AtoZの所持者≪改≫   作:GENERAL

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遅れて申し訳ありませんでした。
いやぁ大会は強敵でしたね……
数日間帰宅時間が22時半過ぎるのはもう嫌でち。


第18話 ハッピーライフ・ハッピーホーム・タm(ry

 ついに……

 

 ついにッ…………!

 

「俺は帰ってきたぞおおおおおォォォ!!!!」

 

 時は流れ、年すら跨いで季節は既に春。

 咲はおよそ六ヶ月ぶりにドイツに帰って来ていた。

 

「アホみたいに長かった……途中めげそうにもなった……!駄菓子菓子!だぁがしかし!今の俺はまさに自由!待ってろマイファミリイイイィィ!!!!」

「別にそんな急がなくたっていいじゃん、ここしばらく毎日電話してたでしょ?」

「それとこれとは別なんだよ!」

 

 それにしても本ッ当に長かった。

 ダブルの解析が終わった後も束は俺をドイツに帰らせる事を渋り続け、1週間前にようやく帰国の約束を取り付けたのだ。

 

 ちなみに五ヶ月前にはドイツ軍に繋がる番号を束に入手させ、それからはISをフル活用して毎日みんなと話していた。

 最初に話した相手はスネーク元帥でした。いやぁ驚いた。

 

「っと、送ってくれてサンキューな。助かった」

「もっと褒めてもいいのよ?」

「いや褒めてねえし」

 

 ちなみに今いる場所はシュヴァルツェ・ハーゼの寮の屋上である。

 束の自慢の小型ロケットで送ってもらいました。

 何でも絶対に衛星に感知されないんだとか。相変わらずぶっ飛んだものを造る。

 

「さーて景気付けに飛び降りるか!とうっ!」

「ちょっ、さっくんキャラ!キャラがぶれてるよ!」

「知ったことかああああぁぁぁ!!!」

 

 屋上から飛び降り、全身強化して着地。

 ここ数か月のクロエさん&束との特訓の成果か、発動速度と強度に磨きがかかった気がする。

 とりあえず100m程度の高さまでなら衝撃を緩和できる事はこの六ヶ月の間に確認した。

 こう……足の裏から魔力波(仮称)をだして、落下速度を低下させるのだ。

 そのうち空も飛べるようになるかもしれん。

 無理だけど。

 

「よっと。いきなり飛び降りるからびっくりしたよさっくん」

「俺は普通についてきたお前が怖いよ」

 

 細胞単位でオーバースペックとはよく言ったものである。

 一体何をすればこんな人間になるんだか。

 

「まぁいいや、とりあえず訓練場行きゃ誰かいるだろ!うおおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!」

「やれやれ……」

 

 

 

 

            ◆    ◆    ◆

 

 

 

 

「…………居ねぇ…………」

 

 勢い勇んで訓練場まで来たものの、誰も居ない。

 訓練をしていたような形跡も無かった。

 

「今日は休憩の日なんじゃないの?」

「そんなどこぞの神社じゃあるまいし……」

 

 昨日ちゃんと帰宅する旨を伝えておいたはずだ。

 ラウラの大喜びする顔が眩しかった。

 

「……とりあえず寮見に行くか。誰か居るかもしれんし」

「あいあいさ〜」

 

 

 

 

 

 

 

 しかし寮にも誰も居ない。

 というか当たり前だが全部屋鍵がかかってて確認しようがなかった。

 

「人の気配はしないから多分中にも居ないんだよな……残るは……」

「……さっくんの部屋だけ、かな?」

「つっても鍵無いんだけどな」

 

 まぁ念の為と言うことで、自室の前まで来た。

 とりあえず……

 

「ノックしてもしもーし」

 

 某波紋使いの如く拳でドアを叩く。

 当然ながら返事はない。

 

「鍵は……あれ?開いてる?」

 

 ノブを捻って引っ張ると、引っかかる事なく開いた。

 

 まさか敵襲が来たのかと思い慌てて部屋に入ると、途端に連続して破裂音が響く。

 

「なっ!?」

「咲の帰還を祝って!」

()——ッ!!」

 

 飛んできたのはクラッカーから飛び出した大量の紙テープだった。

 しかもバズーカタイプだからテープの量が多い。

 絡まって動けねえ。

 

「あ、あの……皆さん?」

「フッフッフッ……一度はコレをやってみたかったのだ……」

 

 そう言ってラウラが取り出した板には、『ドッキリ大成功』の文字。

 しかもご丁寧に日本語で書かれている。。

 って言うか……

 

「みんな日本語喋ってるのは何故……?」

「そりゃあ勿論……」

「咲を驚かせようと思って……」

 

 クラリッサ以外のみんなが流暢に日本語を話している。

 不思議な光景だ。

 

「日本ではこういったドッキリが流行っていると聞いてな!どうだ?ドッキリしたか?」

「あぁした。物凄くドッキリした。ただその前に……」

「む……何だ?ひょっとして文字を間違えたか?」

 

 慌ててボードの文字を確認しだすラウラ可愛い。

 いやそうではなくて。

 

「……ただいま」

 

 ハッとしてお互いに顔を見合わせるラウラ達。

 そして一斉に口を開き、

 

「「「「「おかえり!!」」」」」

 

 俺はようやく、本当の意味で帰ってきたのだった。

 

 

 

 

            ◆    ◆    ◆

 

 

 

 

「……異世界、ねぇ……」

「ラノベでは散々見た設定ですが……」

「まぁ正直、あまり驚くことではないな」

「軽っ?!」

 

 テープやら何やらの片付けを終えてみんなに俺の事情を話すと、何故かあまり驚かれなかった。

 解せぬ。

 

「向こうとこちらの違いは「ISが有るか無いか」だけなのだろう?まぁ神が実在するというのには驚いたが」

「アレを神と呼んでいいのかはよく分からんけどな……」

 

 失敬な、と何処かから声が聞こえた気がしたが気にしない。

 

「それにその……日本語で言うと……」

「魔力的な何某?」

「それだ。アレを見せられたら大抵の事では驚かなくなると思うぞ?手からビームが出る人間などそうそう居ない」

「あー……確かに……」

 

 最早使うことは生活の一部のようになっていて気付かなかったけど、この中で一番人外じみてるのは俺だったな。

 順調に危ない方向に染まっている気がする。

 

「むしろ私が一番驚いたのは年齢ですね……まさか同い年だったとは……」

「あー、まぁ向こうでは18歳だったしな」

「弟が一転お兄ちゃんに……コレは新ジャンルの予感が!」

「ねぇから」

 

 この隊の中ではクラリッサが一番年上だったので、必然的に俺も最年長という事になる。

 しかも誕生日はクラリッサの方が遅いので俺の方が一応年上という事に…

 

「まぁとりあえず、これからもよろしくって事で」

「うむ!あぁ、そういえば元帥閣下が呼んでいたぞ?」

「自由への逃走!」

「あ、こら!窓から逃げるな!」

 

 どうせ碌でもない事に決まっている。

 寮の外に生える木の上を飛び回りながら、久々の我が家を堪能したのだった。

 

 

 

 

 ――ちなみにものの数分で元帥閣下直々に捕まえられました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……束さんはいつまで此処にいればいいのかなー?」




さぁてようやく原作入りです。
どうなる事やら。

そういえば、番外編とか書いた方が良いんですかね?
と言うか書きたいです。
ギブミーネタ。
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