真剣で料理人をやりなさい!?   作:シャト6

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第15話

鉄心「それでは、準備が整ったので、今から川神戦役を開始するぞい!!儂が50年かかって考え出した決闘法!!その名は・・・」

 

『その名は?』

 

鉄心が決めた競技の発表に、F組とS組の生徒は息を呑む。

 

鉄心「益荒男決定戦!!!!」

 

『益荒男決定戦??』

 

聞きなれない言葉に、全員が首を傾げる。取り合えず、学園長の説明を聞くとしよう。

 

鉄心「ルールじゃが、各クラスの男子生徒を2人出して、そ奴等をはりつけにする!!」

 

「屈辱だな」

 

鉄心「そして、その男子達の周りで女子があらゆる手を使って、誘惑させるのじゃ!!男子生徒は、もちろん反応すれば電流が流れるからの」

 

『それでは、各クラスの代表生徒は、準備してください』

 

大和「やれやれ」

 

モロ「どうするの大和?」

 

大和の案に期待する、モロを始めとするF組のメンバー。

 

大和「本来なら、キャップやゲンさんに出てほしいとこだけど・・・」

 

チラッと2人を見る大和。その2人はというと・・・

 

翔一「俺は嫌だぜ!知らねぇ女子に囲まれるなんてよ!!」

 

源「面倒だ」

 

飛翔「ま~、予想通りの反応だな」

 

モロ「だね」

 

気持ちいいくらいに、考え通りの反応をしてくれた2人である。かといって、他の連中だとすぐにアウトだ。

 

千花「どうしよう。ってか、ウチのクラスの男子って、まともなのいないよね。ナオっちはどうなの?」

 

大和「そうだな・・・俺が行くしかなさそうだな。けど、後1人・・・」

 

すると大和は、飛翔を見る。それにつられて皆も飛翔を見る。

 

飛翔「ん?」

 

大和「飛翔、俺と一緒に出場してくれ」

 

その言葉に、飛翔は驚いた。

 

飛翔「俺がか!?」

 

大和「ああ、ウチのクラスでまともなのと言えば、飛翔だしな」

 

千花「だよね。川盛君なら、安心して見てられるね」

 

飛翔「はぁ」

 

大和「悪いけど、頼むな」

 

こうして、益荒男決定戦に出場する事が決まった飛翔である。そして、十字架にはりつけにされて準備完了。

 

鉄心「では・・・益荒男決定戦開始じゃ!!」

 

開戦されたと同時に、F組の女子はS組の男子の所へ。S組の女子は俺達の所に来た。

 

小雪「飛翔~!」

 

飛翔「ユキ、お前も参加してたのか」

 

小雪「トーマに言われてね。向こうには準が出てるよ」

 

飛翔「準も出てるのか」

 

そんな話をしてると、向こうから叫び声が聞こえた。見ると、準が電流を浴びて焦げていた。

 

飛翔「瞬殺かよ!?」

 

大和「どうやら、京が上手くやってくれたみたいだな」

 

そう言う大和。おそらく、事前にこう攻めろと指示してたみたいだな。相変わらず恐ろしいな大和。

 

あずみ「こっちは、直江に川盛か」

 

マルギッテ「久しいですね」

 

するとマルギッテは、飛翔に話しかけた。

 

飛翔「久し振りですね。川神大戦以来ですか?」

 

マルギッテ「そうですね。あの時の気が貴方と知った時は驚きましたよ」

 

飛翔「それはどうも。水着も似合ってますよ」

 

そう言うと、マルギッテは顔を赤くしながら焦っていた。

 

マルギッテ「なっ!?じ、冗談を言うのはよしなさい!!」

 

飛翔「別に冗談じゃないですけど?」

 

すると、小雪が会話に入る。

 

小雪「ぶ~!ボクも水着だぞ~!」

 

飛翔「ユキの水着姿も似合ってるぞ」

 

小雪「わ~い!褒められた~♪」

 

嬉しそうにはしゃぐ小雪。すると、大和が黒焦げになっていた。

 

飛翔「って大和!?」

 

流石の飛翔も、大和の脱落に焦る。

 

あずみ「意外にてこずったが、弁慶達が協力してくれたおかげだぜ。後は、テメェだけだぜ川盛」

 

飛翔(まずいな。まさか大和が脱落するとは思わなかった。向こうも頑張ってるだけに、俺が堪えないと)

 

不死川「にょほほほ!以前の屈辱を返させてもらうのじゃ!!」

 

あずみ「どうだい川盛?鍛えて無駄のないアタイの肢体は?」

 

飛翔「ええ、流石は大人の魅力がありますね」

 

その言葉に、今度はあずみも顔を赤くしていた。とにかく、飛翔は出来るだけ会話で時間を稼ぐしかないと考えていた。

 

弁慶「やっほ~飛翔」

 

義経「こ、こんにちは飛翔君」

 

飛翔「弁慶に義経も来たんだ」

 

はりつけにされながら、冷静を保ちつつ会話する飛翔。

 

弁慶「それじゃ~」

 

すると弁慶は、飛翔の背中にもたれ掛かる。

 

飛翔(落ち着け!普段から、弁慶やユキ、モモ先輩に抱き付かれている!しかし・・・普段と違って、布一枚の感触!!)

 

必死に煩悩と戦っている飛翔である。

 

マルギッテ「ふむ・・・さすがですね」

 

飛翔「それはどうも。ですが、やはりマルギッテさんやあずみさん達みたいな、大人の女性に迫られると・・・」

 

あずみ「へ~♪それはいいことを聞いたな?」

 

飛翔「でも、なんであずみさんはスク水なんですか?マルギッテさんみたいに、自由に水着を選べなかったんですか?」

 

あずみ「アタイは、あくまで英雄様のメイドだ。そこまで羽目を外す事はしねぇ」

 

飛翔「そうですか。ですが、普通の水着を着たあずみさんも見てみたかったですね。もちろん、スク水を着たマルギッテさんも」

 

「「なっ!!」」

 

その言葉に、先程より顔を赤くする2人。

 

小雪「飛翔~!ボクも褒めてよ~!!」

 

そう言いながら、ユキが前から抱き付いてくる。

 

飛翔(まずい!非常にまずい!!前にはユキ、後ろには弁慶!!いくら俺でも、我慢の限界ってのがある!!)

 

そんな事を思っていると・・・

 

鉄心「そこまでじゃ!勝者はF組じゃ!!」

 

鉄心の口から、勝利宣言されるのであった。

 

鉄心「しかし・・・1名を残して、全員電流が流れたのう。惨いの・・・」

 

その時全員がこう思った。『ならこんな競技するなよ』と。とにかく、何とか飛翔は電流を喰らうことを回避したのであった。

 

飛翔「ふ~!助かった」

 

真与「凄いです川盛君!」

 

千花「ホントだよ!ナオっちですらやられたのに」

 

飛翔「S組の皆さんは、中々強敵でしたよ。マルギッテさんやあずみさんがね」

 

その言葉に、2人は体をピクッとさせていた。

 

モロ「凄いね飛翔!」

 

翔一「やるじゃね~か!!」

 

岳人「おめでとう!」

 

岳人だけは、血の涙を流しながら言う。

 

モロ「ガクト、羨ましいのは分かるけど、何も血の涙を流さなくても・・・」

 

岳人「チキショー!神様!!あんたは不公平だぞ~!!!」

 

そんな言葉を海に向かって叫んでいた。こうして、水上体育祭は終わりを迎えたのである。

 

飛翔「・・・あれ?そう言えば、川神戦役にウチのクラスのが勝ったって事は?」

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