闘いが終わり、浜辺に戻ってきた飛翔達。皆は彼らの無事を喜んだ。
大和「皆無事だったんだな!」
冬馬「よくご無事で」
大和と冬馬が、飛翔達に話し掛ける。
大和「って、なんで飛翔は姉さんに背負われてるんだ?」
百代の背中にいる飛翔に、大和が質問する。
飛翔「気を使いすぎてな。恥ずかしい事に、自分の足で立てないんだよ」
冬馬「そうだったのですか。飛翔君がそうなるとは、余程強い敵がいたのですね」
冬馬はそう答える。李からは、物凄い敵がいると聞いていた。まさか、化け物と戦っていたとは誰も思うまい。
義経「大丈夫なのか飛翔君!」
飛翔「すっかりと休めば回復するよ。KOSにも参加できると思うよ」
天衣「そうか」
飛翔の言葉を聞いて、天衣達は安心した表情になる。
英雄「ご苦労であった!あずみ、李、お前達もよくやってくれた!」
あずみ「ありがとうございます英雄様☆」
英雄に褒められて、嬉しいあずみであった。
李「英雄様、それに皆様もホテルへ戻りましょう」
英雄「そうであるな!飛翔や他の奴等も休ませねばなるまい!ステイシーよ!ホテルに至急医者の手配をせよ!!」
ステイシー「かしこまりました」
そしてステイシーは、ホテルへと先に戻るのであった。
飛翔「取り合えず、俺達も戻りましょう」
飛翔の言葉に、全員が頷きホテルへと戻った。 ホテルに戻ると、ステイシーが用意していた医療スタッフがいた。そして、百代に背負われてた飛翔を始めとする、戦っていた人達は治療されていた。因みに百代は、瞬間回復で回復しているので、治療をする必要はない。
弓子「大丈夫飛翔君?」
弓子も、怪我をした人を手伝っている。今は飛翔に包帯を巻いている。
飛翔「ええ、九鬼の医療スタッフの方達が、治療してくれましたし。ユミ先輩も包帯を巻いてくれてますしね。ありがとうございます」
お礼を言う飛翔。
弓子「ううん。お礼を言うのは私達の方だよ。飛翔君達がいなかったら、無事じゃなかったと思うし」
包帯を巻き終えた弓子は、飛翔の手をジッと見ている。
弓子「この手が、私達を救ってくれたんだね。これで、2回目だね」
以前助けられた事を思い出す弓子。すると、飛翔の所に弁慶達が集まってきた。
弁慶「お疲れ飛翔~。川神水飲む?」
小雪「飛翔~!」
流石に、怪我をしてる飛翔には抱き付かず、弓子の後ろに立っている。
飛翔「川神水は後で貰うよ」
燕「お疲れ飛翔君」
燕もやって来た。飛翔程ではないが、彼女も足に包帯を巻いていた。
飛翔「お疲れ様です燕先輩」
燕「思ったより元気そうでよかったよん♪」
あずみ「全く無茶しやがって」
すると、あずみと李もやって来た。
飛翔「あれ?英雄の側にいなくていいんですか?」
あずみ「ああ。今はハゲやステイシー達がいるからな」
李「大丈夫ですか?」
飛翔「ええ」
李の言葉に、笑顔で答える。李は、顔を赤くしていた。それを見た飛翔の周りにいた連中は、飛翔を睨んでいた。
飛翔「えっと・・・皆さんどうしたんですか?」
冷や汗をかきながら、飛翔は皆に言う。
燕「別に~」
弓子「なんでもないで候」
小雪「ウエーイ!飛翔は、たわしだよ~!」
弁慶「違うよ小雪。タラシって言うんだよ」
何やら酷い事を言われている。
由紀江「・・・飛翔先輩」
松風『まゆっち!今こそまゆっちの力を見せるときだぜ!!』
辰子「ぶ~!」
清楚「・・・・・・」
特に清楚が、一番機嫌が悪かった。それを見た飛翔は、ビビっていた。
飛翔(清楚先輩、メッチャ怖いんですけど!!)
清楚から顔を反らしたが、何故か李やあずみも俺の事を睨んでいた。
飛翔(何故!?)
原因を作ってる、当の本人は知るよしもなかったのであった。そして、全員の治療が終わり、それぞれ自由に過ごしている。ただ、ホテルからは出ないように言われたので、それぞれ温泉にいったり、ゲーセンで遊んだり、部屋で休んだり、デザートを食べに行ったりしていた。当然、飛翔もどうするか考えている。
飛翔「疲れたし、部屋で休むかな」
帰るのは明日の昼。今日は部屋でのんびりと過ごす事にし、自分の部屋に戻るのであった。
飛翔「ふ~・・・」
ベッドにダイブし、息をはいた。
飛翔「明日には、気も大分回復してるだろうし、夕食までノンビリとするか」
そのまま、飛翔は眠りについた。暫く寝ていると、部屋の扉のノックで目が覚める。
飛翔「ん・・・」
飛翔は目を覚ますと、眼鏡を掛けて扉を開けた。するとそこには、李が立っていた。
飛翔「あれ?李さん。どうしたんですか?」
李「お食事のご用意が出来ましたので。飛翔様だけいませんでしたので」
飛翔「もうそんな時間ですか。ありがとうございます」
俺は李さんにお礼を言う。
李「い、いえ///」
飛翔「じゃあ、俺達も行きましょうか」
李「はい」
そして俺達はレストランに向かった。そして食事をすませて、温泉に入る。
飛翔「は~・・・温まった」
浴衣姿でウロウロしていると、李さんとあずみさんがいた。
飛翔「こんばんは」
あずみ「ん?飛翔か」
李「こんばんは飛翔様」
2人は俺に挨拶する。
飛翔「李さん。俺とかしかいないなら、気軽に呼び捨てでいいですよ」
李「で、ですが」
どうやら、李さんには抵抗があるようだ。すると、あずみさんが話す。
あずみ「んな気にすんなよ李。こいつが、そう呼べって言ってんだ」
飛翔「そうですよ。あずみさんなんか、英雄がいないとこんな話し方ですよ?」
あずみ「悪かったな」
そう言いながら、酒を飲むあずみ。なるほど、今は休みだから私服で酒を飲んでいるのか。
李「い、いいのですか?」
飛翔「ええ。気軽に名前で呼んでください」
李「・・・分かりました飛翔」
ようやく李さんは、俺の事を気軽に呼んでくれた。
飛翔「よろしくお願いします」
あずみ「ったく、李がこれほどまでしつこいとは思わなかったぜ」
飛翔「あずみさんは、そんな事ないですもんね」
あずみ「ほっとけ!」
そして俺達3人は、李さんが仕事に行くまで話をするのであった。