真剣で料理人をやりなさい!?   作:シャト6

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第7話

百代「まさか、近くにこんな凄い奴がいたとはな!!」

 

「俺自身は、闘いは好きではないんですよ」

 

百代「だが、実力を私に見せたということは、戦う気はあるんだろう?」

 

ニヤリと笑う百代。そんな姿に少し溜息を吐く飛翔であった。

 

「ええ、乗り気ではありませんけどね」

 

百代「そんな殺気を出していて、説得力がないぞ?」

 

「それもそうですね。全力とはいきませんが、モモ先輩を足止めするには充分ですよ」

 

百代「言ってくれるな!(だが、この殺気は辛いな)」

 

「いきますよ!!」

 

百代「私を楽しませろ!!」

 

そして、飛翔と百代の闘いが始まった。

 

百代「いくぞ!無双正拳突き!!」

 

「おっと!!」

 

百代の攻撃を避ける飛翔。

 

百代「なんだとっ!?」

 

「驚いてる暇があるんですか?次はこっちから行きますよ!!」

 

そう言うと、飛翔は百代に向かって突進する。

 

粗砕(コンカッセ)!!」

 

百代「なにっ!?」

 

上空で回転しながら百代に蹴りをする飛翔。それを百代は腕でガードする。が…

 

百代「グアアアアアッッッッ!!!!!!」

 

「一応手加減はしていますので」

 

ガードした腕からミシミシと音が聞こえた。その衝撃で思わず百代は叫んでしまう。そして、2人の戦いを遠くから見てる釈迦堂達は・・・

 

弓子「す、凄すぎるで候・・・」

 

由紀江「はい。あのモモ先輩が蹴り一発で」

 

松風『ありえね~!ってか、まゆっちの刀使てね~じゃん!!』

 

そうなのだ。飛翔は由紀江の刀を持っているだけで使っていない。

 

釈迦堂「だが、あれでもかなり手加減してるぜ」

 

揚羽「あれで手加減だと!?」

 

亜巳「だろうね。飛翔の闘いは基本は刀技がメインだよ。だけど、一度だけあたし達は刀技以外の攻撃を受けたことがあるんだよ。それがあれだ」

 

その言葉に、一同は驚きの表情になる。

 

揚羽「川盛飛翔・・・面白い!!是非とも九鬼に勧誘したいものだ!!」

 

釈迦堂「あ~・・・それは止めとけ。九鬼の嬢ちゃん」

 

揚羽の言葉に、釈迦堂が待ったをかける。

 

揚羽「む?何故だ?」

 

釈迦堂「アイツは、自分の為か知り合いの為にしか戦わねぇ。九鬼に入っても、絶対に戦わないと思うぞ?」

 

天使「それに、飛翔さんは九鬼の強引なやり方を嫌ってるしな」

 

揚羽「強引だと?」

 

竜兵「俺も聞いたぜ?九鬼ってのは、いい奴がいたら、スカウトすんだろ?」

 

亜巳「けど、断れば九鬼の力を使って無理矢理にでも働かせるそうじゃないか?」

 

揚羽「そんな事はない!!」

 

釈迦堂達の言葉に大声で否定する揚羽。

 

釈迦堂「そうか?俺ぁ、お宅の金髪執事に無理矢理勧誘されかけたけど」

 

揚羽「・・・・・・」

 

その言葉に、揚羽は黙ってしまった。

 

天衣「前に飛翔が言っていた。『九鬼は確かに世界一の財閥だが、いくら気に入った人がいても、無理矢理勧誘するのはおかしい。九鬼に人の人権までどうにかする権利はない!』とな」

 

釈迦堂「まっ、あんたは違うみたいだけど、考えてから物事を言うんだな」

 

話終わると、視線を飛翔達に戻す。

 

百代「ハアアアアアッッッッッッ!!!!!!!!」

 

「オオオオオオッッッッッッ!!!!!!!!」

 

互いにぶつかり合い、衝撃波が生まれている。

 

「どうしました?技のキレが落ちてますよ?」

 

百代「クッ!!」

 

飛翔の攻撃を回復するために、気を使っているのだが、その気が底をつきそうなのである。

 

百代「まだまだだ!!瞬間回復!!!」

 

再び傷を瞬時に回復する百代。

 

「それに頼っている間は、いずれ誰かに負けるでしょうね」

 

百代「それはお前か?」

 

飛翔「さぁ?どうでしょうか」

 

微笑みながら、飛翔は攻撃を続ける。

 

「そろそろ向こうも終わりを迎えそうですね」

 

百代「私はまだいけるぞ?」

 

「いえ、これで終わりです」

 

すると飛翔は、由紀江が使っていた刀を一度鞘に納める。その瞬間、今までにない殺気を放出する。

 

『!?』

 

それを感じた百代を含めた一同は驚いていた。

 

釈迦堂「大将…まさかあれをする気か」

 

天使「マジかよ…」

 

燕「あ、あれって?」

 

2人の言葉が気になり質問する燕。

 

釈迦堂「ま~見てれば分かるぞ」

 

その言葉に、全員は飛翔を見る。

 

百代「恐ろしいな。ジジイと同等の殺気か」

 

「そうですか。悪いですけど決着させてもらいますよ!!」

 

百代「来い飛翔!!」

 

そしてお互い最後の技を出す。

 

百代「川神流…」

 

「一刀流居合…」

 

百代「無双正拳突きィィィィィィィィ!!!!!!!」

 

「獅子歌歌!!!!!」

 

お互いの攻撃がぶつかる。しかし、結果は一目瞭然であった

 

百代「なっ!?」

 

「俺の勝ちですよ…モモ先輩」

 

飛翔の攻撃は見事に百代に命中したのであった。そのまま地面に叩き付けられ百代は完全に気絶した。

 

「礼を言う」

 

飛翔はそう言い残し、再び煙草に火を点けるのであった。

 

由紀江「モモ先輩!!」

 

由紀江達は急いで百代の元に駆け寄る。

 

「大丈夫だ。気絶してるだけだ」

 

燕「で、でもあれだけの攻撃を喰らって!!」

 

「確かにそうだが、気を纏わせていない分モモ先輩なら一週間で完治するさ」

 

釈迦堂「みて~だな」

 

見ると百代は、静かな寝息をたてていた。

 

由紀江「ほっ」

 

すると、大戦終了を知らせる花火が打ち上がった。

 

鉄心「それまで!!勝者は・・・2年F組じゃ!!!!」

 

『えいえいお~!!えいえいお~!!』

 

勝利の勝鬨をあげているF組である。

 

釈迦堂「決闘も終わったし、俺達は帰らせてもらうぜ」

 

「お疲れ様でした」

 

辰子「じゃ~ね~飛翔君」

 

揚羽「我も帰るとするか。負けた弟に説教をしなければなるまい」

 

天衣「じゃあ飛翔、先に帰ってるぞ」

 

「了解です。料理は冷蔵庫にありますので」

 

天衣「分かった」

 

そして、揚羽さんと天衣さんも帰っていった。俺はモモ先輩を背負う。

 

「じゃあ、俺達も行きましょうか」

 

燕「そうだね」

 

弓子「行くで候」

 

そして大和達と合流した。

 

飛翔「大和~」

 

大和「飛翔!!」

 

飛翔「勝ったみたいだね」

 

大和「ああ、キャップが仕留めてくれた」

 

飛翔「なるほど」

 

大和「ところで、何で姉さんは寝てるんだ?」

 

飛翔「戦いに疲れたんでしょ。な?」

 

俺は3人に合わせるように目で合図を出す。

 

燕「そ、そうだね」

 

弓子「今回は、相手がたくさんいたで候」

 

由紀江「それで疲れて寝てしまったみたいです」

 

大和「そうだったのか」

 

モロ「モモ先輩が、疲れて寝るって相当だよね」

 

一子「けどお姉様、いい寝顔だわ」

 

ルー「なら、私が百代を預かるネ。君も祝勝会に参加するとイイヨ」

 

「お願いします」

 

ルー先生にモモ先輩を預けて、俺も祝勝会に参加した。すると、燕先輩が話しかけてきた。

 

燕「今日は、飛翔君の料理はないの?」

 

「それはまた、別に日に招待しますよ」

 

燕「分かったよん」

 

「その時に、まゆっちと弓子先輩も一緒に連れて来て下さい」

 

燕「は~い」

 

そして燕は飛翔から離れていった。

 

「さて、どんな料理でもてなそうかな?」

 

等と考えている飛翔であった。

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