真剣で料理人をやりなさい!?   作:シャト6

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第32話

いよいよKOS最終日。残ったチームは、俺達と議員や釈迦堂さんのチームである。そして、昨日総理が海辺で勝負すると言った。理由は、町中だと、一般人に被害が出ないとは限らないからだ。

 

「待っていたぞ総理」

 

総理「約束だからな」

 

約束を守るとは義理堅いね。絶対にこの議員なら守らないと思うぞ。

 

釈迦堂「へへっ、ようやく戦えるな」

 

飛翔「ですが、釈迦堂さんの相手はまゆっちですよ」

 

釈迦堂「しゃ~ね~か。大将と戦いたかったけどな」

 

竜兵「なら、俺様が相手に・・・」

 

嬉しそうに竜兵が前に出てくるが、竜兵にも対戦相手を用意している。

 

飛翔「残念だが、竜兵の相手は燕先輩だ」

 

燕「よろしくね」

 

そう言うと、竜兵は心底残念そうな顔をしたのであった。

 

飛翔「それじゃあ2人共、頑張って下さいね」

 

そう言い残して、俺は総理とユミ先輩の所に向かった。

 

燕「飛翔君に、ああ言われたら頑張らない訳にはいかないよん」

 

由紀江「はい!」

 

釈迦堂「ま~、大将には劣るが黛の嬢ちゃんなら構わねえか」

 

竜兵「さっさと終わらせて、飛翔さんの所へ行くか」

 

そして、戦いが始まったのであった。一方総理はと言うと・・・

 

「ハハハハ!!どうかね総理。今まではコンピューターが指示を出してたが、私が乗り込めば流石に動きを読むことはできまい!!」

 

総理「こいつは厄介だな。機械なら、行動が一定だから読みやすいが、人間となれば別だ。それに、機械と人間の行動が合わされば更に厄介この上ない」

 

クッキー2「フハハハハ!!私とマイスターが協力すれば、無敵なのだ!!」

 

2人?は笑いながら総理に説明してる。

 

飛翔「お待たせしました」

 

弓子「飛翔君!!」

 

飛翔「大丈夫ですか?」

 

俺はユミ先輩に近寄り、俺の後ろに下がるように言う。

 

鉄心「ほっほっほ。中々面白い勝負になりそうじゃの」

 

百代「私を倒したんだ。飛翔なら問題ない」

 

揚羽「うむ!その意見には我も同意だ!!殺気だけで我をも越えておる!是非とも我の伴侶にしたいものだ!!」

 

揚羽さんの言葉に、横にいたモモ先輩を始めとする女性陣が、物凄く俺の事を睨んでいた。

 

飛翔(ってか揚羽さん、俺貴方とそこまで深く話したこともないのに、なんで伴侶に!?)

 

当然俺の頭の中は、その事で混乱していたのは言うまでもない。

 

飛翔「と、取り合えず倒しますか」

 

少し焦りつつも、刀を抜いてデカクッキー2と戦う。

 

「さ~、かかってこい!このクッキー2は、昨日倒したクッキーより更に強力だぞ!!」

 

飛翔「みたいですね」

 

刀を構えながら、俺はそう答える。しかし・・・

 

飛翔「いくら硬いとはいえ、倒せない事はないはずですよ?」

 

クッキー2「面白い。ならば、見せてみよ!!」

 

そして、こっちでも戦いが始まる。すると、総理がボソリと言う。

 

総理「この勝負、瞬殺だろうな」

 

弓子「何故で候?」

 

弓子は気になり、総理に質問する。

 

総理「考えてみな嬢ちゃん。あいつは、刀を持たなきゃ気の量は一般人並だが、刀を持てば気や殺気も馬鹿デカくなる」

 

弓子「あっ!!」

 

そう言われて、思い出す表情をする弓子。

 

総理「んで、今あのロボを操縦してるのは、武術を全く知らない素人だ。そんな奴が、相手をすればどうなる?」

 

答えは至って簡単だ。すると、クッキー2が叫び出す。

 

クッキー2「マイスター!?私を動かしてくれ!!マイスター!!!」

 

コントロールを議員に委ねている為、クッキー2は動けない。中の人?当然俺が刀を持って睨んだ瞬間気絶したよ。

 

百代「なんと言うか・・・」

 

揚羽「無様であるな」

 

鉄心「そりゃそうじゃろ」

 

ルー「ですネ」

 

天衣「飛翔だしな」

 

その一言で、百代達は納得していた。納得するなよ!! そう思いながらクッキー2を見ると、総理が中から議員の人を引っ張り出していた。

 

総理「よっと・・・気絶してるから、余計重く感じるぜ」

 

弓子「この人、見事に泡を噴いて気絶してるで候」

 

木の棒で、頬をつつきながらそう言う弓子であった。

 

飛翔(まさかユミ先輩が、ユキみたいな行動をするとは・・・)

 

ユミ先輩の行動に、俺は驚いた。見ると、まゆっちや燕先輩も戦い終わってこっちに来ていた。

 

飛翔「お疲れ様です」

 

燕「中々強かったよん」

 

由紀江「はい。ですが、これで父の仇がうてました」

 

その後ろには、釈迦堂さんがいた。

 

釈迦堂「イッテテテ」

 

飛翔「自業自得ですよ釈迦堂さん」

 

釈迦堂「そう言うなよ。だが、当分俺も動けねぇよ」

 

鉄心「心配せんでよい。川神院で治療すれば、2週間程度で治るわい」

 

鉄心さんが、会話に参加する。すると、揚羽さんやモモ先輩もやって来た。

 

揚羽「やはり、飛翔がいたチームが優勝したか」

 

百代「当然だな♪」

 

何故かモモ先輩が、自慢気に言う。

 

揚羽「では、約束の賞金だ」

 

ここで賞金が渡されるのか。それはそうか・・・閉会式なんか出来ないしな。そして俺達5人は、小切手を受け取った。さすが揚羽さん!仕事が早い。

 

揚羽「当然だ!!」

 

・・・人の心を読まないで下さい。

 

総理「じゃ~俺は帰るとするか。この賞金を日本の為に使わないとな」

 

由紀江「頑張って下さい」

 

総理「じゃ~な」

 

そして総理も、SPの人と帰るのであった。俺達も解散しようとすると、小雪達がやって来た。

 

小雪「飛翔~!」

 

清楚「優勝おめでとう!」

 

弁慶「さすがだね~」

 

辰子「すごいね~」

 

義経「義経は、物凄く感動した!!」

 

あずみ「マジで優勝しやがるとはな」

 

李「さすが飛翔です」

 

ステイシー「マジでロックだぜ!!」

 

皆それぞれ祝福の言葉を言ってくれる。これは凄く嬉しい。しかし、揚羽さんの一言で、その空気は一変する。

 

揚羽「当然だ!!飛翔は我の伴侶なのだからな!!」

 

揚羽さん!なに爆弾落としてんですか!!

 

すると、賑やかだった雰囲気が、とてつもなく重くなり、義経とステイシーさん以外が、俺の事を見る。

 

飛翔「えっと・・・揚羽さん。なんで俺が伴侶に?」

 

俺は揚羽さんに説明を要求した。

 

揚羽「以前我とあずみが襲われた時に助けられたであろう?あの時に思った!飛翔は我の伴侶に相応しいと!!」

 

飛翔「おかしいでしょ!?」

 

揚羽「我は昔から、我より強い男を伴侶にすると決めていた。そして、今日もだが我は飛翔には勝てないと気が付いたのだ!」

 

飛翔「いや・・・だからって」

 

すると、先程より更に強力な気配を感じた。気配と言うより殺気だな。ゆっくりと振り向くと、皆の目からハイライトが消えていた。ってか、なんでモモ先輩まで!?

 

燕「飛翔君、少し私達とお話ししようか?」

 

飛翔「えっと・・・燕先輩?」

 

清楚「そうだね。さっきの話を詳しく聞きたいな♪」

 

笑顔でそう言う清楚先輩。他の人も見ると、皆ジリジリと俺に近寄ってくる。

 

飛翔「て、鉄心さ・・・」

 

俺は助けを求めたが、既に鉄心さんやルーさんはいなかった。逃げたな!!

 

弁慶「さて飛翔」

 

由紀江「ゆっくりと」

 

李「お話を」

 

弓子「聞かせて」

 

百代「もらおうか?」

 

あずみ「言っとくが」

 

辰子「逃げられると」

 

小雪「思ってないよね~」

 

飛翔(俺・・・死んだかも。・・・なんて思ってられるか!!)

 

俺はその場から逃げ出した。当然逃げると追い掛けるのが動物的本能である。

 

百代「逃げたぞ!!」

 

燕「皆!追いかけるよん!!」

 

燕の言葉に全員が頷いた。そしてここから揚羽も加わり、飛翔との追いかけっこが始まったのであった。

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