真剣で料理人をやりなさい!?   作:シャト6

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第5話

天衣を招いてから1週間が経った。店では辰子と一緒に、ウェイトレスとして働いてくれている。最初はお互い仲があまりよろしくなかったが、飛翔が喧嘩しないように言うと、何故か落ち込んでお互い堅く握手をしていた。そして今は学校に来ているんだけど・・・

 

飛翔「いったい何があったんだ?」

 

大和「何でも、S組の奴にバカにされたんだとさ」

 

飛翔「バカに?」

 

見ると、福本育郎ことヨンパチが泣いていた。

 

ヨンパチ「チッキショ~!俺のカメラが!!」

 

千花「サルは自業自得として・・・私なんか尻軽女って言われたのよ!!」

 

羽黒「アタイは山姥って言われた。アイツらチョ~ムカつく!!」

 

何故か羽黒の言葉だけは、納得してしまうクラスメイトであった。

 

岳人「相変わらず、S組の奴等はムカつくぜ!!」

 

大串「ふん!やはり三次元の連中は頭が悪い」

 

モロ「う~ん・・・S組と仲が悪いのは今更だけど」

 

岳人「それでもだ!」

 

大和「・・・・・・」

 

そんな中、大和は何かを考えている。

 

飛翔「どうしたんだ大和?」

 

大和「いや、そろそろS組の連中とのいざこざを解消すべきかと思って」

 

その言葉に、クラスの皆は反発する。

 

ヨンパチ「それは無理だぜ大和」

 

千花「そうよ!」

 

岳人「何人かの連中はいいけど、それ以外は俺達をバカにするだろ?」

 

大串「アイツらは、三次元以前の問題だ」

 

それぞれ文句を言うが、F組の委員長は大和の発案に賛成している。

 

真与「私は賛成です!やっぱり、同じ学園に通うんですし、仲良くするべきと思うんです!!ですから、和平を結ぶべきだと思います!!」

 

大和「たしかにいいかもな」

 

飛翔「なら決まりだな」

 

こうして、F組とS組で和平を結ぶ話をするのであった。

 

真与「では行ってきます!」

 

千花「気を付けてね真与」

 

大和「護衛にはクリスとワン子、それに飛翔も頼む」

 

飛翔「えっと・・・クリスとかは分かるけど、何で俺まで?」

 

大和「飛翔は、葵や九鬼達と仲がいい」

 

飛翔「なるほどね」

 

そして俺達4人はS組にやって来た。そして委員長は和平の話をする。

 

英雄「F組とS組の恒久和平とな?」

 

真与「は、はい」

 

冬馬「私は賛成ですね」

 

小雪「トーマや飛翔が賛成ならボクも賛成!」

 

準「俺も賛成だ!F組委員長の話を断る理由がない!!」

 

飛翔「アハハハ・・・」

 

飛翔は準がいつも通りで苦笑いをする。このままあっさり和平が受理されると思ったが、そうはいかなかった。

 

「待つのじゃ!この様な山猿達と同等とは、納得がいかぬのじゃ!!」

 

「そうだぜ。F組の連中と仲良くしちまったら、こっちまで馬鹿が移るぜ」

 

その言葉に、クリスと一子は顔をしかめるが、大和の言いつけを守っている。

 

英雄「これは我の意思だ!それはつまり宇宙意思!!」

 

睨みながら言うと、反論してた連中は黙ってしまった。

 

飛翔「さすがは九鬼英雄だな」

 

一子「凄いわ九鬼君」

 

英雄「そうであろう一子殿!!」

 

一子に褒められて、嬉しそうに叫ぶ英雄であった。

 

不死川「な、ならば和平は認めるのじゃ。しかし、F組から一言欲しいものじゃな」

 

クリス「一言だと?」

 

不死川「そうじゃ。『F組はS組より劣っている』とな」

 

一子「なんですって!!」

 

不死川「それならば、此方達は和平を受け入れるのじゃ」

 

飛翔「・・・・・・」

 

俺は黙ったまま、不死川さんの言葉を聞いている。クリスも川神も我慢の限界に近づいている。そしてS組の連中は、更に追い討ちをかける。

 

「しかしよかったな甘粕。俺達の目に止まれば玉の輿だぞ?」

 

「これだから貧乏人は」

 

そこまで言った瞬間、その男は吹き飛んだ。飛翔の蹴りによって。

 

飛翔「いくらなんでも、言い過ぎだと思うぞ?」

 

笑顔のまま、倒れている男に言う。

 

「き、貴様!!」

 

飛翔「テメェに何の権利があって、そこまで人を馬鹿に出来んだ?」

 

「だ、誰に手を出したか分かってるのか!!」

 

男は飛翔に向かってそう叫ぶ。

 

飛翔「テメェだよクソ野郎。俺から言わせれば、テメェが偉いんじゃねぇ。テメェの親又はその上の人達が偉いんだよ。威張るなら、オメェで1から会社などを作って成功してから言え。これは、あんた等にも言える事だぞ」

 

不死川「な、なんじゃと!?」

 

飛翔「そうだろ?不死川の家も、昔の人がいるから、今があるんだろ?まさか、自分が今の不死川家を動かしてると本気で思ってんのか?」

 

不死川「ぐぬぬぬ・・・」

 

英雄「・・・・・・」

 

飛翔の言葉に、誰も文句を言えない。

 

飛翔「テメェ1人で、今の地位を築けんのか?英雄は、外交面や貿易で貢献してるみたいだけど、それも親の手伝いだろ?」

 

英雄「うむ。そう思われても、仕方ないであろうな」

 

飛翔の言葉に頷く英雄。

 

飛翔「それに、いい人材がいるからと言って、無理矢理九鬼に勧誘するのは人としてどうかと思うぞ?」

 

そこまで言うと、英雄の側にいるメイドが飛翔の首に短刀を突き付ける。

 

「それ以上、英雄様を侮辱しないで下さいね☆」

 

英雄「止めよあずみ!!飛翔の言う通りだ!!」

 

しかしあずみは、余程頭にきたのか英雄の言葉を無視した。すると飛翔は、あずみが持っていた短刀を蹴りあげた。

 

あずみ「なっ!!」

 

驚くあずみだが、理由は短刀を蹴りあげられたからではない。短刀を失った瞬間、飛翔から物凄い圧を感じたのである。

 

飛翔「悪いね。俺もクラスの奴がバカにされて、黙ってれる程おしとやかではないんだよ」

 

そう言い、飛翔はあずみを蹴り飛ばした。そのまま吹き飛んだあずみは、黒板に当たる。黒板はヒビが大きく入っていた。

 

あずみ「ガハッ!!」

 

そのまま床に倒れるあずみ。

 

準「おいおい、流石にやり過ぎじゃないか?」

 

「正当防衛だ。それに、あれでも手加減したんだ」

 

『!?』

 

その言葉に、教室にいた全員が驚くのであった。

 

冬馬「しかしどうしますか?」

 

準「だな。これ以上話しても、結果は変わらんだろうぜ」

 

「ならば、F組とS組で戦ってみてはどうかの?」

 

やって来たのは、川神学園の学園長である川神鉄心である。

 

真与「で、でも、喧嘩するのは・・・」

 

鉄心「喧嘩ではない。決闘じゃ。そして、その決闘の名は・・・川神大戦じゃ!!」

 

『川神大戦!?』

 

鉄心「ルールはこうじゃ!!」

 

鉄心さんは、黒板にルールを書く。

 

 

1・尖った武器禁止。レプリカもしくは峰打ちならば可

2・拳銃、爆弾禁止。矢は先端に指定の処理すれば可。

3・相手捕虜への尋問、拷問はご法度。

4・学園内の人間なら、何人でも助っ人呼んでよし。

5・学外からはの助っ人50人まで。

 

 

鉄心「では、決闘は1ヶ月後とする!!」

 

こうして、F組対S組との決闘が決まったのであった。昼休み、飛翔はいつものように屋上で昼食を食べている。

 

燕「へ~、そんな事があったんだ」

 

清楚「1ヶ月に決闘なんだ」

 

弓子「勝てるで候?」

 

飛翔「どうでしょう?向こうには小雪や弁慶達もいますし、葵がどんな助っ人を呼ぶか分からないですし」

 

百代「けど楽しそうだな♪因みに、私は今回S組の助っ人として既に呼ばれている」

 

小雪「ウェーイ♪モモ先輩がいれば強いぞ~!」

 

飛翔「ますます厳しい戦いのなりそうですね。まゆっちはどうするの?」

 

百代の言葉に苦笑いしながら、隣にいる由紀江に聞く。

 

由紀江「はい。私は既に大和さんに誘われていますので」

 

百代「まゆっちは今回は敵か。面白そうだな♪」

 

飛翔「ウチの軍師も、既に動いてる見たいですね」

 

弓子「私はまだ、声をかけられていないで候」

 

燕「私もだよん」

 

飛翔「その内くるでしょう。俺も助っ人を大和に推薦しておきますか」

 

そして昼食は終わり、大和にこちらでも助っ人を用意しておくと言って、家に帰るのであった。

 

飛翔「ただいま~」

 

天衣「お帰り飛翔」

 

飛翔「ただいま天衣さん。これから出掛けるから、準備して」

 

天衣「何処に行くんだ?」

 

飛翔「知り合いのところ。それと、その時に話をするから天衣さんもついてきて」

 

天衣「分かった」

 

飛翔は、冷蔵庫に入れてたタッパーを鞄に入れて出掛けるのであった。やって来たのは親不孝通りにある工場付近の一軒家。

 

天衣「ここに用があるのか?」

 

飛翔「ええ」

 

ドアをノックすると、ツインテールの女の子が出てきた。

 

「誰だよ・・・って飛翔さん!?」

 

飛翔「こんばんは天。釈迦堂さん達はいるかな?」

 

天使「いるよ。それより、そいつは?」

 

飛翔「それについても話をするよ。お邪魔していいかな?」

 

天使「飛翔さんなら大歓迎だぜ♪」

 

そして中に入ると、丁度5人ともいた。

 

釈迦堂「あん?お前さんがここを訪ねるなんて珍しいな?」

 

飛翔「どうも」

 

辰子「わ~♪飛翔君だ~♪天衣ちゃんも来たんだ~」

 

亜巳「珍しいね」

 

竜兵「で、俺達に何かあんスか?」

 

飛翔「実はね・・・」

 

飛翔は、1ヶ月後にある川神大戦に、助っ人として参加してくれないかと言う。もちろん天衣もだ。

 

天使「オモシロそうだな!!師匠!ウチ出たいぜ!!」

 

竜兵「俺様も賛成だ!いい野郎がいそうだぜ♪」

 

飛翔「竜兵、言っておくけど手を出したら分かってるよね?」

 

笑顔で竜兵に注意する飛翔。

 

竜兵「わ、分かってますよ・・・」

 

亜巳「さすがの竜も、飛翔を怒らせない事を学んだみたいだね」

 

飛翔「それで、引き受けてくれますか?もちろん天衣さんも」

 

釈迦堂「丁度そろそろ実践経験させたかった頃だ。受けてやるよ」

 

天衣「私も参加するぞ!飛翔の頼みなら尚更だ!!」

 

飛翔「ありがとう」

 

天使「辰姉にライバル出現だな」

 

辰子「負けないよ~!」

 

そんなこんなで、ウチのクラスの助っ人は確保したのであった。

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