いやあんな物書いてた私が悪いんです。ええ。
……高評価付いちゃったけどどうしよう……(本音)
-追記-
この前これまでの話の誤字やら何やら一気に書き直しました。
少しだけ追加した場面もあるのでよろしくお願いします。
「さて、代表決定戦は一週間後と連絡が来たわけだが、一夏君?」
「ISは借りられませんでした……」
「……俺の方もアリーナは使えないって言われた……」
今居る場所はIS学園武道場(小)。
大きい方は部活で使うそうなのでこちらだけ貸してもらった訳だが、俺も一夏も揃って頭を抱えていた。
今の会話で大体察してもらえたと思うが、まぁ、うん。
『模擬戦が出来ない』のだ。
「他の奴らの熱意を甘く見てたな……まさか入学初日から予約殺到してたとは……」
「使えるのは早くても3週間後だってさ……」
「「ハアアァァァァ…………」」
2人揃って特大のため息をつく。
いくら専用機を持っているとは言えそこらで勝手に展開するわけにはいかず、アリーナを借りれば使えると言われていたのだが……
「クソッ、こうなったら女生徒になりすまして強引に……」
「絶対嫌だ!」
「えー」
けっこう女装似合うと思うんだがなぁコイツ。
イケメンだし。イケメンだし。
大事なことなので以下略。
「ところでさぁ、さっきから気になってたんだけど……」
「?」
「……なんで箒さんいるの?」
道場の隅っこでさっきから素振りを繰り返していたのは、この前一夏を連れて行った箒さんだった。
篠ノ之さんと呼ぼうとしたらその呼び方は嫌いだと言われたため、名前で呼んでいる。
「あぁ、なんか俺が武道場行くって言ったらついてきたんだよ」
「……ははぁん?」
つまりあれですか、ホの字って奴ですか。
え、言い方が古い?
「まぁ今は置いとくか。さて一夏、ISが使えないとなればやる事は一つだ」
「な、何をやるんだ?」
「徒手空拳の練習」
「へ?」
「だから、徒手空拳の練習」
「としゅ……?」
なんだ知らんのかコイツ。
ちなみに徒手空拳というのは要するに身一つの状態の事だ。
仮面ライダージョーカーの戦闘スタイルとも言う。
「ISに搭載されている武器は基本的に高性能すぎるからな。逆に言えば武器がないと何もできなくなる奴も少なくない(筈だ)」
「えっと……つまりその状況での戦闘トレーニング、って事か?」
「ざっつらい。と言うわけでやるぞー、構えとけー」
「え、今すぐかよ?」
「当然」
とは言えいきなり硬い床の上でやるのは一夏が危ない為、柔道用と思われる畳の上に移動する。
ここ柔道部なんてあったっけ?
「先ずは基本、パンチからやってみよか。ほいどうぞ」
「あ、ああ……ふっ!」
「腰が入ってない。もっと全力で俺を吹っ飛ばすつもりで」
「ぐっ……ハァッ!」
「もう一発!」
「うおおおおぉぉぉ!!」
◆ ◆ ◆
「……もう、限界だ……」
「おー、まぁまぁマシになったんじゃね?少なくとも最初よりずっと良い」
「それは……何より……」
とりあえず三十分一夏のパンチを受け続けたが、飲み込みが早いのかかなり力の入れ方が上手くなった。
主人公恐るべし。コイツ苦手な事無いんじゃなかろうか。
「仮に武器を持っていても、接近していきなり殴られれば誰だって驚く。勿論武器無しで戦っても良い」
「いや、流石にそれはキツイだろ……」
「ちなみに俺はそうするつもりだ」
「……マジで?」
「マジで」
正直な話、俺はあまり武器の扱いが上手くないのだ。
シュヴァルツェ・ハーゼで銃を撃った時にも結局あまり上達しなかったし、剣なんて持てば自分を斬りかねない。
ジャーヴィスのアシストが入るIS戦ならともかく、生身で武器を使う事はこの先無いんじゃなかろうか。
「じゃあ次は応用編だけど……これは例を見せたほうが早いな。おーい箒さーん」
三十分ずっと素振りをしていた箒さんに呼びかけ、少しこちらに来てもらう。
少し不機嫌そうだけどまぁ気にしない。
「……何だ」
「や、一夏に色々レクチャーしててさ、少し協力してくれんかね?」
「別に、私に出来ることなど何も……」
「……一夏との仲が進展するかもよ?」
「!」
後半小声で言った内容に箒さんは思いっきり反応した。
やっぱり惚れてるじゃないか(歓喜)
「し、仕方がない、協力してやる。一夏、私がやるからには手は抜かせんぞ。良いな?」
「あ、あぁ……」
突然態度が変わった箒さんに戸惑いながらも返事を返す一夏。
まぁこの二人は放っておいても良いだろう。今は他にライバルもいないっぽいし。
……いないよね?中学で彼女作ってたりしないよね?
いやでも幼馴染って言ってたから既に婚約してるとかいうお約束的なアレな可能性も……
「咲ー、どうしたー?」
「いや何も?ちょっとぼーっとしてた」
とりあえず後で聞いてみるとして、今は特訓に集中しよう。
まずは……
「じゃあ箒さん、俺に向かって竹刀振ってみて。適当に」
「な……防具も無しに危険だ!怪我をさせてしまうぞ?」
「ダイジョーブダイジョーブ。何かあっても俺の責任だから。な?」
「……本当に知らないからな?」
武道場の真ん中で向かい合い、箒さんは中段の構えを、俺は特に構えを取らず、両手を少しだけ上げて準備をしておく。
「では、いつでもだうぞ」
「……ッ!」
正面から向かってくる箒さんは竹刀を振り上げ、面の構えを取る。
そしてそこから振り下ろされる攻撃を……
たしっ。
「「は?」」
一夏と箒さんの声がシンクロする。
「いや待て、何だ今のは?」
「何って、受け流したんだよ」
「そうではない!一体何をどうやったらそんな音で受け流せるんだ!たしって言ったぞたしって!」
「いやこう、手の甲を使って」
「も、もう一回見せてくれないか?咲」
俺はただ単にどこぞの師匠を真似ただけなんだがなぁ……
ほら、鋼で錬金術師な漫画の。
幼少期の修行中のアレ。
「ぜあああああ!!」
たしっ。
「何故だああああ!!」
「いや何故って言われても……」
目の前から来ることが分かってるんだから出来て当たり前だろう?見てから回避……はしてないけどまぁこの程度なら隊のみんなも出来る。
流石に気配消して来られたり力が強すぎたりしたらどうしようもないが。閣下みたいに。
「この受け流し技は色々と応用が利くからな。ハイ一夏君行ってみよう」
「一夏……覚悟!」
「え、ちょ、流石にいきなり本番は無理が……」
アッーーーーーー
◆ ◆ ◆
「……今日はこの辺でやめとくか」
「ぜぇ……ぜぇ……も、もう……駄目……だ……」
がくり、と膝をついて倒れる一夏。
頭から煙が出ているけどまぁ、いいか。
前半は当たりまくっていたが後半からはどんどん音が良くなってたし、手にかかる負担も減っていただろう。
これだから主人公は。
「箒さんもありがとうな。助かった」
「あ、あぁ……流石に私も疲れた……」
一夏のようにぶっ倒れてはいないが肩で息をしている箒さん。
束の事を話しておこうかと思っていたが今は良くないだろうし、また今度にするか。
「じゃあコイツ部屋まで運ぶから、肩の方持ってくれ」
「ふぇっ!?……こ、こんな……一夏の顔が近くに……」
「はいいっちにーさんしー」
俺は足を持ってやり、真っ赤な顔で一夏を抱える箒さんをニヤニヤしながら眺めつつ部屋に戻るのだった。
道中で一夏が奇異の目で見られていたけど関係ないよねっ。
そういえば艦これ始めて早3ヶ月、ようやくリベちゃんを手に入れました。嬉しすぎてボロ泣きしてました。ええ。
そして4-5ぐるぐるしてるうちに響が65レベに。
待ってろヴェールヌイ……