真剣で料理人をやりなさい!?   作:シャト6

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第3話

放課後、飛翔は今日の夕食と店で使う材料の買い出しに来ていた。

 

飛翔「ん~・・・何にしようかな?」

 

「いらっしゃい!今日は椎茸が安いよ♪」

 

飛翔「椎茸か。なら、これを3パックと大根にエノキとほうれん草を下さい」

 

「へい毎度!いつも沢山買ってくれて嬉しいね♪こいつはオマケだ」

 

八百屋の店主は、リンゴを2つ入れてくれた。

 

飛翔「ありがとうございます」

 

「いいってことよ♪その代わり、今後もウチで買い物してくれよ」

 

飛翔「もちろん」

 

そして、魚屋や肉屋でも買い物をして店に向かうのであった。すると途中でチンピラに絡まれる。

 

「お兄さん、俺達にお金を恵んでくれよ♪」

 

「断れば、どうなるか分かるよな?」

 

1人の男が、ナイフを飛翔に向けていた。

 

「おいおい、誰がこいつを襲っていいって言ったんだ?」

 

すると、チンピラの後ろに男が立っていた。

 

「り、りり、竜兵さん!?」

 

飛翔「やぁ竜兵」

 

竜兵「どもッス飛翔さん」

 

その言葉に、チンピラ2人は驚いていた。

 

「竜兵さんが、敬語で話したぞ!?」

 

「な、何者だアイツ!!」

 

飛翔「今日も見回りか?」

 

竜兵「ま~んなとこッス。そういやぁ、辰姉が遊びに来いって言ってましたよ?」

 

飛翔「また今度お邪魔するよ。それじゃあ」

 

竜兵「ウィッス!」

 

俺は竜兵と別れて、店に向かった。後ろで、叫び声が聞こえたが、気にしてはいけない。そしていつも通りに店を開けて営業するのである。閉店時間になり店を閉める。そして帰る途中で川神学園の制服を着てる女子生徒が男達に連れられていた。

 

「は、離して!」

 

「大人しくしろ!!」

 

「いい女だ。こりゃ高値で売れるぞ♪」

 

飛翔「それは流石に駄目でしょ?」

 

「だ、誰だテメェ!?」

 

いきなり声をかけられたため、男達は少しだけ離れる。

 

飛翔「その人は、俺の知り合いで。すみませんが渡してもらえませんか?」

 

「ハァ!?ふざけんな!!」

 

「こんな上玉、ミスミス手放せるか!!」

 

すると、青髪の女性がやって来た。

 

「あれ~?飛翔君だ~♪」

 

飛翔「辰子さん?丁度よかった。すみませんが俺の刀貸してください」

 

辰子「分かった~」

 

辰子は飛翔が先程買った食材を受け取る。それと入れ替わりで、辰子が持ってた長い刀を受け取る。そして飛翔は煙草を一本吸い男達に近づく。

 

「んだテメェ?」

 

「俺達と殺ろうってのか?面白れぇ!!」

 

しかし飛翔が男達を睨んだ瞬間、殺気が2人を襲う。

 

飛翔「・・・・・・」ゴゴゴゴゴゴ

 

(か、体が動かね~!?)

 

(こ、声すら出せね~!?)

 

(ヤバイ・・・ヤバイ!!!!)

 

(こ、殺される~!!!!)

 

辰子「飛翔君、そこまでだよ~」

 

辰子は睨み付けてる飛翔の肩を叩く。それと同時に、先程まであった殺気は綺麗さっぱり消えたのであった。

 

飛翔「・・・やり過ぎましたか?」

 

辰子「う~ん、どうかな?」

 

見ると、チンピラ2人は泡を噴いて気絶していた。

 

辰子「はいコレ♪」

 

飛翔「すみません。じゃあ俺は、この人を外に連れて行きますので。後これ()もまた預かってて下さい」

 

辰子「分かったよ~」

 

飛翔は辰子から預けた食材を受け取り、気絶してる女子を背負う。

 

辰子「じゃあバイバイ♪」

 

辰子と別れて、親不孝通りの入り口まで背負って行った。途中で気絶した女の子が目を覚ます。

 

「ん・・・あれ?ここは?」

 

飛翔「気が付きました?」

 

「私・・・確か車に乗せられて・・・」

 

飛翔「悪い夢でも見たんでしょ?」

 

俺は公園のベンチに座らせる。

 

飛翔「俺の名前は川盛飛翔です」

 

「私は矢場弓子。貴方が百代が言ってた川盛君ね」

 

飛翔「モモ先輩が何を?」

 

飛翔は、百代がどんな事を言ってたか聞いた。

 

弓子「とっても料理が上手だって言ってたわ」

 

飛翔「そうですか」

 

他愛ない話をしていると、弓子が切り出した。

 

弓子「もしかして・・・川盛君が助けてくれたのかな?」

 

飛翔「ん~、俺であって俺でないですね」

 

弓子「そうなの?でも、結果的には助かったし、ありがとうね」

 

助けてくれた飛翔にお礼を言う弓子。

 

飛翔「いえ。矢場先輩に何もなくてよかったですよ」

 

弓子「弓子でいいよ。私も、飛翔君って呼ばせてもらうし」

 

飛翔「分かりました弓子先輩。駅まで送りましょう」

 

弓子「フフッ♪ありがとう」

 

そして飛翔は、弓子を駅まで送り届けてから、自分の家に帰るのであった。翌日の昼休み、いつものメンバーで昼食を食べている。しかし、そこには新たなメンバーも追加されてた。

 

弓子「本当に美味しいで候」

 

小雪「飛翔が作るご飯は美味しいね~♪」

 

燕「凄いね飛翔君。いつの間に矢場さんと仲良くなったの?」

 

連れてきた弓子の事を聞く燕。

 

飛翔「昨日色々とね」

 

弓子「色々で候♪」

 

百代「怪しいぞ~?」

 

いつも通りに、百代が飛翔にもたれ掛かってくる。

 

燕「そう言えば、昨日凄い気配を感じたんだ」

 

昨日感じた気配について、燕は百代達に話した。

 

百代「燕も感じたのか?私やジジイ達も気付いたけど、特に危ない気配じゃないから無視しろと言われてな。まさか、ここ川神であんな気配の奴があらわれるとはな♪いつか戦ってみたいものだ!」

 

清楚「モモちゃん楽しそうだね♪」

 

飛翔「モモ先輩に目をつけられたら、出てこないでしょ?」

 

百代「どういうことだ飛翔?」

 

飛翔の言葉に、少しイラッとした百代である。

 

飛翔「・・・自分の胸に手を当てて考えてください」

 

俺の言葉に、モモ先輩をの除いたメンバーが頷いているのも、またご愛敬であった。

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