GATE 〜自衛隊彼の刻にて艦娘と共に戦えり〜   作:ハガル民

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最近では感想?なんかもいただき、著者はハイテンションであります!
できるだけ分かりやすくを目標にしておりますが、ご要望などがあれば、ぜひおっしゃっていただければ可能な限り対応させていただきたいと思います。
それでは、今回もお楽しみください^^


第6話 思い抱いて

部屋を出た瞬間、金剛は御船に飛びつき、キスの嵐を浴びせる。

 

「離せ!コラ!離せぇ!降りろォ!」

 

「離さないデース!」

 

金剛は内心、嬉しかったのだ。

 

どんな形であれ、御船は彼女を元の世界に帰そうとしてくれた。

 

それに、もし装置ができれば、彼は自分たちの為にも、

 

こちらで戦ってくれると言った。

 

勘違いでも構わない。

 

それは昔見た、彼女たちを救った英雄と姿が重なったからであった。

 

「金剛、一体どうしたんだ?」

 

「ふふっ、なんでもないネ」

 

嬉しそうな金剛を見て、御船も悪い気がしなかった。

 

そこにある男が現れた。

 

「おっ、御船三等海佐じゃないですか」

 

「・・その声は・・伊丹耀司三等陸尉か」

 

普段会う事がそうない彼らはお堅い挨拶を交わした。

 

すると、

 

ぶっ・・くっくっくっ・・と

 

二人して笑い始めた。

 

「久しぶりだな、御船」

 

「えぇ、伊丹さん、お久しぶりです」

 

「おいおい、さん付けはやめてくれって毎回言ってんじゃないかよ〜」

 

と伊丹はボリボリと頭を掻きながら面倒くさそうに言った。

 

「ふふ、それは難しいですね、

 

 伊丹さん、俺の先輩ですもん」

 

「それを言ったらお前なぁ、俺のが階級低いんだよ〜?

 

 だからさぁ、気にすんなって」

 

御船も分かりました、と言いながら頭を掻いた。

 

「・・そういや、伊丹さんはどうしてここに?」

 

「ちょっと昨日、いろいろあってな・・

 

 御船、お前こそなんで?

 

 そもそも今、海の上に居るはずじゃ?」

 

「えぇ、俺も昨日・・」

 

続きを話そうとするも、先ほど出てきた部屋から、

 

今度は伊丹が呼び出された。

 

「あぁっ、わりぃ!呼ばれちゃったよ・・御船!

 

 また飯でも行こうぜ!」

 

「はい、期待して待ってますよ」

 

手を振って伊丹を送った。

 

「伊丹さんも、あそこに・・?まさか・・な」

 

二人に放置されていた金剛が口を開く。

 

「ヘーイ!私を網の外にしないで欲しいデース!」

 

「蚊帳の外だよ・・」

 

「えっと、それでミフネ、さっきのイタミって人は、

 

 何方デス?」

 

「うん、あの人は陸上自衛隊、三等陸尉をやってる、

 

 階級こそ俺のが上に居るけど、あの人には頭が上がらないよ」

 

「そんなに凄い人デス?」

 

 私にはそう見えマセンでしたが・・」

 

「そうだね、でも俺にとっては、凄い人なんだよ」

 

金剛は暫く不思議がっていた。

 

その反応は正しかった。

 

「さて、金剛、えっと、帰ろうか」

 

「イエース!紅茶が飲みたいネー!」

 

「あんまり飲みすぎんなよ?」

 

「ミフネのマザーが送ってくれた紅茶の葉っぱ、

 

 美味しいから仕方ないデスネ」

 

「ったく・・ほどほどにな・・」

 

御船は、今感じられる平和を謳歌したかった。

 

門がつながった先にはあまり期待していないからだ。

 

そして不意に金剛がある質問を口に出した。

 

「ミフネは、私たちの世界に来るの、怖くないデスカ?

 

 決して戻ってこれるとは限りマセン、

 

 それでも、ミフネは良いのデスカ?」

 

「だとしても、守りたい約束があるからな。

 

 親父にいつか強くなったら誰かを助けてやりなさい、

 

 って教えられたからね、

 

 もし、そこで死んでしまったとしても俺は誰も

 

 責めたりはしないさ」

 

金剛の足取りは重くなる。

 

御船は振り向くと、足下へポタリ、ポタリと

 

雫が溢れた。

 

「お、おい、泣くな!お願いだから!ね!?」

 

「ゴメンナサイ、でも、私嬉しくて・・」

 

「あー・・うー・・良いから帰ろう!?

 

 紅茶でパーティしよう!?」

 

御船は女の涙に弱いのであった。

 

そして、二人は再び家路へと着いた。

 

その後、何事もなく時間は流れた。

 

「金剛とのティータイムのお菓子で俺の金も流れてったけどな」

 

 

 

〜夕張からの連絡から二日目(7/9)〜

 

上からの命令で、御船と金剛は少しの間、

 

休暇が与えられていた。

 

明日が、夕張からまた通信が来る日か。

 

そう思いながら、アニメの続きを見るためにテレビをつける。

 

つけたばかりのテレビには、

 

ニュースが流れ、そこには御船がよく知る人物が映っていた。

 

「い、伊丹さん!?」

 

新聞を取らず、この二日間アニメを見続けていた

 

御船は伊丹と同人誌即売会に何があったか知らなかったのだ。

 

そこへ金剛が起きてきた。

 

「この人は・・エー、イタミ・・サン?」

 

「うん、やっぱりこの人は凄いよ」

 

アニメを見ることを忘れ、伊丹が大臣から表彰を受ける瞬間に釘付けにされていた。

 

それは、昨日の出来事だったらしい。

 

スマートフォンを手に取り、

 

伊丹へと電話をかける。

 

『ぶわぁ・・ふ・・ふぁぁああ・・もしもしぃ?』

 

『あぁ、伊丹さん、すいません、起こしちゃったようで』

 

『んん、いや、別に暇だったし、構わないよ』

 

『良かった、伊丹さん、今日は出勤あるん・・すか?』

 

『いんや、昨日ちょっと色々忙しかったから

 

 サービスで今日はおやすみよん!』

 

『じゃあ、一緒に飯でもどうです?』

 

『おっけぇ、じゃあ、いつものとこねぇ、ふぁ・・ぁ』

 

ブツン・・

 

「よし、金剛、昨日買った服着て飯行こう!」

 

「oh..あれ着て良いデース?」

 

「もちろん、出かけるために買ったんだからさ!」

 

御船はどうやら、金剛と居る少し女性への耐性がついてきたようだ。

 

着替えを済ませ、二人は家を出た。

 

何処か、胸を躍らせている自分が居るのを御船は感じていた。

 

 

 




どうも!おおよそ一週間近くぶりの更新になりました。
お待たせしてしまってすいません。
なかなかリアルが忙しくて、来週はテストでなおのこと更新遅くなりそうですが、
ご了承ください!
それでは、今回もお読みくださり、ありがとうございました!
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