真剣で料理人をやりなさい!?   作:シャト6

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第20話

7月26日。今日は英雄の提案で、九鬼が所有する南の島に遊びに行く。朝9時にあずみさんが迎えに来てくれた。辰子さんは、前日に俺の家に泊まっていたので、遅れる事はない。

 

あずみ「おう飛翔、迎えに来たぜ」

 

飛翔「ありがとうございますあずみさん」

 

あずみ「英雄様からの命令だし、お前には借りがあるからな」

 

飛翔「そんな気にしないで下さいよ」

 

あずみ「んな訳にはいかね~んだよ。揚羽様からも、いずれお礼をすると言ってたぜ?」

 

飛翔はやれやれと思いながら、これ以上何を言っても無意味だと悟った。そして、あずみが運転する車で空港に向かった。空港に到着すると、既に大和達が来ていた。どうやら、俺達が最後みたいだ。

 

英雄「ようやく来たか飛翔よ!」

 

飛翔「ごめんな英雄。それと、かなりの人数呼んじゃって悪いね」

 

すると英雄は、大きく笑い出した。

 

英雄「フハハハハ!気にするでない!!これくらいの人数等問題ではないわ!!!!」

 

冬馬が言った通りの返答だった。

 

あずみ「それでは皆様、ここからは私あずみと」

 

「ステイシー・コナーと」

 

「李静代がご案内させていただきます。それではお乗りください」

 

俺達は、順番に九鬼の自家用ジェットに乗り込む。それぞれ席に座り、離陸するのを待っている。すると、ここにいる人以外の気配を感じた。飛翔以外にも、何人かは気が付いている。

 

飛翔「えっと、李さん」

 

李「はい、何で御座いましょう川盛様」

 

飛翔「俺達以外にも、誰か乗ってるんですか?」

 

ステイシー「んなはず・・・」

 

そこまで言うと、後ろから拳銃を持った男2人が出てきた。

 

「動くな!」

 

「動けば命はないぞ!!」

 

そんな事を言いながら出てきたが、大和達は『うわ~、この人達可哀想』と思っている。何故かって?だってこの飛行機には、武神のモモ先輩に四天王の燕先輩とまゆっち。元四天王の天衣さんに辰子さんが乗ってるんだよ。それ以外にも、武術を心得ている人が数人もいるんだから、流石に男2人が気の毒になるよ。

 

モロ「うわ~、この人達、気の毒にしか見えないよ」

 

準「だな。よくもま~、この飛行機に乗り込んできたぜ」

 

岳人「流石の俺様も、同情するぜ」

 

大和「まさに命知らずだな」

 

冬馬「この人達は、皆さんにボコボコにされるでしょうね」

 

英雄「あずみ達がおれば問題ない!!」

 

翔一「Zzz・・・」

 

源「コイツは、こんな状況で寝てやがる」

 

飛翔「ってか冬馬、笑顔でサラッとキツい事言うなよ」

 

男性陣のそれぞれの感想である。すると・・・

 

「「ギャアアアアアアアアアッッッッッッッ!!!!!!!!」」

 

そんな話をしていると、男2人は既にやられており、縄で縛られて外に放り出されていた。それを外にいる九鬼のメイド達が回収していった。

 

李「皆様、ご迷惑をお掛けして申し訳ございません」

 

あずみ「私達が、もっとしっかりとしていましたら、英雄様を始め皆様にご迷惑をお掛けすることは御座いませんでした」

 

ステイシー「申し訳ありません」

 

メイド3人は、俺達に向けて深く頭を下げて謝罪した。すると、3人の前に飛翔が立つ。

 

あずみ「何かありますか?川盛様」

 

飛翔「えっと・・・何かありました?」

 

『えっ?』

 

飛翔の言葉に、3人は驚き顔を上げる。

 

飛翔「皆荷物の整理に忙しくて、何も見てないんですけど?」

 

李「いえ、そのような事は・・・」

 

飛翔「皆何も見てないですよね?」

 

俺は全員に確認する。

 

百代「私はユーミンと話してたぞ」

 

弓子「そうで候」

 

燕「私は、清楚ちゃん達と話してた」

 

清楚「うん」

 

弁慶「川神水が美味しいぞ~♪」

 

義経「義経は、何も見ていないぞ?」

 

モロ「僕達は、皆でゲームしてたし」

 

大和「キャップは寝てるしな」

 

京「私は、ワン子達と荷物の整理してたし」

 

クリス「自分もマルさんと一緒に、雑誌を見てたぞ」

 

マルギッテ「はい。そうだと知りなさい」

 

冬馬「私達は、3人でトランプをしていますよ」

 

小雪「そ~だよ~」

 

ユキはそう言いながら、準の頭を叩いている。

 

準「頭を叩くのは止めなさい!だが、若の言う通りだ」

 

天衣「私は辰子といたぞ」

 

辰子「そ~だよ~・・・Zzz」

 

辰子さんは寝てしまった。

 

飛翔「英雄は何か見た?」

 

俺は英雄に確認する。

 

英雄「む?我も外を見ていたのでな。何かあったのかあずみよ?」

 

あずみ「英雄様・・・いえ、何でも御座いません」

 

英雄も飛翔に合わせてくれたので、あずみはそれ以上何も言わなかった。

 

ステイシー「お前・・・」

 

飛翔「ってな訳ですので♪」

 

そう言い残して、飛翔も自分の席に座った。

 

あずみ「ったくあいつはよ。また借りが出来ちまったぜ」

 

李「彼は、物凄く心が広いのですね」

 

ステイシー「だな。ロックな野郎だぜ!」

 

あずみ「李、ステイシー。この旅行の間、アイツをしっかりと守れよ」

 

李「当然です」

 

ステイシー「当たり前だぜ♪」

 

あずみ「あいつには、あたいと揚羽様はデカイ借りがある。あたいに限っては、借りが2つだけどな」

 

李「それは私達もですよ」

 

ステイシー「ああ」

 

あずみ「だから、まずはアイツを守ってやれ。アイツは強いが、刀が無ければ一般市民と同じだ。いいな?」

 

「了解だ(です)」

 

メイド3人は、そんな事をこの旅行中に決めたのであった。そして飛行機は、九鬼が所有する南の島へと向けて、離陸するのであった。

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