真剣で料理人をやりなさい!?   作:シャト6

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第29話

KOS開催当日。七浜は人で溢れていた。

 

飛翔「凄い人の数だな」

 

周りを見れば人、人、人だ。さすがは、九鬼が主催してるだけはあるな。

 

総理「・・・なので、この様な場所に来れて嬉しく思います」

 

総理は、開催に向けて演説をしている。

 

燕「大変だね~」

 

弓子「そうだよね。この後は、選手として参加するんだもんね」

 

すると、演説が終わって俺達の所に総理がやって来た。

 

由紀江「お疲れ様です」

 

総理「おう。ここからは、俺も1選手だ」

 

飛翔「何でもありがルールですしね。気を付けるにこしたことはないですよ」

 

刀を持ちながら、飛翔は皆に言う。

 

弓子「そうで候な」

 

燕「だね。生きてたら問題ないからね。その言葉を理解してたら、問答無用で襲ってくる人が多そうだね」

 

由紀江「はい。気を引き締めましょう」

 

総理「そうだな。だが・・・」

 

総理は飛翔が持っている刀を見る。

 

総理「由紀江ちゃんが持ってる刀より長いな」

 

飛翔「ええ。父さんの形見ですし。扱えるようになるまで、物凄い歳月を費やしましたし」

 

総理「だろうな」

 

すると、祭壇に九鬼揚羽が出てきた。

 

揚羽「フハハハハ!!九鬼揚羽である!!」

 

飛翔「いつも元気だな~」

 

そう思いながら、説明を聞いている。

 

揚羽「これより、武の祭典KOSの開催を宣言する!!それでは・・・戦いの説明をしよう!」

 

そしてルールの説明が始まる。戦いはなんでもありで、武器の使用もでき死に繋がらなければ、何処を狙ってもいいそうだ。

 

揚羽「リングはここ七浜と、隣町の川神市の大地とする!!」

 

由紀江「えっ!?大地がリングなのですか」

 

飛翔「だろうな」

 

燕「うん。これ程の人数を入れれる場所はないと思うよん」

 

揚羽「そして、戦いの期間は3日間である!敵と出会えば戦闘開始だ!!食事をしてようが、寝ていようが常に戦闘だ!!油断してると、あっという間にやられるぞ?」

 

弓子「3日間は、本当に油断できないで候」

 

弓子言葉に、全員が頷いていた。

 

揚羽「そして、戦わない時のルールだが、これには処刑人を用意した。それは我と・・・」

 

そこまで言うと、揚羽の後ろから人が出てきた。

 

鉄心「川神鉄心じゃ、よろしくのう。・・・って見た顔多ッ!!」

 

1人目は川神鉄心。

 

ルー「頑張ってるかネ?」

 

2人目はルー・イー。

 

百代「川神百代だ!」

 

飛翔「なるほど。モモ先輩は処刑人って事か」

 

3人目は、モモ先輩だ。

 

天衣「橘天衣だ」

 

由紀江「天衣さん、処刑人として参加しているのですね」

 

4人目は橘天衣。揚羽に誘われたってこの事か。

 

揚羽「以上この5名が処刑人だ。そして・・・」

 

揚羽が説明している間に、何組のチームは移動していた。

 

弓子「あれ?何組か移動してるで候」

 

飛翔「ん?」

 

俺はユミ先輩の先を見る。すると、大和やS組の担任の宇佐美先生達が移動していた。

 

総理「なんか嫌な予感がするな」

 

飛翔「そうですね。俺達も説明を聞きながら移動しましょう」

 

燕「だね」

 

そして俺達も移動する。

 

揚羽「最後に、禁止事項をあげておこう。七浜市と川神市から出たチームは即失格。一般人を攻撃し、負傷させても失格!そして、戦う相手を殺しても失格である!!この事を努々忘れるな」

 

そこまで説明した。そしてついに・・・

 

揚羽「それでは、はじめ!!!!」

 

一子「へっ?」

 

どうやら、まだ事態を把握できていないようだ。

 

揚羽「ボーッとしてて良いのか?」

 

百代「もう始まってるぞ」

 

百代にそう言われて、離れてる連中以外は、ようやく動き出す。それと同時に、各チームが戦いを始めたのであった。既に離れてる飛翔達は・・・

 

総理「やっぱりこうなったか」

 

飛翔「始まりの合図がいきなりとは・・・揚羽さんらしいと言えばらしいな」

 

燕「うわ~。銃撃戦になってるみたいだね」

 

弓子「離れて正解で候」

 

由紀江「そうですね」

 

取り合えず、密集してる集団から離れて正解だった。

 

燕「これからどうする?」

 

燕が、これからの行動について聞く。すると、銃声だけではなく、爆発音まで聞こえてきた。

 

飛翔「いやいや・・・さすがに爆弾はやり過ぎだろ!?」

 

弓子「本当に、あそこだけ戦争みたいで候・・・」

 

弓子の言葉に、全員が頷いていた。

 

飛翔「取り合えず、見晴らしのいい場所をさがそう」

 

由紀江「そうですね。戦わないと、処刑人が来てしまいますし」

 

取り合えず俺達は、高台へと向かった。その時、七浜公園から物凄い重圧を感じた。そして・・・

 

「有象無象ども!!!!散りな!!!!」

 

そんな声が聞こえたのであった。

 

燕「な、何今の声!?」

 

由紀江「あの声は・・・麗子さんです」

 

飛翔「麗子さんって、まゆっちがお世話になってる寮母さんだよな?」

 

以前お邪魔した時に会ってるので、どんな人かは知っている。けど、あそこまで凄い重圧を出す人はそうそういない。そんな事を思いながら、高台へ到着した。

 

飛翔「ここなら、上から見下ろせるからな」

 

由紀江「そうですね」

 

総理「それより、お前さん達は何で戦うんだ?由紀江ちゃんや飛翔は分かるが・・・」

 

総理は、皆の武器を確認しておく。

 

燕「私は、なんでも使えるけど・・・基本は拳かな?」

 

弓子「私は弓矢で候」

 

総理「って事は、遠距離が2人に近距離が3人か」

 

総理は、スナイパーライフルを持ちながらそう言う。

 

飛翔「ん~、言うなら近距離2.5人。遠距離2.5人ですね」

 

総理「どういうことだ?」

 

説明しようとすると、何処からか見られてる感じがした。

 

由紀江「!?飛翔先輩」

 

飛翔「まゆっちも気が付いた?」

 

燕「何処からか狙われてるね」

 

3人は、敵の場所を探る。

 

燕「近くにはいないみたいだよん」

 

総理「近くにいないとなると・・・こっちからヒリヒリしたもんを感じるな」

 

そう言うと、総理はスコープを覗いた。すると、スナイパーがこちらを狙ってるそうだ。

 

弓子「あの橋から!?遠すぎるで候!!」

 

飛翔「総理、あの距離狙えますか?」

 

総理「できね~事はないが、気づかれないようにしね~と無理だな」

 

飛翔「なら、俺が気を引きますので、その間に狙ってる下さい」

 

する飛翔は、刀を構え握ってる手に力と気を込める。

 

飛翔「準備はいいですか?」

 

総理「いいけど、どうやってアイツの気を反らすんだ?」

 

飛翔「こうやってです」

 

そして、飛翔は相手から少し離れた場所を狙う。

 

飛翔「一刀流・・・三百煩悩鳳!!」

 

降り下ろされた刀から、斬撃が飛ぶ。引ったくりの時よりは強いが、百代との戦いよりは弱いほどの威力だ。そのまま、スナイパーの真横を通り抜ける。当然スナイパーは焦っていた。

 

飛翔「今です!」

 

俺の合図で、総理はスナイパーを狙撃した。

 

飛翔「お見事です」

 

俺は、一発で命中させた総理を絶賛する。

 

総理「それを言うなら、おめえさんもだ。まさか、刀で斬撃を飛ばすとはな」

 

飛翔「ま~・・・」

 

燕「相変わらず、驚きを隠せないね」

 

弓子「取り合えず、これで暫くは休めるで候」

 

敵を倒したので、処刑の対象からは外れる。そして俺達は、少し奥行った所で休むのであった。

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