言葉に、百代も流石に照れていた。すると、燕達もやって来た。
燕「やっほ~飛翔君」
弓子「こんにちは飛翔君」
清楚「その・・・」
小雪「ウエーイ♪」
由紀江「こ、こんにちは」
飛翔「どうもみ・・・」
再び言葉を失った。そこには、女神がいた。いや~!全員の水着姿を見れるとは。
弓子「ど、どうかな?」
燕「アハハ。あんまり見られると恥ずかしいね」
飛翔「皆さんよく似合ってますよ」
清楚「うぅぅ」
清楚先輩に限っては、燕先輩の後ろに隠れて、頭だけを出していた。なにあの可愛い生物。思わず撫でてみたくなるよ。すると、今度は2年S組のメンバーがやって来た。
冬馬「どうも皆さん」
準「・・・おい飛翔、何でこんな状況になってるんだ?」
準の言うことはもっともである。自分達が来たら、モモ先輩達が顔を真っ赤にして照れているのだから。
義経「飛翔君、こんにちは!」
弁慶「飛翔~」
既に酔っている弁慶は、俺に抱き付いてくる。
飛翔「ちょっ!?弁慶!」
俺は抱き付かれて、テンパってしまう。しかし、横にいる男を見て、落ち着いた。
飛翔「えっと・・・彼は?」
清楚「名前は那須与一君。私達と同じ武士道プランだよ」
飛翔「そうですか。よろしく」
俺は挨拶をする。すると、与一は
与一「どこの組織か分からない奴と、仲良くするつもりはない!」
飛翔「そ、組織?」
弁慶「気にしないで飛翔。いつもの中二病だから」
百代「昔の大和を思い出すな」
燕「大和君って、昔あんな感じだったの?」
百代「そうだな。まさしくそっくりだ」
大和の知らない間に、黒歴史を暴露されていたのであった。
大和「ハックシュン!!」
モロ「大丈夫大和?」
大和「ああ。誰かが噂してるのかな?」
京「私はいつも大和の事を思っているよ」
大和「・・・お友達で」
『それではただいまより、水上体育祭を開催いたします。まず始めの競技は、ビーチバレーです』
そしていよいよ、水上体育祭が開催された。皆一番を取りたいのか、一生懸命やっている。S組も、英雄の妹である《九鬼紋白》に鼓舞されて、英雄がヤル気満々で競技を行っている。しかし・・・そんな中で、F組とS組の間で、再び対決が起こっていたとは、この時飛翔はまだ知らなかった。
『それには続いての競技です。次の競技は男子生徒限定の《ナンパ競争》です!』
飛翔「あっ。出場する競技だ」
百代「頑張ってこいよ~」
そして競技に参加する。これは、紙に書かれている人数を連れてゴールするのである。
ルー「それでは・・・ヨーイスタート!!」
そして、2年の部が始まり一斉に紙に向かって走り出す。
飛翔「これでいいか」
紙を拾い中を確認する。そこにはこう書かれていた。【自分より年下の女性1人、同じ年2人、年上4人】と書かれている。
飛翔「多くないか!?」
人数にして7人。どうしたものか・・・年下はまゆっち、同い年はユキと誰か。年上は、モモ先輩、燕先輩、弓子先輩に清楚先輩でいいか。となると、唯一困るのが、同い年後1人。誰かいないものか・・・等と思いながら、まずはまゆっちの所に行く。
飛翔「まゆっち、ついてきてくれ」
由紀江「は、はい!私でよろしければ!!」
次は3年生のとこだ。
飛翔「モモ先輩、燕先輩、弓子先輩、清楚先輩、ついてきて下さい!!」
燕「およ?私達は4人なの?」
飛翔「ええ。後同い年が2人必要なんですけど・・・」
百代「いるのか?」
飛翔「既にF組のファミリーは、大和やモロ達についていってますね」
弓子「どうするで候?」
いちいち言い直して、大変だな弓子先輩。俺達だけの前では、素で話してくれるけど。
飛翔「取り合えず、まずはユキを連れていきます」
そして2年の学年にやって来た。
飛翔「ユキ!ついてきてくれ」
小雪「分かったよ!」
飛翔「後1人だけど・・・」
悩んでいると、弁慶が話しかけてきた。
弁慶「どうしたの?」
飛翔「弁慶がいた!!悪いけど、俺と一緒に来てくれ」
弁慶「何だか分からないけど、わかったよ~」
こうして、紙に書かれた人数を確保したので、急いでゴールに向かう。
飛翔「弓子先輩と清楚先輩は、俺に掴まって下さい!!他の人はすみませんが、走って下さい」
燕「しょうがないね」
由紀江「お二人は、私達の速度で走るのは厳しいですし」
百代「ム~・・・仕方ない」
そして俺は、2人を抱き抱えてゴール目指して走った。
飛翔「ゴールだ!!」
鉄心「ホッホッホ。では確認するぞ。・・・ふむ、年下1人、同い年2人、年上4人となっとるの」
飛翔「はい。年下はまゆっち、同い年はユキと弁慶、年上はモモ先輩、燕先輩、弓子先輩、清楚先輩です」
鉄心「うむ!合格じゃ!!結果は二位じゃ」
燕「やったね飛翔君!」
百代「ま~まずまずだな」
二位という結果に、皆は満足していた。
鉄心「しかしええの~。若い子の水着を見れるとは。長生きはするもんじゃの」
百代「何を言ってる。このエロジジイが」
鉄心の言葉に、モモ先輩はそう言う。他の人達も、俺の後ろに隠れる弓子先輩に清楚先輩。そして、冷たい目で鉄心を見るユキ、燕先輩、弁慶である。まゆっちだけは、顔を赤くしていたが。