ミサゴさんを家に招いた翌日、KOSについて話すため俺の家に集まっている。
燕「へ~。ここが飛翔君の家なんだ」
皆、俺の家をジロジロと見ている。この家は、俺が世界を旅してる間に貯めた資金で建てたのだ。保証人とかは、モモ先輩のお爺さんの鉄心さんが、代わりになってくれている。
弓子「この家、物凄く広いね」
弁慶「のんびりだらけれるよ~」
義経「べ、弁慶!すまない飛翔君」
そう言いながら、畳の上で寝転がる弁慶。そしてそれを注意する義経。いつも通りの光景である。
由紀江「キッチンも、物凄く広くて使い勝手がありますね」
飛翔「家でも料理するからね。やっぱり、広い方がいいと思ったんだ」
お互い料理をするので、その事で話が盛り上がる。
清楚「冷蔵庫も大きいね」
飛翔「ウチの店は狭いから、冷蔵庫も小さいのしか置けないんですよ。だから、余った食材なんかは、家の冷蔵庫に入れてるんです。だから、デカイのをと思いまして」
天衣「そうだな。食材は、よくここから持っていっているな」
天衣はそう言いながら、慣れた手つきで人数分のお茶をいれていた。そして、皆に配った。
天衣「飛翔程上手くはいれれてないが」
お茶を飲んで、早速話が始まる。
燕「それで、皆は明日のKOSは出るの?」
天衣「私は、揚羽から依頼されているので出れない」
飛翔「へ~、そうなんですか」
天衣「ああ。手当ても出るみたいだし、少しでも飛翔の負担を減らそうと思ってな」
天衣の言葉が、飛翔はとても嬉しかった。
義経「義経達は出るぞ!」
弁慶「って言うか、マープルに出ろって言われたからね」
清楚「そうなの。それで、私達は武士道プランで固まっちゃったんだ」
どうやら義経達は、既にメンバーも決めてエントリー済みみたいだ。
飛翔「ユキは出るのか?」
小雪「トーマが、出たいなら出てもいいって♪準も出るみたいだし。ボクは、ベンケー達のチームだよ!」
清楚「そうなんだ」
燕「そうなんだ。井上君は、風間君達と組んだみたいだよ?」
飛翔「それはまた、どっちも強敵ですね」
やはり、優勝賞金がデカイだけあって、知り合いも多く出場してるようだ。
飛翔「じゃあ、まだチームが決まってないのは、俺と燕先輩、ユミ先輩、まゆっちみたいですね」
由紀江「そ、それなんですけど!!」
飛翔の言葉に、由紀江は声を上ずらせて喋り出す。それに皆少し驚いていた。
飛翔「まゆっち・・・落ち着いて」
由紀江「す、すみません」
飛翔に言われて、落ち着きを取り戻す由紀江であった。
燕「あはは・・・それで、何か言いたいんでしょ?」
由紀江「は、はい。実はお友達から参加しないかと誘われているんですが・・・」
弓子「そうなの?」
由紀江「その人は、最初は別の人と参加する予定でしたが、他の人が参加できなくなりまして・・・」
燕「それで、私達に参加してほしいと?」
由紀江「はい」
由紀江のお願いに、飛翔達は答えた。
飛翔「俺は別にいいけど?燕先輩達はどうします?」
燕「私もいいよん」
弓子「私も別に」
由紀江「あ、ありがとうございます!!」
由紀江は飛翔達に向かって、お礼を言った。
由紀江「そ、それでですね!もし人数がいたら、連絡して河川敷で待っていると言われているんです。ですので、私の友達と会っていただけますか?」
飛翔「分かった。なら、その人に何時に行けばいいか確認してくれるかな?」
由紀江「分かりました」
そして由紀江は、友達に連絡する。
由紀江「今から向かうので、16時頃に来てほしいそうです」
燕「じゃあ、準備して行こうか。皆、大会では手加減しないよ!!」
義経「義経達も、全力で答えるぞ!」
弁慶「ま~、ヌルッと頑張るよ」
そして解散になり、俺達は河川敷へと向かった。すると、見知った人物がやって来た。
「由紀江ちゃんから連絡もらって来てみたら、まさかお前さんだとはな」
飛翔「こっちも驚きですよ総理」
やって来たのは、総理であった。流石に、燕も弓子も驚いていた。
燕「由紀江ちゃんの友達って、そうりだったんだ」
弓子「びっくりしたで候」
飛翔(また言葉が戻ってる)
総理の前だからか、ユミ先輩は口調を戻していた。
総理「ま~、由紀江ちゃんが誘った人物だ。期待してるよ。それに、四天王もいるとは驚きだな」
燕「ありがとうございます」
総理「そんじゃ、俺達もエントリーしに行くか」
飛翔「少しいいですか?」
俺は、行こうとする総理を止める。
総理「なんだ?」
飛翔「いえ、総理はテレビで『賞金の500億は、日本の為に使う』と言ってましたが、すみませんがタダで出るほど俺はいい人ではありませんよ?」
確かに飛翔の言うことはもっともだ。参加するにしても、当然人間だから賞金はほしい。しかし、前もってああ説明してる総理に、ホイホイ着いていくほど人間は出来ていない。
燕「それもそうだね」
飛翔の言葉に、燕も同意する。
総理「たしかに、おめぇさんの言う通りだ。当然、キチンと人数分分けるつもりでいる」
飛翔「ならいいですけど、何であんな言い方を?」
総理「あれくらい言わなきゃ、参加を認めてくれねぇからな。ま、金額は減るが、俺の分は当然日本の為に使うさ」
その言葉に、俺は納得した。そして、俺達はKOSにエントリーしたのである。いよいよ明日開幕。果たして、何処が優勝するのだろうか。